十三非常階段
●X-MEN  MUTANT ARMOR  ヘビーメタル ビースト
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アメコミのフィギュアはマクファーレントイズが打ち出した
スポーンの爆発的な人気の影響により、スポーンフィギュアと同じ
6インチサイズのフィギュアが主流となった。


1990年代、トイビズのフィギュアがまだ5インチの物が一般的であった頃、
最も人気を博したのはX-MENシリーズであり、コミックやアニメに
登場する物はもちろん、トイオリジナルのフィギュアも多数登場した。

その中には謎に満ちた珍奇なスタイルの物も存在する。



Imgp5452.jpg  ◆ 名前 : ヘビーメタル ビースト

  ◆ 本名 : ヘンリー・フィリップ・マッコイ

  ◆ チーム: X-MEN


  ◆シリーズ: X-MEN MUTANT ARMOR

  ◆ 発売 : 1996年

  ◆ 価格 : 日本未発売





heavymetal beast package

パッケージ




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フロント

X-MEN結成時の初代メンバーの一人で、
脅威の運動能力と怪力を誇る一方、
頭脳明晰な生物学の権威でもある。

ユーモアとウィットに富み、
詩人という一面も持っている。



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リア

手足が大きく野獣の様な外見を持つ為、
通常の人間の姿に近づけたいと自ら行った
実験の失敗により更にミュータント化が進み、
全身を青い体毛が覆う姿になってしまう。

X-MENの主要メンバーの一人だが、
アベンジャーズの一員として活躍していた時期もある。




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90年代はマーベルコミックスの作品が数多くアニメ化された時代であった。

X-MENを筆頭にアイアンマンハルク等がアニメ化され、
それに伴ない数多くのフィギュアが発売された。



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TVアニメ終了によりフィギュアシリーズも終止符を打たれる事は
よくある事だが、開発されていたにも拘らず、アニメ放送が無い為
需要が見込めずにお蔵入りになってしまうトイも存在する。



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ヘビーメタルビーストは、この様な数奇な状況を経て
誕生したトイオリジナル設定のフィギュアだ。

ベースとなっているのはアイアンマンシリーズの為に用意されていた物で、
アイアンマンのアニメ終了の為に未発表となっていたフィギュアを
X-MENシリーズに組み込む為に頭部だけ挿げ替えてある。




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体格の良い素体を選んではいる物の、
ビーストは本来、類人猿やゴリラに近い体型なので
前傾姿勢でない事が違和感を与え、脚も長過ぎる感は否めず、
ビーストとしては妙にバランスが悪いスタイルに見えてしまう。

これは元々関連の無いフィギュアに、
半ば無理矢理にビーストの頭部を取り付けている為だろう。



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後ろから見るとよく分かるが、首の太さが全く異なる。
背中には用途不明になってしまった余分な二つの穴も開いたままである。

何の修正も施されないまま商品化する大雑把さが、
“売れれば何でも良い”というアメリカ資本主義の真髄なのだろう。



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頭部は1994年に発売されたビーストのファーストモデルの物を
そのまま流用しているが、94年版とは成形色が異なり
髪の色が紫掛かっている等、こだわりを見せる部分もあるのだが、
「他に気を使うべき所があるだろう」と思わずにはいられない。

無理矢理感溢れる頭部は一応回転は出来るのだが、
径が合っていない為か非常に硬く、無理に回せば破損する恐れがある。





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巨大なミサイル砲が付属。

クリアイエローのミサイルは予備も含め2本付属する。

アーマーに加え重火器は益々ビーストに似合わないのだが、
そのアンバランスさこそ、このフィギュアが目が留まる要素でもある。



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キャノン砲後部に突き出ているミサイルのバーを
引っ張り、離すとスプリングにより発射される。

ストッパーやスイッチは無く、このギミックを使用する時は
ミサイルはすぐにリリースされるので誤射の心配は無い。




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ミュータントアーマーシリーズは全5種類で、
その中のビーストウルヴァリンプロフェッサーX
3体がアイアンマンでお蔵入りになったフィギュアを基に
頭部を挿げ替え、配色を変更した物になっている。



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アーマーがメッキを施されている面もアイアンマンシリーズの
特徴であった仕様で、そのまま受け継いでいる。

アイアンマンフィギュアシリーズは、そのキャラクター性から
アーマー着脱を主なギミックとしていた。

従ってヘビーメタルビーストのアーマーも取り外す事が出来る。




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アーマーを外すとビーストとしてのバランスは更に悪くなってしまう。
頭部だけ異様に浮いていて、素人が作ったカスタムフィギュアの様である。

最早、恰好良いとかスタイルがどうこうといったレベルでは無いのだが、
この奇妙なフィギュアは他には無い桁外れの存在感を備えている事は間違いない。



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付属パーツ一式

ヘビーメタルビーストの遊びの本筋はアーマーを着脱出来る事にあり、
メッキ処理を施されたパーツが豊富に付属する豪華なイメージのセットだ。




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腹筋や腿のモールドからビーストよりもコロッサスの方が
マッチしている様に思えるが、ミュータントアーマーと同年に発売された
バトルブリゲイドシリーズでコロッサスのニューバージョンが登場していた為、
キャラクターの重複を避けてビーストが選ばれたのかもしれない。



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相当数に上るTOYBIZ・X-MENフィギュアシリーズの中でも
ヘビーメタルビーストは、その奇天烈さではトップクラスだ。

正統派よりオリジナリティ溢れる物を求める感覚を持つ者にとって、
“心に響く何か”を放っているこのフィギュアは最上の物となる。

怪しさや奇妙さを欲する心理は万人の中にある物なのです。






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◆参考にならない比較◆





⇒ オリジナルX-MEN ビースト `
⇒ スーパーシューター ビースト







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