十三非常階段
●トランスフォーマー マイクロン伝説  MD-05 スラスト
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TFマイクロン伝説のストーリ中盤に登場したスラストは、
知略に長けた参謀として活躍する知性派のデストロンだ。

ノーズコーンが位置している稀に見る頭部形状や
ジェットノズルがそのまま腕になる特徴的なスタイルも記憶に残る。

ウェザリングや迷彩が施された実機モチーフのジェットモードも、
SF色が強いビークルモードが多い他のマイクロン伝説トイとは一線を画していた。



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  ◆ 名前 : スラスト

  ◆グループ: デストロン 

  ◆ 役割 : 軍師

  ◆ 変形 : ロッキードマーティン・F-35 ライトニングⅡ


  ◆シリーズ: トランスフォーマー マイクロン伝説

  ◆ 発売 : 2003年6月中旬

  ◆ 価格 : 1980円





M thrust package

パッケージ




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ビークルモード

統合戦闘攻撃機を意味するJSF(Joint Strike Fighter)計画は
アメリカとイギリスが中心となって進められ、空軍・海軍・海兵隊の戦闘機を統合し、
各国の主力戦闘機を基本的に同じ機体で統一する事でコストダウンを図るという物である。

この計画から開発されたF-35は計画で要求されたステルス性と兵器搭載能力を確保し、
エンジンノズルを下方へ偏向するスラスト・ベクトル・ノズルと
コックピット後方に装備したリフトファンにより下方に向かって
空気を噴出する事で、垂直離着陸を可能にしている。



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リア

主翼の形状が多少異なる物の、コックピット両脇の鋭角な形状のエアインテークや
機体中央のリフトファン等、全体的なシルエットは実際のF-35を再現している。

実機と決定的に異なる部分は、本来単発である
ジェットノズルが双発に変更されている所だ。

実機ではマイクロンを乗せる真中の位置にジェットエンジンが一基搭載されており、
スラストの様に水平尾翼の下にジェットノズルは無い。




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トランスポートモード

機体後部のパネルにマイクロン・サンダーをマウント出来る。
この合体形態の方が隙間が埋まるので纏まりが良い。

この状態でサンダーを後ろに引くとスイッチが押されてミサイルを発射する。
両主翼に装備されたミサイルは手押し式の発射機構となっている。

機首の下に伸びるランディングギアは収納可能。
後部着陸脚は無く、ジェトノズル自体に車輪が組み込まれている。



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ブルース・ウィルス主演の映画『ダイ・ハード4.0』には
F-35が活躍の場を与えられており、ほぼCGながら
機体の全貌やホバリング機能等を堪能出来る。




トランスフォーム!
M thrust transform




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ロボットモード

機首が頭部に位置する特異なスタイルはG1期の新ジェットロン
意識した物で、スラストの名もG1TFから踏襲した物。

いわゆる“とんがり頭”をトイに取り入れたデザインのTFは、
ジェット機型では、このマイクロン伝説スラストが初となる。

G1ジェトロンは変形の都合上、機首を頭部に見立てる事も出来たが、
トイ設定としては機首を後頭部に折り畳む様に指示されている。



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リア

背後から見るとよく分かるが、ジェット機のキャノピーは
全て背部に回されている事が見て取れる。

ロボット頭部のキャノピーはデザイン上のダミーで、
ジェットモードではこの二つは重なる様に設計されており、
風防の中に風防が収まる巧いアイディアを採用している。




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セイバートロン星でも散々サイバトロンを苦しめた凄腕の軍師。
ベテラン兵士の彼は、デストロンの軍事作戦を補強する為に地球に召集された。

電光石火のスピードと特殊な擬態能力で知られている彼は、
勝つ為にはどんな手段をも使うだろう。』




THRUST Legends of the Microns Tech Spec MGP5503

テックスペック

・パワー  : 7.0
・知力   : 8.0
・スピード : 10.0
・耐久力  : 9.0
・地位   : 9.0
・勇気   : 8.0
・火力   : 6.0
・テクニック: 9.0




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冷徹軍師』の異名を持つデストロンきっての策士。
鼻持ちならない性格で皆に煙たがられているが、本人は気に掛けていない。

私欲の為にメガトロンを裏切り、ユニクロンに取り入ろうとするも、
変形途中のユニクロンのパーツ間に挟まれ敢え無い最期を遂げた。





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  ◆ 名前 : サンダー

  ◆グループ: マイクロン

  ◆ 変形 : ミサイルトラック





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ビークルモード

巨大なミサイル砲を搭載した軍事車両。

手足は折り畳まれコンパクトなビークルモードに纏められている。
腕になるサイド面にはマイクロンマークの刻印も見られる。



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リア

実はこの状態ではミサイルを発射出来ない。

ジェットモードのスラストに合体して後方に動かすと、
サンダーに内臓されたマイクロンジョイントがスライドして
ミサイルユニットのスイッチが押され、発射される仕組みになっている。




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ロボットモード

戦闘車両に変形し、デストロン兵士のパートナーに相応しい武骨な体型に加え、
つり上がった隻眼が悪役のイメージを引き立てている。

ミサイルユニットを背負っている為、本体はマイクロンの中でも小柄な部類。



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変形に使用する可動がロボットモードでも
活かされている為、ポージングの幅は広い。
肩のパネルは左右に開き、腰には回転軸がある。



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劇中では月のデストロン基地に捕らわれていたマイクロンの一人として登場。
スラスト自らがサンダーを選び、パートナーマイクロンとする描写が見られた。



