十三非常階段
●トランスフォーマー 合体大作戦  TF-09 フレアジェット
Transformers Operation Combination TF-09 FLARE JET 9487

実機の戦闘機をモチーフとしているトランスフォーマーは、
G1初期のジェットロン部隊からの伝統であったが、
G1末期からG2期に掛けてジェット機型TFが大幅に増員された。

20世紀後半に開発された次世代戦闘機が数多く採用され、
中には実験機までTFとなっていた事が新鮮さを感じさせてくれた。

フレアジェットもその一体であり、登場から年月を経た今尚、
“新型トランスフォーマー”のイメージを保ち続けている事に驚きを禁じ得ない。



トランスフォーマー 合体大作戦 TF-09 ジェット軍団 フレアジェット 471  ◆ 名前 : フレアジェット

  ◆グループ: ジェット軍団

  ◆ 役割 : 太陽兵士

  ◆ 変形 : グラマン・X-29


  ◆シリーズ: トランスフォーマー 合体大作戦

  ◆ 発売 : 1992年4月

  ◆ 価格 : 1500円




トランスフォーマー合体大作戦 TF-09 マッハロード VS フレアジェット VSセット パッケージ

パッケージ

海外では単体販売だったが、日本では
サイバトロンとデストロンのTFが1体ずつ
収められている対決セットとして発売した。




Transformers Operation Combination FLARE JET Grumman X-29 9418

ビークルモード

1970年代に急速に進歩した複合素材の軍用機への
適用実証を兼ねて、研究の為に開発された前進翼実験機。

特徴的な前進翼にはアルミ合金とチタンを使用、
外板にはグラファイト・エポキシ樹脂版を導入し、
当時の最先端複合成型技術が用いられている。



Transformers Operation Combination FLARE JET Grumman X-29 9424

リア

機首部分はディフォルメされて短くなっているが、
前進翼、カナード翼、単発ジェットエンジン等、
X-29の特徴を再現しており、納得の造形である。

各部のステッカー追加によりディティールが増えるので、
付属するステッカーは全て貼付する事が望ましい。




Transformers Operation Combination FLARE JET Grumman X-29 9433

1990年代のジェット機型TFは実験機モチーフが数体存在し、
フレアジェットのパッケージにも明確に『X-29戦闘機』と記載されている。

特にメーカーライセンスは取得していないが、
当時はまだ「オモチャ」に対しては寛容だった様だ。



Transformers Operation Combination FLARE JET Grumman X-29 436

機首及び機体後部には格納可能なランディングギアを搭載している。
三つの着陸脚がそれぞれ可動するという驚きの仕様である。

1986年のエアーボットでは機首の着陸脚しか可動しなかった為、
技術が進歩している事を感じさせる一面である。




トランスフォーム!
Transformers Operation Combination TF-09 FLARE JET transform




トランスフォーマー 合体大作戦 TF-09 ジェット軍団 フレアジェット 464

ロボットモード

機首が胸部に変形し、主翼を背負う形は、
ジェット機型トランスフォーマーの典型的なスタイルだ。

簡単ながらTFらしさ溢れる姿に変形する事に好感が持てる。



トランスフォーマー 合体大作戦 TF-09 ジェット軍団 フレアジェット 465

リア

フレアジェットのサイズは概ねスカウトクラスほどで、
扱い易さに秀でたアイテムと言える。

G1トランスフォーマーは可動を求めるトイではないが、
それでも両肩は回転する為、銃を構えるポーズを取る事が出来る。




トランスフォーマー 合体大作戦 TF-09 ジェット軍団 フレアジェット 521

『元はサイバトロン戦士でマッハロードの友人だった。

太陽から発射されるエネルギーで何でも
真っ黒に燃やしてしまうパワーを持つ。』



Transformers Operation Combination FLARE JET Tech Spec 501

テックスペック

・体力 : 7
・知力 : 7
・速度 : 10
・耐久力: 7
・地位 : 7
・勇気 : 7
・火力 : 9
・技能 : 7





トランスフォーマー 合体大作戦 TF-09 フレアジェット 9512

1984年から続いた『トランスフォーマー』シリーズのG1末期、
本国アメリカではトイやコミックス等、TFの展開自体が終了しており、
日本では辛うじて児童誌連載という形で細々と継続していた。

