十三非常階段
●ビーストウォーズⅡ  C-19 トンボット
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うろこ雲の空に泳ぐ赤とんぼを目にした時、季節の移り変わりを
肌で感じ取る事が出来る感性を持つ日本人は幸せだ。

欧米世界の目線では昆虫全般は“害虫”であり、
一般的にも宗教的な意味合いからも忌み嫌われる事が大半である。

昆虫TFも悪役側が基本であり、昆虫が子供に興味を持ってもらえる
日本という土地柄、BWⅡインセクトロン
正義側のキャラクターとして採用されたのだろう。



BW2 C-19 TONBOT face GP7592  ◆ 名前 : トンボット

  ◆グループ: インセクトロン

  ◆ 役割 : 強行偵察員

  ◆ 変形 : アカトンボ

 
  ◆シリーズ: トランスフォーマー ビーストウォーズⅡ

  ◆ 発売 : 1998年6月25日

  ◆ 価格 : 1500円




onbot package11

パッケージ




C-19 TONBOT  Dragonfly GP7454

ビーストモード

赤トンボと呼ばれるアカネ属のトンボは、国内に15種類存在するが、
その代表格は秋になるとよく見かけるアキアカネだ。

アキアカネは元々寒い地域に生息し、暑さが苦手なトンボな為、
夏の間は涼しい山や森の奥で過ごし、成長すると雄は体の色が
鮮やかな赤に変わり、秋頃に雌を探しに平地に下りて来る。



C-19 TONBOT  Dragonfly GP7469

リア

トンボットは配色こそ赤い物の、御覧の通りアカトンボにしては、かなり厳つい体型だ。

基になった海外版ビーストウォーズのジェットストームのモチーフは、
古生代に生息した巨大トンボ・メガネウラとされている為だが、
日本人には馴染み深いアカトンボに仕立ててしまった開発者に拍手を贈りたい。




C-19 TONBOT  BOT SHOT GP7488pp1

トンボの尾の付け根にある長方形のスイッチを押すと、
尻尾に沿う様に装備されていたミサイルランチャーの
ロックが外れ、回転して前方に展開する。



C-19 TONBOT  BOT SHOT  GP7476

ボットショット

『尻尾に装備された強力な追尾ミサイル。』


ミサイルランチャー上部のスイッチを押すと、スプリングによりミサイルが発射される。
ランチャーの展開とミサイル発射という、二段階のスプリングアクションが秀逸。




IMGP7water5p2214

ジェットシャワー

『口から溶解液や霧を噴射し、追跡してくる敵を煙に巻く。』


トイには水鉄砲が内蔵されており、尻尾上部のレバーをスライドさせると、
トンボの口の穴から水が発射されるギミックが備わっている。




トンボット、変身!
tonbot transform




Beast Wars Second TONBOT Transform GP760hen4

頭部及び蜻蛉のボディ、上半身、下半身の三つの部位から構成され、
それぞれは可動式バーにより繋がっている。

このバーを折り畳み、各パーツをジョイントで噛み合わせて
ロボット形態を作り上げるという、凝った変形機構を持つ。




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ロボットモード

インセクトロンの面々は、元々海外でデストロン側の
悪役として開発されたデザインだけに、ロボットモードも
クリーチャー的な独特の体型を有している。

その中でもトンボットは翅の処理等で
幾分スタイリッシュさを保っていると言える。



BW2 C-19 TONBOT GP7530

リア

背部はトンボモードの背中から尻尾に
掛けての部分を全て背負う形となる。

一見すると尻尾が接地している様に見えるが、
トンボの脚パーツが支えになる事で二本の足だけで自立可能。




BW2 C-19 TONBOT GP7590

『荒くれ者揃いのインセクトロンの中で、只一人の知性派。
英語交じりのおかしな言葉で喋る、インセクトロンのスパイ要員。

好きな物は夕焼け空という、御洒落好きで少々キザなタイプの戦士だ。』



TONBOT MGP7599

『スマートな性格の彼は飛ぶ時に騒音を立てない。

インセクトロン一のスピードと、
自力で成層圏まで行ける飛行能力がある。』




Insectron Tonbot Tech Spec GP7550

テックスペック

・パワー  : 7
・知能   : 6
・スピード : 10
・耐久力  : 7
・階級   : 7
・勇気   : 8
・火力   : 9
・テクニック: 8




Beast Wars Second TONBOT GP7614

アニメ劇中のトンボットは「ミーは~ザンス」と
特徴的な話し方をする洒落物のキャラクターとして描かれた。

妙なアクセントと英語を交える喋り方を採用しており、
多少安易な気もするが、個性を印象付ける事には成功していた。



BW2 Insecticon TONBOT MGP7547

傭兵部隊であるインセクトロンの中では、戦闘的なイメージが
希薄なトンボットだが、持ち前のスピード能力を生かして
一撃離脱を得意な戦法として描写されていた事も記憶に残る。



