十三非常階段
●戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー  43 ブリッツウイング
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多段変形トランスフォーマー第一号として登場したブリッツウイングは、
現在に於いても数あるトリプルチェンジャーの代表格と言えよう。

戦車形態のデザートカラーにデストロンらしさ溢れるパープルが
組み合わさった独自のカラーリングも強い印象を残した。

変形するロボットの楽しさを存分に発揮しているブリッツウイングは、
今尚、名作に数えられるTFトイの一つである。



faceMGP8625.jpg  ◆ 名前 : ブリッツウイング

  ◆グループ: トリプルチェンジャー

  ◆ 役割 : 空・陸参謀

  ◆ 変形 : ミコヤン・MiG-25 フォックスバット
         三菱重工業・74式戦車
 
  ◆シリーズ: 戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー

  ◆ 発売 : 1985年11月

  ◆ 価格 : 1980円




blitzwing package112

パッケージ




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ビークルモード

冷戦時代、アメリカの超音速のスピードを誇る核爆撃機に
対抗してソビエト連邦が開発した迎撃戦闘機。

核搭載機や巡航ミサイルの迎撃を目的とした為、
超音速高高度戦闘機として高速度に特化し、
最高速度マッハ3.2の記録を保持している。



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リア

底面には戦車の砲塔が備わっており、
実機とは大幅に異なるシルエットを持つ。

しかし、これがブリッツウイング独自のデザインであり、
もし戦車の意匠が全て隠れてしまっていたら
面白味に欠けるスタイルになっていた事だろう。




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機首には収納可能なランディングギアを搭載。

ダイキャスト製で、脚部とタイヤは一体成形の為、タイヤは回転しない。

アニメ劇中では登場話数によっても異なるが、
着陸脚を降ろしたまま飛行しているシーンも散見された。



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両主翼下にはスプリングにより発射可能なミサイルを装備。

元々ブリッツウイングのサイズがジェットロン等に比べると小さい為、
ミサイルもTFシリーズ全体を通して見ても非常に小サイズである。

ミサイルは充分な発射能力を備えており、よく飛ぶので紛失に注意したい。




トランスフォーム!
blitzwing transform jetfighter 1




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ロボットモード

ダイアクロンシリーズ最終期の1984年に発売された、
可変戦隊トリプルチェンジャー・ジェット機タイプ』が原型。

この時期のダイアクロンは、海外輸出用の
トランスフォーマー』でも流用する事を念頭に造られていた。



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リア

戦車の砲塔とジェット戦闘機のウィングを背負った
独特のシルエットが、ブリッツウイングの持ち味だ。

三段変形の両モードのパーツが絶妙に配置され、
非常にデザイン性が高い姿となっている。




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『タンク、ジェット機にと、素早く
トリプルチェンジする事で機能が倍増する。

非常に残酷で、気紛れな性格で、
戦闘でも向こう見ずな所があり、
仲間でさえも恐れを成す事がある。』



Blizwing Tech Spec 54

テックスペック

・体力 : 8
・知力 : 5
・速度 : 9
・耐久力: 8
・地位 : 6
・勇気 : 7
・火力 : 7
・技能 : 6


元々の海外版テックスペックチャートでは技能の数値は7である。
日本では当時タカラが公式発表していた能力表によると6に変更されている。




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ジャイロ爆破ライフル

ブリッツウイングの特殊な腕部形状に合わせてジョイントが銃の右側のみ
設けられており、基本的に右手に持たせる事を前提としている。

左手にも持たせる事は出来るが、ライフルが上下逆さまになってしまう。



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電子サーベル

ダイアクロンや2005年発売の復刻版トランスフォーマーコレクションでは
剣先が尖った物であったが、1985年当時のオリジナル版は、
アメリカの安全基準を満たす為に丸みを帯びた剣先となっている。





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劇中でのブリッツウイングは、デストロンの新兵士として
登場し、ジェットロンと行動を共にする事が多かった。

