十三非常階段
●ロボットマスターズ  RM-07 バウンドローグ
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必然と言って良い程、リペイント品が造られるTFの中にあって、
少数の物は別色バージョンが無い例も見受けられる。

タスマニアデビルやキリン、ペンギン等は新たなキャラクターを
創造するには個性が強過ぎるモチーフの動物だったのかもしれない。

その特殊な変形モチーフからか、それまでリペイントが登場する事が無かった
このタスマニアデビル型のTFは、斬新なカラーリングの採用で装いも新たに蘇った。



Imgp6287.jpg  ◆ 名前 : バウンドローグ

  ◆グループ: サイバトロン 

  ◆ 役割 : 資源調達員

  ◆ 変形 : タスマニアデビル


  ◆シリーズ: ロボットマスターズ

  ◆ 発売 : 2004年7月15日

  ◆ 価格 : 980円




boundrogue package

パッケージ




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ビーストモード

タスマニアデビルは、オーストラリア南東のタスマニア島に生息する有袋類の固有種。
夜行性で雑食、骨までバリバリと噛み砕く強力な顎を持っている。

動物の死肉を貪り食う姿と不気味な鳴き声の為、悪魔(デビル)の名が与えられた。



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後姿

実際のタスマニアデビルの体色は黒。

TF故カラーリングは譲るとしても、タスマニアデビルの耳は
これほど大きくはなく、尻尾の下部も昆虫の腹の様な形はしていない。

実物とはかなり掛け離れた間違ったイメージで造形されている珍しい例のTF。




boundrogue gimmick

発射ギミック

本体内部にスプリングが仕込まれており、尻尾のスイッチを押すと
胴体全てが発射される他に類を見ないギミック。

タスマニアデビルが獲物に襲い掛かるイメージを再現しているのだろう。



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基になったトイのBWスナールではアメリカの安全基準の為か
スプリングが弱過ぎて本体を発射する事が出来ないという本末転倒なギミックだった。
日本版のタスマニアキッドもトイが同仕様なので同様に発射能力は低かった。

バウンドローグはこの点が改善され、強力なスプリングを備えているので
胴体は難無く飛び出し、本来の遊びが行える仕様になった。
この事は6年越しでBWでの汚名を返上する形となった。



boundrogue tale

上記の発射ギミックによる誤射を防止する為か
腹部には尻尾を刺し込める、もう一つの穴が設けられている。
二つの穴の凹凸状のスリットは尻尾にフィットする様に造られている。

発射ギミックを使用しない時はこちらに取り付ける為の穴なのだが、
説明書では図が掲載されている物の、通常時は尻尾を抜いておく様にと指示されている。

腹部の穴について説明が成されているのは、海外版BWスナールのパッケージのみである。



boundrogue fung

タスマニアデビルの上顎を開くと、
連動して下顎も開くギミックを搭載。

下顎の開き具合が僅かなのが惜しい所。




変身!
boundrogue transform




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ロボットモード

BWスナールのリペイント。
日本のファンにはBWⅡタスマニアキッドの方が馴染みがある。

BWスナールとタスマニアキッドのトイは全くの同仕様品だったので、
この型のTFではバウンドローグが初のリペイントとなる。

胸にサイバトロンマーク(オートボットマーク)が
プリントされている所がビーストTFとして目新しい。



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リア

ビーストモードの頭部が足に変形する意欲的なスタイル。
牙が踵パーツを兼ねているアイディアも面白い。

特殊な形状の足で、つま先になる上顎の白く塗られた歯が
接地する事になる為、塗装剥げの原因となってしまう事が弱点でもある。




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『少年の様な雰囲気を持ったサイバトロン戦士。

連射が得意なだけでなく、二つの銃を同時に扱う器用さも持つ。
戦闘を放棄して主任務のエネルギー確保に向かう事も多い。』


劇中では戦闘の際も軽口を叩く、ムードメーカー的なキャラクターだった。




TF ROBOT MASTERS RM-07 BOUND ROGUE Tech Spec 262

テックスペック

・ランク   : 5
・パワー   : 7
・ディフェンス: 6
・スタミナ  : 9
・スピード  : 10




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クーラントガン

ビーストモードの発射ギミックで使用する
スイッチのバーを腕の穴に刺し込み取り付ける。
左右どちらの腕にも装着可能。



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タイプ93

ロボットマスターズに於いて初登場となる新規パーツの武器。
クリアーグリーンのパーツに銀メッキが施されている。

兵器の型式の様な簡素なネーミングはTFでは非常に稀な物。




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バウンドローグはその姿により、一見すると次元を超えて現れた
ビーストコンボイの部下でビースト戦士TFの様に見える。

