十三非常階段
●ビーストウォーズⅡ  C-25 ギムレット
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夏の眩しい日差しを浴びながら蝉取りに興じ、
小川に佇んでザリガニ釣りを楽しみ、日が落ちれば
カブトムシを捕まえに樹木が生い茂る山へ分け入る。

そんな理想的な夏休みを過ごした幼少時代があるならば、
それは至宝にも勝る貴重な経験である。

ジョイントロンは“日本的な夏”を連想させる
風情を持ち合わせたTFと言えよう。



gimIMGP0794.jpg  ◆ 名前 : ギムレット

  ◆グループ: ジョイントロン

  ◆ 役割 : 極地工作員

  ◆ 変形 : ロブスター

 
  ◆シリーズ: トランスフォーマー ビーストウォーズⅡ

  ◆ 発売 : 1998年7月末

  ◆ 価格 : 1200円




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パッケージ




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ビーストモード

ロブスターは左右五脚ずつ、十本の脚を持つ甲殻類で、エビやカニの近縁種だ。
世界中の海底に生息しており、汽水域及び淡水域に生息する物もいる。

潮間帯から水深480mの海底に見られ、ロブスターは大抵、
水深40~50mの岩礁の隙間に身を潜めている。

体長は20~50cm程に成長し、長命な固体は1mを超える事もある。



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リア

その姿と真っ赤なボディからアメリカザリガニと誤解されている
向きもあるギムレットだが、変形モチーフはロブスターである。

しかしながら、この配色はアメリカザリガニを強く意識している事は間違いなく、
各自の解釈でザリガニとしても何の問題もないだろう。




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アタックモード

ハサミの中に隠されていたクローを引き出す事でアタックモードとなる。

シルエットは然程変化は無い物の、数多くのエッジを備えたクローが
装備される事により、一層攻撃的なイメージに変化する。



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ハサミ状の前脚は基部と肘にボールジョイントが使用されており
フレキシブルに可動、ハサミの開閉も自在で最大180°開く事が出来る。

関節が自由に動く事でビーストモードでのポージングの幅も広い。




ギムレット、変身!
gimlet transform




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ロボットモード

正にクリーチャーといったモンスター的なスタイルを持つ。

ロブスターのハサミがそのまま巨大な腕になる
潔い変形がパワフルなイメージを引き出している。



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リア

ロブスターの脚が肩に位置する事で禍々しい雰囲気を醸し出している。

元々は海外版ビーストウォーズの悪の合体兵士を構成する一人、
シークランプであったので、悪役らしいスタイルが特徴。




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トリプルダクス3兄弟の三男で、ラテン系のノリが最も強く明るい。

踊りの腕前は兄弟も含めてサイバトロン一で、どんなピンチの時でも陽気に踊る。
御調子者で失敗も多いが、懲りる事無く踊りにこだわる。』




Beast Wars Ⅱ Gimlet  Tech Spec 0806

テックスペック

・パワー  : 8
・知能   : 5
・スピード : 5
・耐久力  : 9
・階級   : 7
・勇気   : 8
・火力   : 4
・テクニック: 6




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ジョイントロンは他人の迷惑も顧みずに
兎に角踊り、騒ぎ捲くる能天気集団という
トランスフォーマー史上稀に見るキャラクターである。

中でもギムレットは踊りのリズムを取る役割を担っており、
パーティー状態ではメンバーのイニシアティブを取る描写も散見された。



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ギムレットも他のジョイントロンと同様にラテン系の誤ったイメージの体現者で、
「ムーチョ」、「ムチャス」、「セニョール」、「テッキーラ!」等、
イメージ先行の怪しげなスペイン語を交えた独特な言葉使いで話す。

これがこのキャラクターの持ち味でもあり、面白いので全て許される。




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ギムレットの名称は、ジンをベースにしてライムジュースを
加えたカクテルが由来という見方が一般的だろう。
ジンの変わりにテキーラを使用するテキーラ・ギムレットもある。

