十三非常階段
●BEAST WARS  バンター
BW bantor IMGP0361

トランスフォーマーの長い歴史の中でも、二体の動物を合体融合させた
フューザーズというシリーズは、その奇天烈さで記憶に残る物であった。

日本では『ビーストウォーズ メタルス』のアニメに登場した物と
ビーストウォーズ ネオ』のブレントロンのみが
リリースされるにとどまったが、日本未発売のフューザーにも
傑作と呼べるアイテムが多数存在していた。



bantor face IMGP0383  ◆ 名前 : バンター

  ◆グループ: フューザー / マキシマル

  ◆ 役割 : 密林戦士 / 破壊工作エキスパート

  ◆ 変形 : マンドリル + 虎

 
  ◆シリーズ: TRANSFORMERS BEAST WARS

  ◆ 発売 : 1998年8月

  ◆ 価格 : 日本未発売




BW bantor package

パッケージ




bantor IMGP0339

ビーストモード

マンドリルの頭部、特に顔の塗装は細かく好印象だ。

鬣は全体を茶色に塗装した上に毛並みをオレンジ色で表しており、
二重に塗装するというTFとしては珍しい処理が施されている。



bantor IMGP0342

リア

胴体には縦の縞模様がプリントされ、
虎としての特徴が遺憾無く表現されている。

爪の生えた大きな前脚は虎、若干サイズが小さい後脚は
マンドリルの物になっており、敢えてバランスを崩す事で
二体の動物が融合している特徴を表している事が分かる。




bantor nue MGP0461

バンターのビーストモードは、日本の妖怪である『
強く意識したであろう事は間違いない。

鵺は頭部は狒々、手足は虎、胴体は狸、尾は蛇という
姿を持つ日本に於けるキメラである。

海外用のTFに日本妖怪を組み入れた
開発者の遊び心に拍手を贈りたい。




bantor attack mode

アタックモード

バンターの頭部にはスプリングが内蔵されており、
背中のスイッチを押すと勢い良くリリースされる。

このギミックはロボットモードに於いても
発動させる事が可能で、パンチアクションとなる。




バンター、マキシマイズ!
BW bator transform

四足獣のビーストTFは多いが、バンターは意外性を持つ
独自の変形工程で楽しませてくれるアイテムである。




bantor IMGP0481

ロボットモード

ビーストモードの頭部は右腕に、下半身は左腕に位置するという
特異な変形により両腕部は奇妙なシルエットとなっている。

二体の動物が合体したフューザー故に、ロボットモードでも
故意に違和感のある姿にデザインした物と思われる。



bantor IMGP0483

リア

左腕に位置したビースト時の脚や尾が目を引く。
腕部以外は概ね均衡の取れた体型をしており纏まりが良い。

腕部に付いたビーストモードのパーツも
干渉してポージングの妨げになる程ではない。




bantor IMGP0492

『気難しく孤独なバンターだが、融合した
フューザーアニマルには喜びを感じている。

マンドリルと虎の特性と本能により高められた彼は、
どの様な戦況にも対応可能な戦闘能力を備えた生粋の戦士だ。』



bantor IMGP04733

『多彩な才能に秀でたバンターは、虎の狡猾さと忍耐力、
マンドリルのほとんど狂気にも似た熱狂さという
相反する気性を持ち合わせ、接近戦に於いては銃火器を必要としない。』



bantor IMGP0385

『その能力の高さ故、破壊工作または偵察任務の際には
オプティマルオプティマス(メタルスパワードコンボイ)
司令官から最初に選出される程だ。

バンターはプレダコン(デストロン)の陣地を
縦横無尽に突き進み、発見されずに脱出する事が可能。』



bantor IMGP0472

『バンター自身は敵の大半に知られていないが、
彼が仕掛けた発見不可能な罠の数々や
破壊的で強力な頭突きと右フックは、広く認知されている。』




Bantor Beast Wars 0394

テックスペック

・体力 : 6.0
・知力 : 9.0
・速度 : 6.0
・耐久力: 7.0
・地位 : 5.0
・勇気 : 9.0
・火力 : 4.0
・技能 : 8.0





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上半身は特殊な体型のバンターだが、ビーストウォーズシリーズ特有の
ボールジョイントが全身に使用されている事で、可動は非常に優れている。

足の裏が広く、踵も爪の様な形状で大きく造られている為、接地性が良い。



bantor IMGP0409

左腕に位置した尻尾にはギザギザのエッジがモールドされており、
これを刃物の付いた鞭の様な武器に見立てている模様。
この鋸状のエッジはパッケージのイラストにも描かれている。

接近戦に秀でたキャラクター故に非常にマッチしている武器だ。





bantor IMGP0453

バンターはトイオリジナルTFで、CGアニメには登場しないキャラクターだ。

ビーストウォーズでは、この様な玩具オンリーのTFも多く、
活躍の場はパッケージに印刷されたキャラクターカードの文面に限られていた。



bantor IMGP04734

ビーストウォーズのトイが絶版になって久しい2006年には、
IDWからミニシリーズのコミックス『BEAST WARS THE GATHERRING』が
発売され、バンターもこのコミックスに登場する事になる 。



bantor IMGP0346

BW THE GATHERRING』でのバンターの登場シーンは
僅かな物で、復活して同じくフューザーズであるトーカ達と
旅路を共にした後に、クライマックスの全軍対決に於いて
駆け付けたマキシマルズの一員であった。



bantor IMGP0491

その戦いの中で、トランスメタル2のイナゴに変形するスカージ
素手で圧倒するという、バンターのキャラクター性を
活かした描写が描かれていた事は評価に値する。



bantor IMGP0485

又、バンターは『BEAST WARS THE GATHERRING』の続編である
2007年発売の『BEAST WARS THE ASCENDING』にも登場している。

当時は玩具オンリーのキャラクターであったバンターが
脇役とはいえ、活躍の場を与えられた事は嬉しい出来事であった。




bantor IMGP0442

トランスメタルスと同時期に登場したフューザーズは、
メタルスの艶やかさと対極に位置するイメージの
奇妙で不気味な側面が強調されていた。

その珍妙さがぞんぶんに表現された姿は今尚、前衛的に映り、
トイ自体の高い完成度も含め貴重なシリーズであった。







bmnIMGP0433.jpg

⇒ ◆参考にならない比較◆







テーマ:ホビー・おもちゃ - ジャンル:趣味・実用

コメント
これもあのクイックストライクと同じ種類の物なんですね。日本未発売とはもったいないほどカッコいいです。
しかし妖怪に言及されるとはすごい。海外の方は恐らくいつまでも辿り着けない要素ではありませんか。
半身が丸ごと腕にくっついているのに、きちっと長さを調節してあるせいかそれほどバランス悪く見えないのが不思議ですね。

ケナーロゴが残っているプロダクトということもあり今後是非手に入れてみたいです。

2011/11/03(木) 01:33:00 | URL | チャックルベリー | [ 編集 ]
>チャックルベリーさん
BWネオでブレントロンが発売されていたので、メタルスでフューザーが全種出るかなーと思ったんですが、
日本ではフューザーが入り込む余地が無い様な商品展開だったのが惜しいです。

バンターは鵺だとすぐに分かったのは日本人ならではですね、
他のフューザーも不思議な組み合わせが多くてお気に入りのシリーズです。^^

ビーストの下半身が丸ごと左腕にくっついてる変形は当時驚きましたねー、
フューザーはどれも傑作揃いなのでお勧めですよー。
ケナーロゴはありませんがBWネオの物なら割と入手し易いと思います。
2011/11/03(木) 22:27:16 | URL | 付喪 | [ 編集 ]



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