十三非常階段
●トランスフォーマー  限定クリアマイクロン ビートチョップ
トランスフォーマー クリアマイクロン キャンペーン ビートチョップ 4827

販売促進の為に実施されるキャンペーンで配布される限定トイにも、
トランスフォーマー』の奥深さを垣間見る事が出来る。

G1初期のトランスフォーマーは、タカラのダイアクロンミクロマン
変形トイを混成させたアイテムが基本となっていたが、
タカラ以外の日本製玩具シリーズを起源とする物も存在する。

その中の一つ『機甲虫隊ビートラス』を意識したアイテムである
ビートチョップは、限定マイクロンながらも非常にマニアックなTFである。



トランスフォーマー クリアマイクロン キャンペーン ビートチョップ841


  ◆ 名前 : ビートチョップ

  ◆グループ: マイクロン / ディセプティコン

  ◆ 変形 : クワガタムシ / ウェポンモード






TRANSFORMERS LOST AGE CLEAR MICRON BEET CHOP package

◆シリーズ: トランスフォーマー

◆ 配布 : 2014年5月17日  `

◆ 価格 : 非売品      `




TRANSFORMERS LOST AGE CLEAR MICRON BEETCHOP Stag Beetle 804

インセクトモード

巨大な大顎が特徴的なクワガタムシのTF。

顎パーツを留めている頭部の金属ピンが、
目の様に見える面白いデザインだ。

メカニカルな姿ながらも脚は6本造形されており、
昆虫型ロボットとして納得のスタイルを誇る。



TRANSFORMERS LOST AGE CLEAR MICRON BEETCHOP Stag Beetle 807

リア

クワガタムシ型のTFはG1期のシャープネルを筆頭に
数名存在するが、昆虫モチーフという事もあって
全て悪役のディセプティコン側のキャラクターである。

同様にカブトムシ型TFも海外では悪役で、
日本の様に甲虫を重要視していない事が分かる。



TRANSFORMERS LOST AGE CLEAR MICRON BEETCHOP Stag Beetle 4818

欧米の文化では昆虫はマイナスイメージが強い為、
多くの昆虫は害虫と捉えられている場合がほとんどだ。

カブトムシやクワガタムシ、セミやバッタ等、トランスフォーマーに
於いても海外発祥の昆虫型TFは大半が悪役である。




トランスフォーム!
TRANSFORMERS LOST AGE CLEAR MICRON BEETCHOP transform

説明書には脚部を開くという指示がある物の、
インセクトモードを単に立てただけという表現が正しい。




トランスフォーマー ロストエイジ クリアマイクロン  ビートチョップ 834

ロボットモード

身体に対して巨大な顎を背負った、
攻撃的な印象を放つ独自性が強いデザイン。

頭身や手足の長さ等、バランス良く造られており、
ロボットとして整ったスタイルを有している。



トランスフォーマー ロストエイジ クリアマイクロン  ビートチョップ 837

リア

変形工程が身体を立てただけなので、
背面はほとんどクワガタムシのままだ。

それでも脚部を開く事で人型の体型に見えるという、
簡単ながらアイディアが光るアイテムである。




TRANSFORMERS LOST AGE CLEAR MICRON BEETCHOP 4853

他のクリアマイクロンの拳には3mm径の穴が設けられているので、
別売りのTFトイに付属する3ミリジョイントの武器を
装備させる事が出来る
が、ビートチョップの場合、
拳は造形されている物の3mm径の穴が無い為、武器は保持出来ない。

それでも両肩の回転に加え脚部は開く事が出来るので、
ポーズ付けに関してマイナス面は無い。



トランスフォーマー ロストエイジ クリアマイクロン キャンペーン ビートチョップ 861

『トランスフォーマー ジェネレーションズ』シリーズの
2013年に発売されたTG-28 メトロマスタークラス・メガトロン
付属するチョップショップが原型のTFトイ。

