十三非常階段
●映画 トランスフォーマー  MA-16 レスキューラチェット
rescue ratchet IMGP2410

TFダークサイド・ムーンのトイは、精度は確実に進歩している物の、
コスト削減の煽りを受けてサイズが縮小された事が残念な面だ。

同じボイジャークラスのトイでも、2011年版と2007年版の物を
比べてみれば、その落差に驚きを禁じ得ないであろう。

2007年版のボイジャークラスは巨大感が表れたアイテムが多く、
このラチェットも例に漏れず迫力ある造形で楽しませてくれる物であった。



ratchet IMGP2378
  ◆ 名前 : レスキューラチェット

  ◆グループ: オートボット

  ◆ 変形 : GM・ハマーH2 レスキュー車

 
  ◆シリーズ: 映画 トランスフォーマー

  ◆ 発売 : 2007年11月15日

  ◆ 価格 : 3500円




transformers movie2007 rescue ratchet package

パッケージ




hammerH2 IMGP2341

ビークルモード

ハマーは、アメリカ軍の軍用車・高機動多目的装輪車両、通称ハンヴィーの民生用車種だ。

ハマーH2はGMシボレー・タホをベースにH1の雰囲気を踏襲した、
一般ユーザー向けに開発されたフルサイズSUVモデルである。

ラチェットはハマーH2をベースにして、後部にレスキュー用のコンテナ、
ルーフにはロールバー、フロントにグリルガードを追加した改造車であり、
映画オリジナル仕様の緊急車両モデルとなっている。



hammerH2 IMGP2347

サイド

赤いラインやAMBULANCEの文字、心電図波形の太さやデザインも
通常版『MA-02 オートボットラチェット』とは全く異なる新規の物。

通常版では黒一色であったタイヤもホイールが塗り分けられている等、
単なるリペイントに終わらずグレードアップした仕様になっている。



ratchet hammer IMGP2345

リア

レスキューラチェットは、1984年登場の初代ラチェット
白と赤のカラーリングにリペイントされたG1カラーバージョンだ。

G1ラチェットはボックスカーだった為、映画版ラチェットは
全く異なる車種であるが、白地に赤の塗装というイメージは踏襲している。



rescue hammerH2 IMGP2350

グリーン基調の通常版ラチェットとは完全に別物と言っても良い
カラーリングの採用で、目新しさを強くアピールしており、
リペイントTFとしては好印象なアイテムに仕上がっている。