この時期、最も勢いがあったのは意外にもヨーロッパであり、
欧州向け展開用に開発されたTFも数多く存在する。



Transformers Operation Combination FLARE JET 493

ジェット軍団は、ヨーロッパ向けTFの一つである
プレデター』のトイを日本国内で販売した物である。

トイの仕様は成形色から塗装面、付属武器に至るまでプレデター版と
全く同じだが、ミサイルの形状のみ若干異なる物になっている。

しかし基本的には、両者は同等のトイと捉えて差し支えないだろう。



トランスフォーマー 合体大作戦 TF-09 ジェット軍団 フレアジェット 490

フレアジェットは、海外版プレデターの一員、スネアーと全く同じトイだが、
キャラクター設定は日本独自の物に変更して作り直している。

名前は勿論の事、役割やテックスペックまで新規の物を作るという徹底振りだ。

ユニクロントリロジーの様なパラレルワールドの概念は無かった為、
同じG1世界に属し、同じ姿を有しながらも、
フレアジェットスネアーは完全な別人である。





トランスフォーマー 合体大作戦 TF-09 ジェット軍団 フレアジェット フレアミサイル砲 505

フレアミサイル砲

ジェット軍団共通のミサイル発射装置で、
スプリングの力によりミサイルを発射可能。

ミサイルは3発付属し、主翼両端に設置しておく事が出来る。



Transformers Operation Combination FLARE JET Grumman X-29 Nissiles 9440

ミサイル砲はジェット機モードでも機体下部にマウント可能。

機体下面に設置している為、増槽の様にも見えるが、
この状態でもミサイルは発射出来る。




トランスフォーマー 合体大作戦 TF-09 フレアジェット 集光ギミック 478

集光ギミック

後頭部から光を当てると、蛍光イエローの
パーツにより強力な光を発する。

集光ギミックは、1990年代前半の時期から
TFトイに組み込まれた新しいギミックであった為、
説明書でも明確にアピールしている。




Transformers Operation Combination FLARE JET Grumman X-29 Monitor 448

モニター

機体底面からパネルが出現するギミックを搭載している。

これは海外のプレデター版では、大型TFのスカイクウェイク
又はストーカーのスコープに合体させる事で、
描かれている絵を拡大して見る事が出来るというギミック。



トランスフォーマー 合体大作戦 TF-09 ジェット軍団 フレアジェット モニター 9452

絵柄はライバルであるマッハロード

プレデターでは『スーパーサイト』のギミック名が与えられていたが、
TF合体大作戦の展開時にスコープを備えたスカイクウェイクは
発売されず、ストーカーも日本未発売となっていた。

本来のギミックを再現する事が出来なかった為、
日本版では単に『モニター』とされている。





Transformers Operation Combination TF-09 FLARE JET 9515

フレアジェットは、元サイバトロン戦士のデストロンという稀有な存在だ。

トイパッケージの記述とアニメでは設定が異なる場合もあるが、
デストロンからサイバトロンに軍団を移ったキャラクターは
それまでにも数名登場していた物の、逆の場合は珍しい。



トランスフォーマー 合体大作戦 ジェット軍団 フレアジェット ビルドロン ロングハウル ボーンクラッシャー 9534

アニメ設定ではビルドロンの様に洗脳されたという例はあるが、
トイ設定でのビルドロンは最初からデストロン軍団だ。

他にもテレビマガジンに掲載された設定で、サイバトロンを裏切ったとされる
トランスフォーマーZ』のデストロン・レースカーパトロールチームも居る。

しかし『元サイバトロン戦士』と、トイ設定に明確に記してあるデストロンの
キャラクターは、トランスフォマー史上、フレアジェットが初である。




トランスフォーマー 合体大作戦 TF-09 フレアジェット 517

トランスフォーマー合体大作戦』は児童誌テレビマガジンに
連載されていた物がメインの媒体であり、トランスフォーマーの
コーナーは毎月4ページ程度しか与えられていなかった為、
当然ながら各キャラクターの活躍は限られた物となる。



Transformers Operation Combination TF-09 FLARE JET 9496

ジェット軍団の一員という位置付けのフレアジェットも
“デストロン兵士の一人”でしかなく、目立った活躍は無い。

フレア”の名を持ち、太陽のエネルギーで
戦うという設定を活かした描写も描かれる事は無かった。

それでも両軍の総力戦の際は、サイバトロンの合体戦士シックスウイング
一人で相手にしており、高い戦闘力を備えている事を示した。





トランスフォーマー 合体大作戦 TF-09 ジェット軍団 フレアジェット 9509

それから21年後、フレアジェットが初の台詞付きで
コミックに再登場するとは誰が予想したであろうか。

ミリオン出版の『トランスフォーマー ジェネレーション2013』に
掲載されたショートコミック『メトロ大戦』には、
合体大作戦のデストロン兵士が多数登場している。



トランスフォーマー ジェネレーション 2013 コミック メトロ大戦  拡大可能

メトロ大戦は「裏切り」をテーマとしているストーリーとの説明が
記載されており、“裏切り”に関連する数々のキャラクターが登場する。

デストロンに寝返ったフレアジェットも登場し、
同じコマに元サイバトロンのレッカーフックが描かれている事も、
隠された「裏切り」のメッセージと受け取れる。



Transformers Operation Combination MACH ROAD vs FLARE JET 9532

スクランブルシティの保安システムを書き換えられたのも、
元サイバトロンのフレアジェットならではと言える役回りだ。

又、マッハロードに激しい砲火を浴びせているのは
十中八九、フレアジェットであると思われる。

キャラクター性を考慮して深読みすると非常に面白い作品である。




トランスフォーマー 合体大作戦 TF-09 ジェット軍団 フレアジェット 525

フレアジェットはG1トランスフォーマーらしい頑丈な設計と
簡単な変形等の特徴に加え、集光ギミックはG2期TFの片鱗が感じられる。
TFトイが年々進歩している事を確認出来る、貴重なアイテムと言えよう。

更にG1末期のマイナーなシリーズにも拘らず、新たに日本独自の
設定を創作し、記憶に残るキャラクターに昇華させた手腕に感服する。

約20年後のコミックにフレアジェットが登場した事は、
優れたキャラクター性は色褪せる事が無いという証明である。







トランスフォーマー 合体大作戦 567

◆参考にならない比較◆





§参考情報§


テーマ:ホビー・おもちゃ - ジャンル:趣味・実用

コメント
 前進翼のシルエットからくる威容もあって、このタイプの戦闘機になるTFを今の技術で(カナードも独立するなど)出してほしくなりました。
 対するマッハロードの2010のサイバトロンと違ったSF色も興味深いと思います。
2014/04/16(水) 13:36:12 | URL | 紅澪斗燭鍍 | [ 編集 ]
>紅澪斗燭鍍さん
ロシアの前進翼ジェット機はAAテラダイブがありますが、
X-29の新作トイは登場していないですね。
アメリカのジェット機では主力戦闘機のF-22の方が人気があるのかもしれません。

マッハロードの他、ロード軍団の未来的なデザインも独自性があって良いですね。
2014/04/17(木) 19:56:12 | URL | 付喪 | [ 編集 ]



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