スラストラムジェットを指揮してサイバトロンを攻撃する等、
参謀らしさを見せる場面もあったが、大抵は単なる一兵士として
指揮される側に甘んじており、特に目立つ存在では無かった。



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トリプルチェンジャーや新兵士である事を大々的にアピール
する様な描写は無く、極当たり前の如くジェット機と戦車に
トランスフォームするという、さり気なさがG1アニメの面白い所であった。



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アストロトレインと共に反乱を起こし、デストロン軍団リーダーの
座に就こうとした事もあり、少なからず野心がある事も示した。

その際にアメリカンフットボールのコーチを自軍の参謀に加えて
アドバイスを仰ぐ等、あまり頭脳は芳しくない面も見受けられた。





トランスフォーム!
blitzwing transform tank




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ビークルモード

74式戦車は61式戦車に代わる、陸上自衛隊の第二世代型国産主力戦車だ。

主砲には50発の弾倉を備えた105mmライフル砲を装備し、
副武装に各種機関銃が備え付けられている。

丘陵地、傾斜地の多い国土での運用を考慮して
油気圧サスペンションによる姿勢変更機能を有し、
車体を前後左右に傾ける事が可能。



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リア

ソ連の戦闘機と日本の戦車という、現実の
冷戦時代の構図を無視した組み合わせが面白い。

トイは、ダイアクロン時はリアルな形状をしていた砲身が
TF版は太くなり、破損し難い物に改良されている。




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アニメでは戦車の車体が前後逆の形で登場している。

これはアニメの設定画の時点で間違えていたからなのだが、
トランスフォーマー ザ・ムービーやTF2010の海外版オープニングでも
修正される事は無く、一貫して前後逆向きのタンク形態で描かれていた。




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取り扱い説明書

トイ本体はジェット機モードでパッケージされているにも拘らず、
付属の説明書は戦車モードから始まるという、不親切とも受け取れる仕様が愉快だ。

これは海外版ブリッツウイングが戦車モードでパッケージされていた為で、
日本版は海外版説明書のイラストを流用した為に、この様なミスが起こった。

復刻版TFコレクションでは、この事を考慮したのかタンク形態で収められている。





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ブリッツウイングは、映画『トランスフォーマー・ザ・ムービー』や、
次シリーズ『トランスフォーマー2010』にも引き続き
登場した息の長いキャラクターでもある。

日本版作品『TF ザ・ヘッドマスターズ』にも
僅かな出番だが登場し、健在振りを示した。



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トランスフォーマー2010スタート時の5話連続のストーリーでは、
デストロン軍団が全員、クインテッサ星人に丸め込まれていた所、
只一人反対して従わず、冷静な判断力を備えている意外性を見せた。



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クインテッサ星人のTF凍結装置を使った計略を
敵であるロディマスコンボイに伝えた事で
裏切り者とされてしまうが、結果として全トランスフォーマーを
救う事に繋がる行動を起こした功労者でもあった。




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機体が各所で折り畳まれて変形していく様は
今以って新鮮な変形機構であり、更に戦車とジェット機
双方の形態も比較的リアルな物である事に感嘆する。

現代版のG1キャラのリメイク版も数多く登場しているが、
改めてG1当時のTFに着目してみると、決して劣っている事は無く、
その完成度の高さとアイディアの宝庫であった事を再認識させてくれる。







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◆参考にならない比較◆





⇒ ロボットヒーローズ・ブリッツウイング


テーマ:ホビー・おもちゃ - ジャンル:趣味・実用

コメント
 2010での意外な活躍が印象に残るブリッツウイング。
 当時品も名作玩具ですけど、CLASSICSラインでのリメイクもやってほしいです……
2011/07/31(日) 20:36:17 | URL | Ichi | [ 編集 ]
個人的にはブリッツウイングが戦車形態でアメフトに乱入した際
選手が逃げもせず「コーチ!戦車です!どうすればいいですか?!」とコーチに問い
コーチも「ボールでもぶつけてやれ!」と冷静かつ滑稽なやりとりが好きです