BW2 Insectron  TONBOT GP7610

仲間になる前のライオコンボイ部隊を空中からミサイル攻撃で吹き飛ばしたり、
ゴッドネプチューンの顔に溶解液を浴びせて翻弄する等、
意外にも高い戦闘力を有している面も披露した。





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中台紙

秋深し、紅葉に彩られた切り立った山肌。

風雅な趣を楽しむ日本人ならではの風景写真は
選定者のセンスの良さが感じられる。




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リペイント元のジェットストームの名残りで、
集光ギミック用の窓は頭頂部に大きく開いている。

しかしトンボットの目は金と黒で彩色されている為、
集光ギミックは機能しない。

唯一、額の丸いモールドのみ、辛うじて光らせる事が出来る。



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トンボットの胴体には水鉄砲用のチューブが仕込まれており、
口から首の後ろ側に掛け、トンボの尾の先まで繋がっている。

従って水鉄砲の機能はロボットモードでも健在。

このチューブの破損を防ぐ為、首の可動は敢えて
制限されており、上下は自由に動くが、左右は
扇形の範囲しか動かせない様にストッパーが設けてある。




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トンボットは特殊な変形機構の為、腰は回転出来ないが、手足の可動箇所は多く
ボールジョイントも多用しているのでポージングには不自由しない。

特に腕部は優れており、肩と爪にボールジョイントを採用し、
二の腕には二箇所のロールが設けられている為、翅が妨げになる事は無い。



BW2 Insectron  TONBOT Weapon GP7573

携帯する武器は付属しない物の、
ミサイルを爪に挟み込んで持たせる事が出来る。

宛ら刀や棍棒の様にも受け取れる為、
遊びの幅を広げる事に一役買っている。



Insecticon TONBOT GP7571

尻尾のボットショットはロボットモードでも展開可能。
ミサイル発射ギミックは両形態で楽しめる。

胸部の翅も基部が自在に動く為、特殊なデザインを物ともせず、
様々なポーズ付けを行う事が出来る仕様も嬉しい。




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BWの昆虫TFは日本、海外を問わず人気は低かった模様だ。

然れど、トイに取り入れられたアイディアは一目に値する物で、
開発者の意気込みが十二分に感じられる事も確かだ。

このトンボットも特殊な変形機構と数々のギミックが盛り込まれた、
ビーストウォーズシリーズならではの遊べるアイテムである。







Insecticon MGP7622

◆参考にならない比較◆





⇒ インセクトロン C-17 ビッグモス `
⇒ インセクトロン C-21 ドリルナッツ







テーマ:ホビー・おもちゃ - ジャンル:趣味・実用

コメント
いや、でも流石に日本でも害虫扱いの蚊まで正義側に置くのもちょっと…

ロボットモードの翅の配置は後のラートラータやドランクロンと似てますね
特に後者はモチーフもほぼ同じだしトンボットのノウハウが生かされてるのかな

情景シートは捨てずに取って置けばよかったかなぁ
背景として後ろに置くだけでいかにも「秋」の風情が出せそうで
2011/07/15(金) 21:42:18 | URL | さすりゅ~ | [ 編集 ]
動物に変身するTFは正義のサイバトロン、というBWⅡの分類のために、海外では悪役側だったキャラクターも色を変えて正義側としてラインナップされたのはなかなか面白い展開でしたよね。

翅などの明るい色のクリアパーツや、目を引く赤い身体など、派手な配色でヒロイックさを演出しようとしているのが面白いですね。
アカトンボのイメージに仕立てることで派手な配色でも違和感がないのが素晴らしいです。

水鉄砲やミサイル発射などギミックが凝っているのもBW期のアイテムならではですね。
2011/07/16(土) 00:29:29 | URL | すとれーと | [ 編集 ]
>さすりゅ~さん
蚊やダンゴムシ、ハサミムシ等、どうあっても正義の味方に見えない輩を
サイバトロンに組み込んでしまったセンスがスゴイと思います。

翅の処理のノウハウは後のビーストにも生かされていましたね。
しかしトンボとトカゲを混ぜ合わせてしまうのも、フツーじゃなくて大好きでしたw

中台紙まで凝っていたTFシリーズは稀ですからね、私は気に入ってます。
他サイトさんでもバックに巧く使っているトコが結構ありますよね。
2011/07/16(土) 23:09:59 | URL | つくも | [ 編集 ]
>すとれーとさん
1997年のプレダコン軍は、悪そうな虫系が結構多かったのにも拘らず、BWⅡで
正義側に組み込まれたのが強引ながらも目新しくもあり、面白かったです。

元のジェットストームもオレンジと緑で奇しくもトンボットと系列が似ている配色ですが、
思い切り原色の赤と緑のトンボットは派手さが引き立ってますね、反対色ですし。
アカトンボと言い切ってしまうセンスもステキですw

ギミック満載なのもBWの時代らしくて気に入ってますねー。
可動もあって、変形難度もそこそこで、バランスが良かった時期だと思います。
2011/07/16(土) 23:23:10 | URL | つくも | [ 編集 ]



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