クリアブルー成形のボディにより、ダークブラウンであった
チョップショップとは全く異なるイメージとなった。




TRANSFORMERS AGE OF EXTINCTION CLEAR MICRON BEETCHOP 4892

トランスフォーマー ロストエイジ』のトイシリーズ発売に合わせて行われた
クリアマイクロン キャンペーン』の為に用意された限定マイクロン。

2014年5月17日(土)から実施され、トランスフォーマー商品を
税込み3000円以上購入するとプレゼントされた。



TRANSFORMERS LOST AGE CLEAR MICRON Campaign BEETCHOP 4886

ビートチョップの配布店舗は多く、エディオン、
ヨドバシカメラ、ベスト電器、ヤマダ電機、
博品館・TOY PARK 銀座本店、白牡丹 石巻店で配布された。

いずれの店舗も、配布条件の3000円以上という金額は共通している。





TRANSFORMERS LOST AGE CLEAR MICRON BEETCHOP Scissors Mode 4867

ウェポンモード

クワガタムシの大顎が、そのままハサミの様な
武器となっている、シザーモードとでも呼ぶべき武器。

ハサミ型の武器はTFシリーズでは珍しい部類で、
クワガタムシモードが活かされているウェポンモードだ。



TRANSFORMERS LOST AGE CLEAR MICRON BEETCHOP Scissors Mode 4873

リア

顎パーツと脚部は胴体内でギアが噛み合っており、
脚部を開くと連動して顎パーツも開く構造が秀逸。

変形に関しては一歩譲る事は否めないが、
シザー開閉という連動ギミックを内蔵している為、
トイとして楽しめるアイテムと言えるだろう。



TRANSFORMERS LOST AGE CLEAR MICRON BEETCHOP Weapon Mode 880

ウェポンモードもインセクトモードとほぼ変わらない物の、
ロボットモードの胸部に配置されたグリップを起こす事で、
持ち手が備わった武器という事に一応の説得力を与えている。

ロボット、ビースト、ウェポンモードを、ほとんど変形無しで
実現している稀に見るTFトイと言えるだろう。




トランスフォーマー クリアマイクロン キャンペーン ビートチョップ ビーストウォーズ クワガイガー 919

日本ではメトロマスタークラスだが、海外ではレジェンドクラスにカテゴライズされる程の
小サイズTFが装備する武器に変形する事を前提としている為、
ビートチョップ等のクリアマイクロンは従来のマイクロンよりも更に小さいサイズだ。

この最小サイズのTFトイに、連動ギミックを搭載した事は驚くべき物であり、
更にビースト、ロボットモード共に細かく造り込まれている造形は注目に値する。






TRANSFORMERS LOST AGE CLEAR MICRON BEETCHOP 859

ビートチョップ』の名称は、基となったトイのチョップショップと、
機甲虫隊ビートラス』のビートグガルから採られた物だ。

クワガタムシ型ロボットのビートグガルが、G1トランスフォーマーの
デラックス・インセクトロンの一員・チョップショップの原型となった。

メトロマスタークラス・メガトロンに付属するミニサイズのチョップショップは、
G1期のチョップショップをモチーフにしたリメイク品である。



トランスフォーマー クリアマイクロン キャンペーン ビートチョップ 860

1985年、海外で発売されたチョップショップを始めとする4体のDXインセクトロンは、
日本で発売されたタカトクトイスのトイシリーズ・ビートラスの金型流用品だ。

タカトクトイス倒産後、ビートラス・シリーズの金型はバンダイに渡り、
当時のTFの大ヒットに目を付けたバンダイが、他社製の金型を
利用して数種類の変形ロボット・トイをハズブロに輸出していた。

同様の理由で輸出されたマクロス・バルキリー型のジェットファイアーや、
特装機兵ドルバックのトイを基としたロードバスターホワールも有名。




TRANSFORMERS AGE OF EXTINCTION CLEAR MICRON BEETCHOP 4850

配布マイクロンのモチーフに『ビートラス』という、
非常にマニアックなシリーズを持ち出したアイディアが興味深い。

又、クリアマイクロン・ビートチョップが掲載された書籍の説明では、
クリアブルー成形色で造られているビートチョップのカラーリングの理由として、
モチーフであるビートグガルは「イラストでは青で描かれた」と記載されている。



