十三非常階段
●トランスフォーマー プライム  EZコレクション EZ-03 スタースクリーム
TF PRIME EZ Collection EZ-03 STARSCREAM G5229

実写映画TFアニメイテッドのデザインを掛け合わせたかの様な
トランスフォーマー プライム』のロボットデザインの中でも、
スタースクリームアニメイテッドの影響が強く感じられる。

スリムな体型や細長い手足、鉤爪等は個性的な特徴にもなっており、
更に狡賢い性格が一目で分かる様な頭部デザインも興味深い。

歴代スタースクリームとは趣きを異にする、
新たなスタースクリーム像が提示されたと言えるだろう。



EZ Starscream P5273
  ◆ 名前 : スタースクリーム

  ◆グループ: ディセプティコン

  ◆ 役割 : 航空参謀

  ◆ 変形 : ジェネラルダイナミクス
         F-16 ファイティングファルコン

  ◆シリーズ: トランスフォーマー プライム

  ◆ 発売日: 2012年3月31日

  ◆ 価格 : 1000円




Transformers PRIME EZ Collection STARSCREAM package

パッケージ

トランスフォーマー プライム』シリーズのEZコレクションは、
日本版TFのパッケージでは珍しい圧着タイプのブリスターパックを採用。

カンタンヘンケイ”と謳い手軽な事をアピールしているが、
役割以外のキャラクターデータが一切記載されていない事は、
少々物足りなさを感じると言わざるを得ない。




F-16 Fighting Falcon Starscream P5251

ビークルモード

20世紀後期のアメリカの主力戦闘機であったF-15は、
非常に高価な機体で数を揃える事が難しかった為、
これを補完する目的で低コストの戦闘機として
開発された軽量戦闘機がF-16である。

単座のF-16A、複座のF-16Bを基本とし、
様々なバリエーションの機体が開発され、
世界各国で運用されている。



F-16 Fighting Falcon Starscream 5243

リア

実機と比べるとキャノピーや機体後部の形状が大幅に異なるが、
アニメ設定でもF-16を基にしながら
アレンジされたデザインを採用している。

アニメに登場するスタースクリームのジェットモードを
再現したという点では、EZコレクション版
サイズを考慮すると納得の出来映えである。




EZ Collection EZ-03 STARSCREAM GP5237

付属する二つの武器は主翼下の3mmジョイントにマウント可能。
ミサイルの造形もあるので、ジェット機モードにも似合っている。

ノーズコーンの分割線が目立つ物の、軟質素材を使用して
安全面も考慮している等、目を見張る箇所も多い。



EZ Collection STARSCREAM GP5232

ジェット機タイプTFの伝統となっているランディングギアは、
EZスタースクリームには無い事が残念な仕様である。

下方から見るとロボットのボディが露出しているが、
簡単な変形でアニメでの特異なロボットモードと
実機に近いジェット機モードを両立させた手腕は評価したい。




スタースクリーム、トランスフォーム!
TF PRIME EZ Collection STARSCREAM Transform





EZ Collection EZ-03 STARSCREAM P5276

ロボットモード

手足が長くすらりとした長身のスタイルに加え、
頭部が胴体より前方に位置する事で
アニメ設定の猫背の様な雰囲気が再現されている。

カラーリングもグレーとブラックを基調とし、
アニメ版のイメージそのままである。



EZ Collection EZ-03 STARSCREAM PP2

リア

日本ではEZコレクションのカテゴリーとされたが、
海外では『サイバーバース』シリーズに組み込まれており、
スタースクリームは大きいサイズのコマンダークラスである。

コマンダークラスは小サイズのリージョンクラスよりも
変形、スタイル共に大幅に完成度が高くなっている。




EZ STARSCREAM G1119

『こそこそとして卑劣なスタースクリームは、
常に策略を巡らせている。

彼は一つの目的の為に数ヶ月、
或いは数年にも及ぶ計画を構築している。

それはディセプティコンのリーダーの座を奪い取り、
最終的に全てのオートボットを破壊する事である。』




EZ Collection STARSCREAM K454596

テックスペック

・体力 : 8
・知力 : 7
・速度 : 9
・耐久力: 6
・地位 : 9
・勇気 : 3
・火力 : 9
・技能 : 10




EZ Collection STARSCREAM Missile Cannon 5312

ミサイルキャノン

側面にミサイルが設置されているレーザー兵器の様な武器。

TFプライムEZコレクションには、この様な
軟質素材のクリアーパーツの武器が付属する。


キャラクター設定及びテックスペック、武器名称は
海外のサイバーバース版からの引用。



Cyberverse STARSCREAM TF PRIME

グリップは2箇所に設けられているので、
武器は縦に保持させる事も可能。
その複雑な形状から剣や槍の様にも見える。

又、別売りのEZコレクションに付属する武器と
合体出来る為、様々なカスタマイズが楽しめる。




EZ Collection P5289

EZスタースクリームの可動面は非常に優秀で、
首は上方に向ける事が出来、肩と股関節には
ボールジョイントが使用されている。

腕部は二の腕と肘の軸可動により二重関節の様になっており、
膝は変形の都合、180°折り込む事が出来る為、可動範囲が広い。

又、足首も回転可能で、細身で倒れ易い
スタイルのバランスを取る事に一役買っている。




Cyberverse STARSCREAM GP5360

集光ギミック

背中側は赤いクリアパーツで構成され、背部から光を当てると
ボディの前面に露出したクリアパーツが光って見えるギミックを内蔵している。

胸部には目、腹部には口と牙の様なモールドがあり、
スタースクリームの胴体は顔の様な
デザインが取り入れられている事が分かる。

海外版TFプライム シリーズは電飾ギミックを搭載したアイテムが多数あり、
日本でもEZコレクションの大型ビークルアイテム、EZ-10 スターハンマー
EZ-15 エネルゴンドリラー等の発光ユニットと連動して楽しむ事が出来る。