基になったキャラクターが『Cクランプ』という工具から取られた名前だけに、
錐やコルク抜きの意味を持つ工具の『ギムレット』とも掛けているのかもしれない。

カクテルの名前を持つTFは他に『ピニャ・コラーダ』から
引用したと思われるビーストウォーズネオコラーダが居る。





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ブッタギリー

『両腕のハサミは“潰して千切る”万力の様なパワーがあり、
石炭も一瞬にしてダイアモンドとなる。』


この日本のロボットアニメテイスト溢れるネーミングのセンスが素晴らしい。
お気楽集団のジョイントロンに相応しい名称と言えるだろう。



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ロブスライサー

『鉄板や電磁バリアにも穴を開けるスーパーカッター。

ギムレットはあまり武器として使用せず、
シャカシャカとマラカスの様に使っている。』


ビーストモードと同様にハサミ内部のクローを
展開した状態はアタックモードと呼称される。




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中台紙

紺碧の水を湛えた海辺の岩礁帯。

この写真からも分かる様に、やはりギムレットは
ザリガニではなくロブスターなのだと思い起こさせてくれる。





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ギムレットは、行動全般が独善的なジョイントロンの中でも
特に唯我独尊を貫く個人主義者という一面を持っている。

DJモーターアームがデストロンによるエネルギー吸収バクテリアに侵された際は、
自分に感染する事を防ぐ為、兄弟を見捨てて逃げるというドライさを見せた。



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又、場合によってはライオコンボイ
命令にも耳を貸さない態度を示したり、
自分達の手柄を得る為にビッグホーンとの
約束を何の躊躇も無く破棄した事もある。



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この様な利己的な考えを持つキャラクター故に
2007年のテレもちゃ版ビーストウォーズでは
デストロン軍団に鞍替えしたのかもしれない。





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尻尾に装備された武器はギムレット単体では使用しないが、
トリプルダクスへ合体した際に右腕先端の
ミサイルランチャーになる重要なパーツだ。

このパーツは2007年のテレもちゃ版ギムレットには付属しない。
これはテレもちゃ版ではDJが発売されず、合体要素を廃した為。



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ギムレットは赤と黒鉄色の相性が良いカラーリングで、
クリーチャータイプの体型ながらヒーロー的に見える。

海外版のリアルなカラーのシークランプに対し、
茹でた海老の様な真っ赤な体色を採用した事は、
“レッドロブスター”の外食チェーン店もある様に
一般人がイメージするロブスターのカラーを
上手く取り入れており、成功していると言えるだろう。




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アニメでのハイテンションな活躍振りを観ると、ギムレットを始めとする
ジョイントロンのトイは、元々悪役として開発されたとは思えない程だ。

又、BWシリーズ特有のフリーポーザブルを備えたトイなので、
ダンスを踊る様なコミカルなポーズ付けをする事も出来、遊び甲斐がある。

ジョイントロン三体はトリプルダクスへの合体機能も備えているが、
各単体でも充分に楽しめる完成度が高いアイテムである。







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◆参考にならない比較◆





⇒ ジョイントロン C-23 DJ     `
⇒ ジョイントロン C-24 モーターアーム


テーマ:ホビー・おもちゃ - ジャンル:趣味・実用

コメント
テレもちゃ版の寝返った理由の考察が面白いですね

彼が劇中で使っていたロブスターを模したマラカスが何か可愛くて好きだったのですが
新規で付属させる訳にはいかないとは言えクローを見立てるのはいかがなものか
2011/08/28(日) 11:03:37 | URL | さすりゅ〜 | [ 編集 ]
>さすりゅ〜さん
テレもちゃは半ば打ち切りの様に終わってしまったので
ギムレットがデストロンになった理由は明かされませんでしたね、
あと半年続いてくれれば真相が明らかになっていたかも。

アニメのザリガニ型やDJのセミ型マラカスは可愛らしかったですねー。
あのセンスが日本版の面白い所でした。
2011/08/30(火) 18:24:58 | URL | 付喪 | [ 編集 ]



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