トランスフォーマー クリアマイクロン ビートチョップ 機甲虫隊ビートラス ビートグガル 905

しかし書籍の説明文では誤解を招くきらいがあり、
本来のビートグガルビートチョップの様な鮮やかなブルーではなく、
少々暗めのネイビーブルーのボディカラーであった。

尚、アニメ会社アートミックによるビートラスをアニメ化する
企画はあった物の、アニメ製作は行われずに終わっている。



トランスフォーマー クリアマイクロン ビートチョップ 機甲虫隊ビートラス ビートグガル 909

トイのビートグガルはブルーでもネイビーブルーでもなく、
限りなく黒に近いこげ茶色の成形色で造られている。

これは実際のクワガタムシの体色に合わせたカラーだと思われる。

トイを比較するとマイクロンのビートチョップと、ビートラスのビートグガル
全く異なるイメージなのだが、30年の時を経て『機甲虫隊ビートラス』の名が
書籍に掲載されたり、僅かながらも紹介された事は実に感慨深い。




TRANSFORMERS AGE OF EXTINCTION CLEAR MICRON Campaign BEETCHOP 863

マニアックな由来を持つTFトイは幾つも存在し、
タカラ以外のメーカーが製作したトイを起源とする
アイテムは、その代表的な物である。

基となった他社製品のカラーリングを踏襲している
TFトイも僅かながら存在するので、それ等の題材になった
シリーズを調べてみるのも面白いだろう。

ビートチョップは、その様な研究心を改めて思い起こさせてくれた
アイテムであり、単なる配布品と侮る事は出来ないTFと言えよう。







TRANSFORMERS CLEAR MICRON  897

◆参考にならない比較◆





⇒ 限定クリアマイクロン バズソー     `
⇒ 限定クリアマイクロン シルバーローラー `
⇒ 限定クリアマイクロン マイクロンジョルト

⇒ 限定マイクロン アストロトレイン    `
⇒ 限定マイクロン カーニバック      `


テーマ:ホビー・おもちゃ - ジャンル:趣味・実用

コメント
ビートチョップのレビューお疲れ様です、無色の幻影です。
配布マイクロンの中では唯一同名キャラがいない個体として気になっていたのですが、ここまで深い事情があったなんて驚きました。
他のインセクトロンやDX共々、日米間の昆虫に関する認識のギャップが産んだ悲劇のキャラとも言えますね。カブトムシだったのがゾウムシにされてたり。
そう言えば、昆虫型トランスフォーマーで最初から善性だったキャラは殆どいませんね。BWのブラックウィドーは元デストロンですし、BWⅡのインセクトロンは元傭兵の集団ですし。あ、ジョイントロンが居た(笑)
しかし、何より驚いたのは、元ネタの更に元ネタであるビートグガルが出てきた事ですよ。てっきりG1チョップショップが出ると思ってたので、完全に予想外でした。付喪氏のおもちゃ箱は一体どうなっているんですか……。
それにしても、カラーリングのせいでどう頑張っても悪の親玉とセットだったとは思えないですね。トランスフォーマーの凄さを改めて実感しました。
2014/07/19(土) 00:20:34 | URL | 無色の幻影 | [ 編集 ]
>無色の幻影さん
トランスフォーマーはアメリカから始まったので、昆虫タイプは悪役ばかりですよね。
ビートラスは勿論正義の味方で、人間が乗り込む
いわゆるスーパーロボット的なシリーズですが、
TFに転生するとやはり悪のデストロン軍団にされてますね。

ビーストウォーズⅡのインセクトロンとジョイントロンも、
元々のトイは海外用の悪役として製作されたので、やはり昆虫は
海外では悪者の方がしっくり来るのでしょう。
G1プリテンダー・ピンチャーがオートボット側という珍しい存在ですね、
サソリなので厳密には昆虫じゃないですが、まぁ、一応虫なので。


今回はビートラス中心の話になったので、久々に当時のトイを発掘しました。
ビートチョップが登場しなければ忘れてました(笑)やはりTFは奥が深いですね。
2014/07/19(土) 20:02:28 | URL | つくも | [ 編集 ]



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