しかし実はG1コンボイ率いる部隊の一員で
2004年のサイバトロン軍のメンバーである為、
元々はリジェアールブレイド達と同じ機械パーツで構成された
G1スタイルのトランスフォーマーであったと想像出来る。



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生身の体と融合したこの姿になったのは自ら望んだ事ではなく、
ビーストメガトロンによる細菌兵器計画の為、ボディーがビースト化してしまったからだ。

この設定は商品パーッケージのデータには掲載されておらず、
当時展開していた公式ホームページのキャラクター相関図の中で語られた。



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ロボットマスターズ戦終結後も、この姿である事を余儀なくされた
バウンドローグは、「早くボディーを直してくれ!」とぼやいていた。

バウンドローグの本来の姿がどの様な物なのかは、終始明かされる事は無かった。




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又、両軍のリーダー格キャラクター以外は影が薄かったロボットマスターズの
脇役キャラの中で、バウンドローグは意外にも活躍の場を与えられたキャラクターだった。

ロボットマスターズ シリーズの最終商品、ネットショップ・電撃屋ホビー館限定の
ライオコンボイ・ブラックバージョン』を紹介する記事の中で、
ブラックライオコンボイを誕生させるきっかけを作ってしまうのがバウンドローグであった。



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『古代遺跡でバウンドローグが発見した謎の機械は
物質を複製する事が出来るコピーマシンであった。

これを利用してサイバトロン戦士を増員させようと
ライオコンボイのコピーを創り出してしまう。

しかしこれはスタースクリームが仕掛けた罠で、
コピー戦士はオリジナルを憎む凶暴な性格を備えていたのだった。』


※このストーリーは電撃ホビー2005年11月号に掲載された。



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このエピソードはビーストウォーズⅡ・第18話『黒いライオコンボイ』で
タスマニアキッドが遺跡で見付けたコピーマシンで
ブラックライオコンボイ達を生み出してしまう描写とほとんど同じである。

明らかにBWⅡを踏襲した展開で、当時のファンも楽しめる物になっている。
リペイントの基になったタスマニアキッドと同様の行動、性格付けも興味深い。




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ロボットマスターズは公式ホームページ上で
月一回のペースでストーリーが公開されていた。

アニメ作品はDVD用の短編が2本だけである。

バウンドローグはアニメには登場せず、ホームページのイラストストーリーの
中でも極僅かしか出番が無かったが、キャラクターが立っていた。

少ない露出で個性を引き出している手腕は流石と言える物だった。



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それまでタスマニアキッドのイメージしかなかった、この型のTFも
大幅に異なる配色変更の効果は大きく、新鮮な印象が感じられる。

しかも単なるリペイントではなく、元々のBW期のトイでは
“失敗”となっていたギミックを改良し復活させた事は評価に値する。

この様に『TF生誕20周年』のイベント的な展開を行っていた
ロボットマスターズは、意気込みが感じられるシリーズであった。






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◆参考にならない比較◆







テーマ:ホビー・おもちゃ - ジャンル:趣味・実用

コメント
くじの結果を拝見しにきましたが、このバウンドローグというトイに驚愕してしまいました(笑)。
タスマニアキッドの名前だけ知ってましたが、こんなに大胆なロボットモードだったんですね。
分割された顔が脚となり、下顎が胸に。その口の内部にうまいこと胸部のモールドがなされているのがセンスありすぎです。
そして尻尾のギミック、最初読み間違えたかと思ったのですが・・飛ぶのは本体の方なんですよね(笑)。これは面白い!

「金の」「銀の」といえば豪華仕様の代名詞ですが、この銀の三連メガトロンは・・辛いですね。この賞が出たガッカリ感に加え、箱を開けてさらに絶望感。仁王立ち三連オプティマスはホントにどうしていいかわかりません。
2011/09/18(日) 00:48:03 | URL | チャックルベリー | [ 編集 ]
>チャックルベリーさん
こちらにもコメントして頂きありがとうございます!

このタスマニアデビル型のTFは変形過程が意欲的ですよね、
一見バランスが悪そうに見えて可動も備えているのは流石だと思います。

胴体発射ギミックはタスマニアキッドの時は有言無実な感じでしたが、
バウンドローグは上に向けて発射してもちゃんと飛び出す程の威力なので
改善されている所が嬉しかったですね。 
奇妙なギミックですがなかなか面白いですよ。(^▽^)

>銀の三連メガトロン
私のたかとみくじの戦績は、御覧の様にもう笑うしかない結果でしたw
ディフォルメフィギュアは中身が選べない上に、
シルバーVer.ばかりで仰る通りダブルショックでしたね。
この銀メガ3体は正直この写真の時しか活用方法が見つからなかったですw
2011/09/19(月) 10:49:00 | URL | 付喪 | [ 編集 ]



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