十三非常階段
●トランスフォーマー スーパーリンク  ハイパートランスフォーマー ③ スペリオン
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合体ロボットは、あらゆるロボットが登場するアニメや特撮作品と同様に、
トランスフォーマーに於いても心惹かれる魅力的な存在である。

海外では個人主義が強い為か、合体時よりも各単体での
活躍の方が目立つ場合が多いが、協力体勢を良しとする
日本では、団結力を示す合体ロボットの存在意義は高い。

その様な合体ロボットは無論、子供達にも人気があり、
食玩に採用される事も当然の成り行きと言えるでしょう。



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  ◆ 名前 : スペリオン

  ◆ブランド: ハイパートランスフォーマー


  ◆メーカー: カバヤ食品

  ◆シリーズ: トランスフォーマー スーパーリンク

  ◆ 発売 : 2004年9月下旬

  ◆ 価格 : 300円




hypertransformer superion package

パッケージ




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フロント

元々のタカラ玩具版もアシンメトリーなスタイルである
合体形態のスペリオンをリアルな造形でモデル化している。

四肢の形状が明らかに異なるデザインは、
合体ロボットである事を強調している様にも見える。



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リア

スペリオンはそれぞれがジェット戦闘機に
変形する5体のロボットで構成される。

ハイパートランスフォーマー版スペリオンは300円の食玩故、
手足及び胴体はロボットに変形する事は出来ないが、
5体が合体した姿という事は一目で分かる造形である。




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『脅威の力、スーパーエネルゴンを守る為に戦い続けた古の戦士。

何千年に及ぶ幾多の戦いで凝縮された彼のコンビネーションスパークは、
5体全てが変形・合体を行うという特殊な能力を秘めている。

その究極のスーパーリンク能力が、決戦の場に於いて必ずや勝利へと導く筈だ。』




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ハイパートランスフォーマー』は、前年に同じくカバヤが発売した
TFマイクロン伝説『BIGトランスフォーマー』シリーズと
同系列の、全高12cm程の彩色済み完成モデルだ。



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BIGトランスフォーマーは全8種を数えたが、
ハイパートランスフォーマーはオメガスプリーム
ウィングコンボイ・キャノンモード、そしてこのスペリオン
の全3種類で、全てサイバトロン側で構成されている。



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ハイパートランスフォーマーは、リアルなアクションフィギュアと
銘打たれており、スペリオンは首、肩、膝にロールが設けられている。

スペリオンの場合、胸部のウイングに干渉して
両腕が思う様に上がらない事が難点と言える。




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TFスーパーリーンクに登場したスペリオンを始めとする
5体合体ロボットは、1986年のスクランブル合体シリーズを
リファインした、手足を入れ替える事が出来る、
相互合体システムを搭載した合体ロボットである。



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ハイパートランスフォーマー・スペリオンも
この組み換え合体を再現し、合体ロボットとしての遊びを採用している。

しかしながら組み換え可能な箇所は、左右の腕だけに限られる。

これはタカラ版のスペリオンにも当て嵌まる事だが、
腕の入れ換えのみでは、見た目の変化が乏しい事が残念な点だ。



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しかし元々リアルな造形を主軸とした食玩モデルの為、
合体機能を簡易的だが備えている事自体が評価出来る。

手軽に入手可能な食玩という側面を考慮すれば、
充分楽しめるフィギュである事は間違いない。




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四肢のパーツは、それぞれ全く異なる造形でリアルに造られている。
全て別色の彩色が施され、明確に差別化されている点もポイント。

左からスカイダイブスリングファイヤーボルトエアライダー

胴体のアフターバーナーに接合されている足パーツの
スカイダイブとファイヤーボルトは取り外す事は出来ない。





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スピリチュアルウェーブ

スペリオンの両腕はエネルゴンウェポンを装備した武器になっている。

左腕は青いジェット機のスカイダイブに装着された2門のレーザー砲。



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クロスファイヤ

右腕は黒いジェット機のエアライダー
合体した武器で、こちらもレーザー砲となっている。

ここで注目したいのは『クロスファイヤ』の名称である。



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右手の4門のレーザー砲はタカラ玩具版では、
エナジースティック』というエネルゴンウェポンを組み合わせて
構成する武器であり、『クロスファイヤ』の名称の記載は無い。



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当時、カバヤがTFの武器設定を創作する事は有り得ない為、
元々は『クロスファイヤ』であった名称を、何らかの理由で
エナジースティック』に改名したのではないかと思われる。

タカラ玩具にも掲載されていない設定が
カバヤ製品で紹介されたケースは極めて稀。



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このカバヤのスペリオンは、タカラ玩具版のボックスアートには
描かれていたがトイではオミットされた、バイザーを装着したデザインで
立体化されている為、初期の設定を基に造られたと推察される。

この様な経緯から、カバヤ版スペリオンには
クロスファイヤ』の名称が残った物と考えられる。



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余談だが、無版権TF玩具を製作するファンプロジェクトの
スーパーリンク・スぺリオンのアップグレードパーツは、
『TF-CROSSFIRE AERIAL TEAM APPENDAGE ADD ON KIT』
という名称で、奇しくもクロスファイヤの名が付いている。

しかしながら、これは意識した物ではなく、全くの偶然であると思われる。




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カバヤTFは低年齢向けのトイである為、タカラの
正規ラインのトイよりは重要視されない事は仕方ないだろう。

それでも、このスペリオンの様に初期デザイン、初期設定を
再現しているアイテムも存在し、侮る事は出来ない。

一般に公表される事は稀であろう珍しい設定を
知る意味も含め、資料としても貴重なアイテムである。






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◆参考にならない比較◆





⇒ ハイパートランスフォーマー ② ウイングコンボイ キャノンモード


テーマ:ホビー・おもちゃ - ジャンル:趣味・実用

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