通常版では赤かったパトランプが青に変更されている事も芸が細かい。




rescue tool IMGP2465

コンテナにはショベルや防災斧の救助用ツールがモールドされている。
レスキューラチェットだけに、この装備も意味が増した様な気がする。



C joint IMGP2470

ルーフのロールバーにはCジョイントの武器を設置可能。

しかし2007年にCジョイントを採用したTFトイは無く、互換性を考慮していない為、
武器を取り付けられる物の径が合わず緩いので、確実に固定する事は出来ない。





トランスフォーム!
rescue ratchet transform

ラチェットの変形はムービーシリーズの中では比較的簡単な部類であり、
ストレスを感じる様な箇所は全く無いので扱い易く好印象だ。




rescue ratchet automorph gimmick

オートモーフ

つま先を構成するパーツを引き出すと、連動して
リア部の膝パーツがせり上がり、車体サイドのパネルが
内側から押し出されて脚部の幅が広がる。



rescue ratchet auto morph 222

実際に手に取って動かしてみるとよく分かるのだが、
矢印の部分が内側から押されて山型に膨らむオートモーフ機構である。

一見地味だが、よく練られた自動変形機構と言えるだろう。




rescue ratchet IMGP2363

ロボットモード

威風堂々とした、どっしりとした体型が特徴。

実写映画版ラチェットの最初のトイがこの型だった為か、
ラチェットは体格の良いパワフルなイメージが印象付けられた。

このスタイルに加え、トイの身長は19cm程もある為、
非常にボリューム感がある迫力のアイテムとなっている。



rescue IMGP2372

リア

胸部の逆さになった車体フロントや肩と腰に位置するタイヤ等、
パーツ構成はハリウッド版のデザインを概ね踏襲している。

独自のアレンジとして脚部が太い事が挙げられ、
ボイジャークラスに相応しい大迫力の造形に舌を巻く。

人間的なスタイルのハリウッドデザインよりも、この位ロボットらしさが
溢れている方がTFとしては相応しいかもしれない。




ratchet IMGP2414

後のTFリベンジのN.E.S.T.版ダークサイド・ムーン版
映画劇中のスタイルに近付いた事は評価に値する。

しかしながら、この太い脚部やマッシブな
スタイルの迫力には及ばない事も事実。

映画のデザインを忠実に再現せずとも、
プラス要素が多く見られる2007年版ラチェットは、
後のラチェットに引けを取らない傑作トイと言えるだろう。





rescue ratchet MGP2430

『虚栄はラチェットにとって無縁であると言っても過言ではない。

彼は仲間のオートボットが思っている以上に
仲間達の生命を救う事を気遣い、最優先に考えている。』



movie ratchet MGP2384

『ラチェットはビークルモードを飾る装飾品には全く気を配っていなかった。

しかしながら、人間の救急車がある方法で飾られている傾向を発見した時、
彼は自分の外観により多くの注意を払い始めた。

ラチェットの新しいペイントは以前より多くの人間達を救助する事を可能にした。
更に新しい装飾は、より自然に見える外観を彼に与えたのだ。』




MA-16 RESCUE RATCHET  Tech Spec GP2383

テックスペック

・体力 : 4
・知力 : 9
・速度 : 6
・耐久力: 9
・地位 : 5
・勇気 : 10
・火力 : 3
・技能 : 10





G1color ratchet IMGP2391

白いボディに各所に赤のペイントが入る配色は、
G1ラチェットを想起させる説得力がある物だ。

赤十字ではない物の、両肩に十字型のマークがある事もG1と共通する。

映画版TFはジャズスタースクリーム等、初期アニメカラーの
リペイントが存在するので、G1カラーで揃えてみるのも面白いだろう。




ratchet face IMGP2379

後頭部には採光窓が開き目もクリアーパーツという構成だが、
クリアーブルーが濃い色の為、集光ギミックは機能しない。




ratchet axe MGP2450

アックス

右腕に収納さていた武装を展開すると、腕全体が巨大な斧状の武器に変形する。

特殊な形状のアックスは、初期に描かれたラチェットのコンセプトアートの
デザインを立体化した物で再現度は非常に高いが、映画では採用されず、
回転ノコギリに変更された為、映像とトイでギャップが激しい物となってしまった。

トイ開発時は僅かに与えられた資料を基に製作しており、
特に2007年版映画では初期設定を再現したトイが多い。



rescue ratchet axe

腕部のパネルを開き手を回転させて収納し、代わりに武器を
引き出して開くと、右腕はアックスに変形する。

元の手が無理なく収納されて隠れる機構が秀逸。




ratchet claw

クロー

カーモードでルーフに設置されていたロールバーは、
取り外してクロー状の武器に変形する。

タイヤに備わったスイッチを前方にスライドさせると
連動してロールバーが開くギミックを内蔵している。

ハサミ型の武器にしか見えないが、パッケージ裏面の説明では
CANNON』と記載されており、単なる間違いなのか
キャノン砲が武器として付属する予定だったのかは不明。



rescue ratchet wepon IMGP2393

ロールバーのクローは左腕のジョイントにセット可能。

ビッグサイズのトイであるラチェットに大型の武器が
装備される事で、更に迫力が増し見映するスタイルとなる。



rollbar IMGP2401

ロールバーパーツはロボットモードで武器として装備しない時は、
背中に備えられたジョイントにセットしておく事が出来る。

実写映画版TF第一弾であった2007年に登場したトイは、
映画のスタイルの再現以外にも遊べるギミックや工夫が各所に確認出来、
如何に力が入った開発であったのかが伝わって来る様だ。




rescue ratchet IMGP2426

武器展開状態

映画劇中には登場しない設定の武器が新たなシルエットを作り出している。

アックスとクローはトイオリジナルの武器となったが、
独自の解釈が成された大型の武器は遊び甲斐もあり好感触だ。




ratchet IMGP2421

G1カラーのリペイントバージョンを発売する事は、
ムービーシリーズのTFには定番となっている手法だ。

2010年のデラックスクラスのN.E.S.T.ラチェットもリペイントされて、
HUNT FOR THE DECEPTICONS』シリーズにて
レスキューラチェットとして発売されている。



rescue ratchet IMGP2432

ボイジャークラス・ラチェットは、適度な難易度の変形に加え、
ロボットモードでの全身の可動も充分な物でポージングには不自由しない。

ボールジョイントを使用していない為、保持力が強い事もメリットの一つに挙げられる。

これ程の体躯を誇るラチェットだが、遊び易い事が最大の特徴と言えるだろう。




rexcue ratchet MGP2464

改めて2007年版のムービーTFを手に取ってみると、
まずその大きさに驚くのではないだろうか。

ロボットトイとしてボリュームがある事は、重要な要素であると思い起こされる。

ラチェットはそのボリュームというメリットを持ちながら
複雑過ぎる事は無く、扱い易い面も特徴の一つであった。

迫力があり遊び易い、この基本的で肝心な要素が映画第一作目の
アイテムに既に備わっていた事は、目から鱗が落ちると言える物である。








r IMGP2483

⇒ ◆参考にならない比較◆





⇒ ベーシックシリーズ ラチェット              `
⇒ EZコレクション ラチェット                `
⇒ EZコレクションリアル ラチェット リアルカラーVer.    `
⇒ バーガーキング キッズミールトイ オートボット ラチェット







テーマ:ホビー・おもちゃ - ジャンル:趣味・実用

コメント
レスキューラチェットの詳細は初めて見ました。
カラーリングや肩のマークなど気合い入っているのに、リベンジ版はこの後でなぜちょっと手抜きな感じになっちゃったのでしょう(笑)。

ボイジャーのはビークルがとにかく素晴らしいですよね。このカラーもすごくカッコいい!
ロボットモードは本当にこの型のおかげでラチェットはこういう体形だと印象付けられてしまいました。ただ見た目によらず良く動きますし、飾り栄えもするので後発のデラックス達より断然気に入っています。

「CANNON」なんて表記があったんですね(笑)。
持っている数少ないマイクロンで1個だけスイッチに径が合うのがありましたが、そういった付属物の予定もあったのでしょうか。




2011/10/02(日) 00:33:27 | URL | チャックルベリー | [ 編集 ]
>チャックルベリーさん
コメントありがとうございます!

ボイジャークラス・ラチェットはロボットもビークルモードも迫力ありますよね、
この位大きいカーモードだと各部もリアルに造られてて感心します。

後のデラックスクラス・ラチェットと違うがっしりとした体型が好みです。^^
まぁ、映画デザインに近いのは後発の方が優秀なんですが。
このボイジャーの御蔭で、ラチェット=パワータイプみたいなイメージが付いちゃってましたw
最近のボイジャーと並べると一段とパワフルな面が引き立ちます。

>マイクロン
なるほど、このスイッチの形状はマイクロンジョイントだったのですね!
マイクロン三部作の後がムービーシリーズでしたから、開発時は
マイクロンとの連動も考慮されていたのかもしれませんね。
2011/10/02(日) 12:53:07 | URL | つくも | [ 編集 ]



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