十三非常階段
●SPAWN ULTRA-ACTION FIGURES  シー・スポーン
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ヒーローが居れば又、そのヒーローの女性版が登場するのが常だ。

スーパーガールやバットガールに代表される女性の“ヒーロー”は、
基となった男性ヒーローを凌ぐ活躍を見せてくれる。

殊にスポーンに於ける、このシー・スポーンは彼女達とは全く意味合いが異なる。
主人公のスポーンと共闘する協力者では無いばかりか面識すら無い。

無数の数を誇るスポーン達には当然女性も多数存在し、
シー・スポーンは女性版スポーンの一人である。



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  ◆ 名前 : シー・スポーン

  ◆ 本名 : 不明

 
  ◆メーカー: MacFarlane TOYS (発売元レッズ)
         
  ◆シリーズ: スポーン・シリーズ4

  ◆ 発売 : 1996年3月

  ◆ 価格 : 2000円




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パッケージ




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フロント

女性版スポーンであるシー・スポーンは、
スマートですらりとしたスタイルを持つ。

スパイクやエッジが所々に備わった防具を肩や手足に
装備しているデザインが、スポーンらしさを表現している。



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リア

前後共にM字型の模様が入っている事が
スポーンのコスチュームの特徴で、
シースポーンもこれを踏襲している。

マスク上部から露出した髪には
ドールヘアーを使用している。




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『歴史全体を見渡せば、非常に多くのスポーン達が存在し、
その中には美しき女性のスポーン達も含まれている。

その一人であるシー・スポーンは、天才的な
狩人として傑出した存在であると言える。』



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『彼女は狩猟にその人生の大半を費やしており、
スポーンになった後も、その能力を遺憾無く発揮し、
音も無く敵に接近して一撃で仕留める技は、米軍の特殊部隊にいた
アル・シモンズ、即ちスポーンすら凌駕する。』



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『天界のエンジェル軍団と魔界のバイオレーター達双方から
命を狙われているが、悟られる事無く忍び寄り、
彼等を手玉に取っているのだ。』





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ソード

あらゆる方向に複雑な形状の刃を持つ特殊な形の両刃の剣。
鋭利な切先が幾つもある刀身は如何にもスポーンらしいイメージだ。

柄の部分は何者かの骨を利用した物の様だ。



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ガントレット

こちらもドラゴンの脚に刃を取り付けたかの様な武器。

鱗が目に留まる生身の脚と爪に金属の刃が
程良くマッチしている秀逸なデザイン。




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ミサイルランチャー

恐らくは魔界生物の物であろう骨格をそのまま利用したミサイルランチャー。

右肩のショルダーアーマーのジョイントに取り付ける。
シースポーン本体に対して巨大な武器だが、難無く自立可能。



shespawn missile

魔界生物の頭蓋骨にはスプリングが仕込まれており、
頭頂部のスイッチを押すと、骨のミサイルが発射される。

ミサイルといえども細かい造形やウェザリング塗装が施されている辺りは、
流石マクファーレン・トイズ クオリティと言えるだろう。



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ミサイルランチャーの後部の尻尾は大型の鎌になっている。

この骨格は基部と頭部、尻尾部がボールジョイントで
接続されており、フレキシブルに可動する。

精度の高い造形や細かい塗装も含め、単なる武器というよりは
ミニフィギュア並のクオリティを備えている所に感嘆する。



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シー・スポーンの武器や装備、コスチュームは上記の様に魔界生物を倒し、
その体のパーツを戦利品として使用しているであろう事が窺える。

これは巨大な魔界生物を倒せる程の強力な戦闘力を備えている事の証とも受け取れる。




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ブラジャーやベルト、左肩のショルダーガードには
魔界生物の頭蓋骨が使用されている。

腕やベルトに生々しい鱗の皮をそのまま使っている所も興味深いデザインだ。

ボンデージ風のコスチュームながらエロティックにならない事は、
まだこの時期のマクファーレン・トイズは、子供向けにフィギュアを
製作していた為の配慮であろうと推測される。



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レッグアーマーも尻尾を巻き付けたり、
骨をそのまま取り入れているデザイン。

そこ彼処に魔界生物の体の一部を使っている、
ある意味悪趣味な物ではあるが、全体としては
統一感があり纏まったデザインである。



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ベルトやレッグアーマーは取り外し可能。

俊敏さを感じさせるスレンダーな体型と
高いヒールのブーツを履いた、すらりと伸びる
長い脚が女性らしさを引き立てている。




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付属パーツ一式

豊富なアクセサリーパーツが付属する事も
スポーンフィギュアシリーズの特徴の一つ。

同時期のトイビズやケナーのフィギュアと比べると、
スポーンシリーズは郡を抜いて造形レベルが高かった。



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フル装備状態

全てのアクセサリーを同時に全て装備出来る事も
ファンが求めている要素をよく理解していると言えよう。

細身のボディを魔界生物の骨格のボリュームが補って
迫力あるシルエットを作り出している。





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この時期のスポーンフィギュアは、当時としては
驚愕のリアルな造形と6インチという、それまでは
ポピュラーでは無かったサイズの採用で多くのファンを獲得し、
フィギュアブームという一大旋風を巻き起こした。



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スポーンシリーズは年を重ねる毎にリアル志向を突き進み、
2000年代に入ると超絶リアルフィギュアとなった物の、
アクションフィギュアとしてのプレイバリューは低下し、
果てはスタチューよろしく無可動のフィギュアまで登場した。



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惜しむらくは、リアルさを求め過ぎて
“おもちゃ”としての意義を失ってしまった事であろう。

スポーンシリーズはアクションフィギュアとしても、遊べるギミックを
搭載したおもちゃとしても両立していた90年代のシリーズが、
最も勢いが有り楽しめるトイを製作していた時期であった様に思える。




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シー・スポーンを始めとするこの頃のスポーンシリーズは、
子供を主な対象としていた時期から年齢の高いコレクター向けに
商品仕様が変化して行った時期でもあった。

遊べるギミックを受け継ぎながらも、大人が手にしても
満足出来るクオリティを備えており、非常に
バランスが取れた秀作アイテムが揃っていたと言える。

現在、手に取ってみても飽きの来ない、そのクオリティは
驚くべき物で、今尚楽しませてくれる事が実に嬉しい。






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◆参考にならない比較◆


テーマ:ホビー・おもちゃ - ジャンル:趣味・実用

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