十三非常階段
●ビーストウォーズ ネオ  D-30 セイバーバック
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ビーストウォーズシリーズの集大成とも言えるBWネオ玩具は、
他のビーストシリーズよりも明らかに上を行く変形と
ロボット、ビースト両モードでのスタイルの良さが秀逸である。

ロボットモードでのデザイン性は特に優れており、
個性的な面々が顔を連ねる中、群を抜いて
印象に残る姿を誇るのがセイバーバックであった。



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  ◆ 名前 : セイバーバック

  ◆グループ: デストロン

  ◆ 役割 : 幻惑兵

  ◆ 変形 : ステゴサウルス


  ◆シリーズ: トランスフォーマー ビーストウォーズ ネオ

  ◆ 発売 : 1999年2月11日

  ◆ 価格 : 1800円




saberback package

パッケージ




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ビーストモード

中生代ジュラ紀後期に北アメリカに生息していた植物食恐竜。

全長は7~9m程の巨体を誇るが頭部は非常に小さく、
脳はクルミ位の大きさしかなかったとされている。

体に対して脳が小さ過ぎるという事で、腰部に第二の脳があると
長く考えられていたが、近年では脳組織では無く仙骨神経叢と呼ばれる
脊髄をコントロールする為の器官であるとの見方が支配的。



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後姿

特徴的な背中に無数に並んだ五角形のヒレは骨盤で、
多くの血管が通った皮膚で覆われ、腱や筋肉で体と繋がっている。

二重に並んだ配列は空冷効果に優れている為、
体温を下げる役割があったと考えられている。



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ステゴサウルスの迫力ある体躯をリアルに再現している。
一枚一枚、別パーツで造形されたヒレの表現も見事な物だ。

後脚はほぼ固定だが、前足はロボットモード時に
腕になる事もあり、自由に動かす事が出来る。




セイバーバック、変身!
saberback transform




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恐竜の頭部を分割すると、中から頭蓋骨が現れる。

この奇抜なアイディアは驚くべき物で、更に頭蓋骨には
ひび割れまで再現したモールドが施されている事には全く感心する。




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ロボットモード

愚鈍なイメージの恐竜モードとは打って変わりスマートな体型となる。

生身と機械の要素がバランス良く組み合わさり、
赤と黄の極彩色のアクセントと胸部に位置した
恐竜の頭蓋骨により、ミステリアスなイメージを醸し出している。



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リア

恐竜の胴体パーツをウイングの様に背負う事で迫力が増している。

背中、臀部はメカ要素で纏められていながら、
機械の背骨のモールドがある等、ビーストとしての拘りも窺える。



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後頭部から伸びた連なるヒレは、他に例が無い独自のスタイル。
これは変形の都合による物ではなく、意図的にこの形に設計した物と思われる。

セイバーバックの王冠の様な特殊な頭部形状は、
アメリカインディアンの酋長が着用する、
羽を連ねた『羽冠』をアレンジした物で、後ろに長く伸びる羽飾りを
ステゴサウルスのヒレで表現した見事なデザインは称賛に値する。




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『魔術師の様に不思議な技を使って
敵を惑わせる、謎めいた所が多い戦士。

狡賢く自意識過剰で仲間さえも信用していない。

尻尾が変形した武器で様々な攻撃を仕掛ける。』




TF Saber Back Tech Spec IMGP0240

テックスペック

・パワー  : 7
・知力   : 6
・スピード : 4
・耐久力  : 8
・階級   : 8
・勇気   : 5
・火力   : 7
・テクニック: 8




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トリプルクロー

『尻尾が変形した三枚の鋭い爪で、敵を捕えて握り潰す。』


尻尾部全てが巨大な武器となる。
クローにはスプリングが仕込まれており、通常は閉じた状態を維持する。
尻尾下部の大きなヒレがスイッチになっていて、これの操作でクローが開閉する。



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レーザーバーン

『トリプルクローを全開にして、その中心から発射する強烈な高出力レーザー。』


ヒレのスイッチを押し込むとロックする機能があり、
クローが開いた状態を保つ事が出来る。

劇中でも多用していたセイバーバックのメイン武装で、
トイでは身長よりも大きくなる為、その迫力は圧巻。





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ネイティブアメリカンの呪術師の雰囲気を漂わす姿と同様に、
アニメ劇中でも罠や策略、魔術を扱う特異な存在として活躍した。

ロボットであるTFの中で、“魔法使い”という事を
公言しているのはセイバーバックぐらいであろう。



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「美しい」、「美しくない」が口癖で、独自の美的感覚を持つ。
これは姿形だけではなく、態度や戦略、強さ等も表現の範囲に含まれる。