アストロトレイン、オクトーンが新規金型でリメイクされたのなら
ファンとしては当然ブリッツウイングも欲しくなりますよね
2011/07/31(日) 21:03:08 | URL | さすりゅ~ | [ 編集 ]
戦車から戦闘機への変形でキャタピラを真ん中から折りたたんで大きくシルエットを変える大胆な変形は今見ても色あせない魅力がありますね~。
見立て変形に終わらず、戦車と戦闘機2つの姿をしっかり造形しているところも完成度の高さを感じさせます。
2011/08/01(月) 21:56:07 | URL | すとれーと | [ 編集 ]
>Ichiさん
2010のブリッツウイングは男気溢れる態度でカッコよかったです。^^

G1リメイクはまだ出てませんし、いつかファンを唸らせる様な
新作ブリッツウイングが登場する事を期待して待ちましょう!
2011/08/02(火) 18:27:45 | URL | つくも | [ 編集 ]
>さすりゅ~さん
アメフト乱入のシーンは、真面目に対応してるのに全てギャグっぽかったのが面白いですね。
コーチが捕まってるのに「私にはチームとの契約が…。」なんて
言う所も資本主義のアメリカらしさが出てて可笑しかったですw

トリプルチェンジャーのリメイクはブリッツウイングに先駆けてオクトーンが出たのが驚きでした。
やはり3体揃えたいですね、ブリッツウイングのリメイクが早く見てみたいです。
2011/08/02(火) 18:35:06 | URL | つくも | [ 編集 ]
>すとれーとさん
ブリッツウイングの変形はアストロトレインともまた違っていて、
よく練られていると感心した物です。この魅力は今も健在ですねー。^^

>見立て変形に終わらず
そうなんですよね、今回調べててジェット機の写真と見比べましたが
F-15やF-18じゃなく、ちゃんとフォックスバットに見える造詣に改めて舌を巻きました。
これで四半世紀以上も前の設計ですから、当時からタカラの技術は凄かったんですね。
2011/08/02(火) 18:42:59 | URL | つくも | [ 編集 ]
おお!
これは貴重な当時品じゃないですか!

>戦車の車体が前後逆の形で
何だか笑えますね(笑)でも、子供心に「戦車以外の形態にも変形出来る」
ことが感じ取れるデザインでグッときましたね~。

僕の持っている復刻版にはシークレットエンブレムが無いのです‥(苦笑)
安っぽくならないギリギリのサイズも素晴らしいですよね。
現代版のリメイクも見てみたいですが、この当時品でも十分に満足出来る玩具だと思います。

開発された方もこれとアストロトレインが自分のベストと言われていましたし、納得の完成度です!
2011/08/02(火) 20:52:20 | URL | スパズマ | [ 編集 ]
>スパズマさん
アニメを見ている時は気になりませんでしたが、トイを買った後は
何で逆向きなんだろう、と疑問に思ってました。
間違いをそのまま貫き通す大味さがアメリカっぽいですよねー、だから面白いw

復刻版ブリッツウイングのシークレットエンブレムは
タカラにTelして苦情を言った人だけ送ってもらえたそうです。いいかげんだなぁ、タカラ。
ウチの復刻版も勿論シークレットエンブレムはありませんw

ブリッツウイングはダイキャストも使われてて意外に重量感もあったりで、
安っぽさは感じられない調度良いサイズですね。
この変形機構もなかなかのアイディア物で大好きなTFです。
開発者は頭の中で色々と構想を練ったのでしょうね、
いまだにベストとされている事はファンとしても嬉しいですねー。(^▽^)
2011/08/03(水) 18:49:56 | URL | つくも | [ 編集 ]



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