十三非常階段
●トランスフォーマー マイクロン伝説  MEGA SCF 11 ホットロッド
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非変形のアクションフィギュアシリーズ・メガSCFは
2002年の登場以来、確実にアイテム数を増やしていた。

G1キャラクターで占めていたラインナップは、
TVアニメ『トランスフォーマー マイクロン伝説』のスタートと共に
全てマイクロン伝説のキャラクターに切り替わる事になる。

メインキャラクターは全てメガSCFで発売する予定だったのだろう、
ホットロッドはまだその意気込みが感じられる時期に登場したフィギュアだ。



Imgp9426.jpg  ◆ 名前 : ホットロッド

  ◆グループ: サイバトロン

  ◆ 役割 : 戦士

 
  ◆シリーズ: トランスフォーマー マイクロン伝説

  ◆ブランド: MEGA SCF

  ◆ 発売 : 2003年3月下旬

  ◆ 価格 : 1780円



MEGA SCF hotrod package

パッケージ




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フロント

メガSCFはアニメ設定を再現したフィギュであり、
丸みを帯びたホットロッドの特徴を巧く造形化している。

劇中のスタイルの再現という点では
及第点の仕上がりだと言えるだろう。



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リア

マイクロン伝説トイ特有のエボリューションによる
パワーアップギミックは再現されていない。

バックパックはジャイアントバズーカに変形出来ない事は譲るとしても、
頭部のバイザーも可動不可で一体成形な所は不満が残る。

この点は300円のカバヤ製ホットロッドの方が優れている。




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『サイバトロンの若き戦士のホットロッドは、
スピードを活かした戦法が得意で
あらゆる作戦で中心的な役割を果たすが、
先走って窮地に陥る事もしばしば。

しかし正義感に溢れ、未来のリーダーになる
素質は充分に備えていると目されている。』




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ジョルトガン

パートナーのマイクロン・ジョルトが保有する銃。

変形トイのホットロッドはジョルトガンを手に保持出来ない為、
メガSCFホットロッドはこの銃を構えられる事が
最大のセールスポイントと言っても良いだろう。



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細かいモールドには黒で墨入れが施されており、
ディティールを浮き上がらせている事は好印象。

関節部は硬質プラスティックのパーツが採用されており可動する。
首や腰も回転するので一通りのポーズは付ける事が出来る。




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後に『変形!ヘンケイ!トランスフォーマー』で
デザイン的にもブラッシュアップされ、変形に加え
可動も備えたホットロッドが登場する事となるが、
劇中デザインを忠実に再現したアイテムという点では
このメガSCFホットロッドがトップである事は間違いない。



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マイクロン伝説の変形トイは、簡単な変形と
ギミック重視だったので関節可動は最低限に設計されていた。

関節可動という側面では、メガSCFにマイクロン伝説のキャラクターを
組み込んだ事は正解だが、メガSCFはアクションフィギュアとして基本的な
可動を備えている物の、当時目線で見ても特別優れた可動を誇るとは言い難い。



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トランスフォーマーの場合、関節可動に重きを置いたフィギュアが
発売されたというだけでも珍しい事であり画期的な物だった。

それでも他社製アクションフィギュアの様な超絶可動を
望む様な物ではなく、メガSCFはアニメ設定に近いスタイルで
造形化された事を楽しむフィギュアと捉えた方が良い。





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  ◆ 名前 : ジョルト

  ◆グループ: マイクロン

  ◆ 役割 : パートナーマイクロン




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フロント

ヘリコプターに変形する
ホットロッドのパートナーマイクロン。

アニメ設定準拠で立体化されており、
変形トイとは異なる印象を受ける。



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リア

高さ3cm程のミニフィギュアながら
両腕は別パーツで肩が可動する。

背中のプロペラも別パーツだが
固定式で回転は出来ない。




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ホットロッドは準主役の様なポジションの
キャラクターだった為、パートナーである
ジョルトの活躍も多かった事が記憶に残る。



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劇中では単なるパワーアップの為の
存在ではなく、気持ちに迷いが生じた
ホットロッドを導く様な描写も見せた。





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メガSCFは全てPVCで成形されていたが、
このホットロッドからは『スチレン系エラストマー』という
素材に変更されており、手にした感触が従来の物とは異なる。



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スチレン系エラストマーはゴムの様な性質を持ちながら、
一般のプラスティックと同様な成形加工が可能な合成樹脂で、
高温下で老化させても塩ビの様な硬度上昇を起こさず、
また寒くなっても硬くなり難い優秀な素材。



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しかし加工や成形がPVCとほぼ同等の取り回しが可能な
スチレン系エラストマーに切り替えた理由は、
PVCより秀でた素材性能の優秀さではないだろう。



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恐らくコスト的に安かったというのが主な理由であろうが、
この素材はPVCより比重が軽いので
輸送費を抑える目的もあったのかもしれない。



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成形素材の変更は、造形や塗装面でフィギュア自体のクオリティに
影響を及ぼしてはいないが、PVCよりもゴムの様に若干弾力性があり、
重さも軽くなった事で、幾分安っぽくなった様に感じられる。





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メガSCFフィギュアは2002年の登場から
1980円の定価を設定してきた。

しかし、このマイクロン伝説・ホットロッド
同シリーズのコンボイ・ノーマルモード
同じくメガSCFのアイアンハイド
1780円に値下げして発売されている。



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この値下げは素材変更による所も考えられるが、
1980円という価格は、変形やギミックを搭載した
メインラインのトイと同価格であり、関節可動のみの
メガSCFが同じ値段では割高感が目立ってしまう為、
価格を下げたのではないかと思われる。




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トランスフォーマーのトイは毎年進化を遂げ、
変形トイでも充分な関節可動を備えている事が標準となった。

ハリウッド映画版の関節可動フィギュア・ロボットレプリカでさえ
手に取って貰えない状況で、旧タイプのメガSCFに
興味を示す向きは限りなくゼロに近いと言えるだろう。

然れどメガSCFには、まだまだ技術が追い付いていない
不器用さと思考錯誤が感じられ、そこに魅力を感じ、
手元に置いておきたいと思わせるフィギュアなのである。






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◆参考にならない比較◆





⇒ カバヤ・BIGトランスフォーマー ホットロッド
⇒ ハッピーセット ホットロッド       `

⇒ SC-02 ホットショット            `
⇒ GC-02 エクシリオン             `


⇒ MC-03 マイクロン ジョルト        `
⇒ 限定クリアマイクロン マイクロンジョルト `







テーマ:ホビー・おもちゃ - ジャンル:趣味・実用

コメント
「スチレン系エラストマー」と言えば
最近だとROTFのサイドスワイプの股関節付近のチューブやデモリッシャーのキャタピラなどの悪夢が思い起こさせられますね。
2011/01/08(土) 23:01:16 | URL | SDガムダン | [ 編集 ]
>SDガムダンさん
デモリシャーのキャタピラは、ぶっ千切れの報告記事を色んなトコで見ましたねー、
メガSCFはパーツ自体が大きいので破損の心配は皆無なので安心ですw
2011/01/11(火) 18:31:18 | URL | つくも | [ 編集 ]



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