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アタックモード

背中のミサイル砲の向きを付け替える事で、ミサイル発射態勢になる。
手足を地面についているのはミサイルを前方に向ける為だろう。

アニメイテッド・ラグナッツが背面のミサイルを発射する態勢に似ている。





エボリューション!!
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エボリューションギミックを発動させるには
頭部と下半身を前後反転させ、ウイング部を引き出す準備が必要。



M thrust evolution

背中(本来は胸)のマイクロンジョイントにサンダーを合体させる。
マイクロンごと上下に連続してスライドさせるとギミックが発動する。



Micron Legend  Thrust gimmick

ギアによりウイング全体が高速回転する。
動きの大きいギミックは遊び甲斐があり楽しい。

アニメではこの技を一度だけ披露したが、
その際エボリューションはしていなかった。




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マイクロンジョイント

両主翼に一つずつ、胸に一つ、サンダーが合体する機体後部に一つ、
計4つのマイクロンジョイントを装備している。

機体後部のジョイントは垂直尾翼に挟まれた位置にある為
フィットするマイクロンは極僅かで、ほぼサンダー専用となっている。




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スラストは腕部の可動軸も多く、脚部にはボールジョイントが採用されている事から
マイクロン伝説トイの中では可動は極めて優秀だ。

それでいてウイングの回転ギミックをボディに内臓している事等、
遊べる玩具としても申し分無い出来映えを誇る。



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トランスフォーマー故、他の例に漏れずリペイント版も発売された。
しかも同年内に同一人物の別色バージョンが二度も発売されたケースは稀である。

尚、今回紹介した通常版スラストは、日本版と海外版の違いは無い。


1.TF マイクロン伝説 : スラスト                  2003年
2.TF ARMADA     : パワーリンクス スラスト          2003年
3.TF ARMADA     : パワーリンクス スラスト・レッドバージョン 2003年
4.TF UNIVERSE    : サンストーム                2004年




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トランスフォーマーはロボットモードとビークルモードの
スタイルの両立を考慮した結果、ロボット時にビークル時の意匠を残す為
ダミーのコックピット等がデザインされている物もある。

殊に実写映画版TFには顕著に見られる手法で、
スラストの頭部にあるダミーのキャノピーはその先駆けと言える物だった。

この頃のアイディアも後年のTFに引き継がれていると思うと感慨深い。






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⇒ ◆参考にならない比較◆





⇒ トランスフォーマー ユナイトウォリアーズ UW-06 カースアルマダスラスト







テーマ:ホビー・おもちゃ - ジャンル:趣味・実用

コメント
 何気に小技の利いたトイになっていますよね、スラスト。
 手に取るまで、頭部のキャノピーがダミーだとか、ビークルモードのキャノピーと二枚重ねになっているとか知らなかったので軽く感動した覚えがあります。
 ダミーコクピットのはしりとして見ると、感慨もわいてきますね。
2010/10/28(木) 21:14:13 | URL | Ichi | [ 編集 ]
マイクロン伝説はギミック重視であまり可動範囲は広くないというイメージがなんとなくあったのですが、このスラストを初めて手に取った時は予想外に可動してくれたので驚きました。
エボリューションギミックの大胆な動作と可動、面白みのある変形などなど、出来が非常に良くて私もお気に入りのアイテムです。

2010/10/29(金) 20:21:23 | URL | すとれーと | [ 編集 ]
>Ichiさん
おもちゃとしてもよく出来ていると思います。
ぐるぐる回るウィングもお気に入りです。

キャノピー二枚重ねは私も手に取るまで知らなかったので
「これは新しいゾ!」と驚いた物ですw

新旧のTFを比べると進歩してるのがよく分かりますね。
2010/10/30(土) 11:07:07 | URL | 付喪 | [ 編集 ]
>すとれーとさん
M伝玩具は素立ちが基本で動かないイメージがありますよね、私はそれでも全然OKなんですがw
スラストは意外に可動が優秀でしたね、私は遊び倒してしまう方なので
ボールジョイントが緩めになってしまうのが気になるトコかもしれません。

M伝って面白いギミックが多かったですね、一つ一つ違っていてアイディアが凄いと思います。
スラストはギミックもとんがり頭のスタイルも実機モチーフなのも全部ツボでかなり気に入ってます(^∇^)
2010/10/30(土) 11:17:28 | URL | 付喪 | [ 編集 ]
軍師という役割に、「これは吉兆」とか「占いかよ!」って突っ込んだ覚えがあります。
裏切ったとは言え、ちょっと可哀想な最後だったとは思います。

可動が狭い物が多いマイクロン伝説玩具の中で、スラストは良く可動するのがいいですね。
後部が空いてしまっているビークルモードも、サンダーを乗せて遊ぶ事がデフォルトになってしまえば気になりません。
他のキャラクターがビークル時に、パートナーマイクロンが余剰になってしまう事を考えると、この方法もなかなか良いアイディアだったのではないかと思います。
2010/10/30(土) 21:58:53 | URL | れっど あらあと | [ 編集 ]
>れっど あらあとさん
確かにあの最期はTFらしからぬ残酷描写だったかも。
本に載ってましたが、前々からあの様な最期にしようと決めてあったみたいです。
アニメスタッフ趣味悪いなー。

> 後部が空いてしまっているビークルモード

アニメだと合体してなくても気にならなかったですが
玩具はやはりマイクロンを乗せている方がしっくりきますね。

スラストはサンダーも含めて一つの形としてのデザインされていると思います。
こういうタイプって他はウルトラマグナス位でしたね、
M伝玩具が発展していたら、もっと面白いTFが登場していたかもしれませんね。
2010/10/31(日) 09:08:49 | URL | 付喪 | [ 編集 ]



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