自分の顔立ちや姿にも自惚れるナルシストだが、
よくある安易なオカマキャラではなく、
どちらかと言えば男気溢れる戦い振りが顕著だった。




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両肩から伸びるウイングや腰部のガード内部には
機械的なモールドが造形されており、ロボットらしさが引き立つ。

初期のビーストTFは、いわゆるガワパーツの内側には
血管のモールドが施されている例が多かったが、最終期の
BWネオでも新たな試みが成されている事は評価に値する。



saberback crystal

スパーククリスタル

首飾りの様な頭蓋骨を持ち上げると
胴体に埋め込まれたスパーククリスタルが現れる。

恐竜の頭蓋骨とスパーククリスタルという、
二重に胸部デザインが用意されている。

この様な胸部内側にも細かいモールドが施されている例は、
BWネオシリーズでは他にも数体存在する。




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クロートラップモード

『自ら地中に潜り、尻尾を地上に出し花に擬態して敵を待ち受ける。
不用意に近付いた敵は、その強力なクローから逃れられない。

しかし、たまに土に潜ったまま
眠ってしまって敵を見逃す事もある。』



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トリプルクローが開いた状態の花のモールドは
元々この第三形態の為にある物なので、
変形途中の様なサイバトロン側のバトルモードより
格段に説得力があるスタイルを誇っている。

恐竜のヒレを葉に見立てているアイディアも秀逸。




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日本ではリペイントに恵まれなかったセイバーバックだが、
海外展開では思いの外多い事が興味深い。

1999年: ビーストウォーズ ネオ     セイバーバック     `
2000年: BEAST MACHINES DINOBOTS    ストライカー      `
2003年: TRANSFORMERS UNIVERSE     ダイノボット ストライカー
2003年: TRANSFORMERS ARMADA DINOBOTS スナール        `




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アメリカインディアンをアレンジした姿や魔術師のイメージ、
恐竜の頭蓋骨、二重の胸部、唯一無二の武器等、
セイバーバックはどれを取っても見事と言う外無い。

当時はアニメ作品が不人気だった為、見落とされがちであったが、
手に取ってみれば、その傑作と呼ぶべき出来の良さを実感する事だろう。







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⇒ ◆参考にならない比較◆







テーマ:ホビー・おもちゃ - ジャンル:趣味・実用

コメント
幼少期デザインに惚れて買ってもらいましたがロボットからビーストにどうしても戻せず
失くした説明書目当てでもう一つ買って貰い、それも戻せなくなったという痛い思い出が…
頭のガワ開くと頭蓋骨が出てくるのに当時凄くシビれたのになぁ

前の方の背びれの基部が折れやすい気がしますね
似たような形の今のC型ジョイントはもっと頑丈なのに

見た目は悪者っぽいのにリカラーは寧ろサイバトロンばかりなのが面白いですね
そろそろステゴサウルスに変形するスナールをリメイクして欲しい所
2011/01/31(月) 02:59:57 | URL | さすりゅ~ | [ 編集 ]
かなり気になりつつ、実は持っていないTFの代表だったりしますw
リカラーも多くて安定供給されているので、ついつい後回しに…。
こうやって久し振りにじっくりと見る機会があると、
やっぱり物欲がムクムクとw

地味なステゴザウルスが派手なロボットになるなんてステキですよねー。
頭骨とロボ時のヒレの使い方は特にセンスを感じさせます。
2011/02/01(火) 01:01:03 | URL | NT | [ 編集 ]
>さすりゅ~さん
セイバーバックはガワパーツの正しい位置とかが意外と手間取るかもしれません。
久々に変形させる時は説明書は必須ですw

恐竜の頭蓋骨は今見ても新鮮に映ります。
セイバーバック以来こういうの出てきてませんねー。

リカラー組は全部ダイノボットっていうチーム縛りなんで
全てサイバトロン側なんでしょうね、元々デストロンキャラ
だから皆サイバトロンらしく見えない所が面白いです。
2011/02/01(火) 22:31:56 | URL | 付喪 | [ 編集 ]
>NTさん
このセイバーバックタイプはホント良く出来てるのでお勧めです。
個人的にはBWトイの中では最上位の一つに数える位お気に入りです。^^
ネオのトイって良い出来なのに、未だに格安だったりするので狙い目ですよーw

恐竜モードの造詣も初期BW期と比べると
かなり進歩してる感じですし、やはり頭蓋骨と
魔術師的なロボットモードが素敵ですねー。
2011/02/01(火) 22:40:42 | URL | 付喪 | [ 編集 ]



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