STARSCREAM GP5317

TFプライム・スタースクリームの行動は
難渋する描写が多く、苦労人というイメージが濃厚だ。

軽薄で詰めが甘いという性格は
従来のスタースクリーム達の物と共通し、
更にコミカルに描かれている為、
コメディリリーフと紙一重のキャラクター設定である。



Transformers Prime STARSCREAM 66621

軍団の指揮を執る際には部下から信頼されておらず、
サウンドウェーブの動向を気に掛けて及び腰になり、
メガトロンには見限られてお払い箱にされ、
あまつさえ人間であるサイラス
メックの兵士達にも翻弄される。



EZ Collection EZ-03 STARSCREAM GP6565P

窮地に陥れば、敵であるオートボットにすら
助けを求め縋り付く事も辞さない為、痛々しいほどだ。

歴代スタースクリームの個性となっていた
プライドだけは人一倍”という設定すらも
かなぐり捨てたTFプライムスタースクリームは、
名前こそ受け継いでいる物の完全な別キャラにも見えてくる。



Cyberverse STARSCREAM with TERRORSAUR P5365

ディセプティコンの副官であり部下を指揮するシーンも多々あるが、
従来のスタースクリーム達よりも格下に見えてしまう。

頭部の一本角も鶏冠に似た雰囲気がある為、
ビーストウォーズ』のテラザウラーとイメージが重なる。

原語版吹き替え版TFプライム・スタースクリーム
テラザウラーは、双方共に高い声のキャラクターとして
描かれている為、類似性を強く感じる。





TF PRIME STARSCREAM P5300

TFプライム版スタースクリーム
特徴として頭部の一本角があり、
歴代のスタースクリームには無い要素である。

EZコレクション版では、アニメ設定と同様に
角が赤く塗装されている事で
劇中イメージの投影に成功している。



EZ Collection STARSCREAM MRT556

TFプライム・スタースクリームは3タイプのトイがあり、
ギミックやサイズの存在感ではボイジャークラス
アニメ設定に最も近いスタイルを誇るのはファーストエディション
カラーリングではEZコレクションと、
それぞれに長所がある事が分かる。




EZ Cpllection TF Prime STarscream P5374

スタースクリームの伝統として『裏切り者』、『狡猾』である事は
受け継いでいるが、TFプライムスタースクリーム
臆病』という性格を最も前面に出した形で描かれている。

テックスペックの勇気の数値も歴代スタースクリームの中で最も低く、
最早、臆病者である事が個性の一つに昇華していると言えよう。

この様な思わず笑いを誘う設定を与えられている事が、
スタースクリームというキャラクターが
ファンに支持される所以なのだろう。







slimP5399669.jpg

⇒ ◆参考にならない比較◆







テーマ:ホビー・おもちゃ - ジャンル:趣味・実用

コメント
カラーリングと眼の大きさのせいか顔も劇中によく似ているんですね。EZコレクションに括られているとはいえ、さすがコマンダークラス。
初代スタースクリームは玩具ありきで性格などは後付けだったのに対し、今や性格を元にデザインされているような感じですね(笑)。
初代が放映された時は、玩具が先に知られていただけにスタースクリームやサウンドウェーブのようなカッコいいロボが悪者側にいるのが不思議でなりませんでした。まさかここまで名物キャラとして定着するとは・・。

ちょっと話逸れてしまいますが、最近EZビーコンを開封したら、クリフの説明書が入っていました(笑)。パッと見手足を収納するだけに見えたので、「え?簡単すぎでしょ・・」と思いながらいじったものの頭の収納がわからず、つくもさんの記事にお世話になりました。
2012/07/16(月) 00:55:42 | URL | チャックルベリー | [ 編集 ]
>チャックルベリーさん
コメントありがとうございます!

日本だとEZコレクションの名前でちょっと損してる気もしますね、
『サイバーバース・コマンダークラス』の方が何となくカッコイイかも(笑)
EZスタースクリームは、雰囲気はかなりよく再現されてると思います、赤いツノがイイですねー。

初代TFの面々は、ある意味全キャラクターがヒーロー側の
デザインでしたから、皆カッコ良くインパクトがあったのかもしれませんね、
ジェット機ロボやカセットマン等、元シリーズでは正義の味方として造られてましたし。
メガトロンだけはミクロマン時代もパッケージの絵が悪人面でしたが(笑)

仰る通りスタースクリームはTFの代表格になりましたね、
コンボイやメガトロンよりも人気ありそうですw

>ビーコン
記事見て頂いてありがとうございます、お役に立てたなら嬉しいです。^▽^
しかしクリフの説明書が入っているとは珍しいですね、生産がベトナムになったからまだ慣れてないとかw?
2012/07/16(月) 22:47:05 | URL | つくも | [ 編集 ]



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