十三非常階段
●トランスフォーマー カーロボット  C-012 ジェイファイブ
TRANSFORMERS CAR ROBOT TEAM SHINKANSEN C-012 J-FIVE  484

様々な列車が次々に投入される日本の鉄道は世界的にも特殊な物で、
その中でも群を抜いて知名度と人気が高い車両は『新幹線』であろう。

新幹線をモチーフとしているトランスフォーマーはG1期から存在し、
トレインボットの面々が有名だが、2000年に展開した
トランスフォーマー カーロボット』で登場したチーム新幹線は、
精度の高いリアルさ、予想を超えた仕様、様々なギミック等、
驚くべき要素を数多く備えた稀に見るTFトイであった。



トランスフォーマー カーロボット C-012 チーム新幹線 ジェイファイブ 464  ◆ 名前 : ジェイファイブ

  ◆グループ: チーム新幹線

  ◆ 役割 : 音速参謀

  ◆ 変形 : JR西日本・500系 新幹線

 
  ◆シリーズ: トランスフォーマー カーロボット

  ◆ 発売 : 2000年5月25日

  ◆ 価格 : 1980円




TRANSFORMERS CAR ROBOT TEAM SHINKANSEN C-012 J-FIVE Package

パッケージ



TRANSFORMERS CAR ROBOT TEAM SHINKANSEN C-012 J-FIVE Package 2

トランスフォーマー カーロボット』のブリスターパックに収められているトイは、
表面の見える箇所にキャラクターカードが配置されている。

チーム新幹線のパッケージは、このカードを取り出すと、
他のチームメンバーを揃えてJRXに合体させる事を促す一文と
キャラクターがアップになったイラストが現れる。




トランスフォーマー カーロボット C-012 チーム新幹線 ジェイファイブ 500系 新幹線 1418

ビークルモード

それまでの新幹線とは一線を画す、近未来的なロングノーズの
フォルムが特徴の500系新幹線は、1997年3月より営業運転を開始、
一部区間で時速300kmという超スピードで運行する事が話題となった。

空気抵抗を軽減する為に細長くした先頭部ノーズの形状は、
野鳥のカワセミを参考にデザインされている。



トランスフォーマー カーロボット C-012 チーム新幹線 ジェイファイブ 500系 新幹線 1423

リア

数ある新幹線の中でも独自性の強いデザインから
人気が高い500系をリアルに再現しており、
ロボットに変形する事を考慮すれば称賛すべき出来映えである。

青と白のカラーリングに加え、運転席下部には
「500」の文字もタンポ印刷されており、リアルさが引き立つ。




TRANSFORMERS CAR ROBOT C-012 J-FIVE Super Express SHINKANSEN 500 427

戦闘機のキャノピーの様な形状の運転席や、車体の窓を
クリアパーツで再現する事で一層リアルさが感じられる。

この為、運転席が位置する長いノーズを含む車体先端部と側面、
窓が接している車体外装部分は全て塗装が施されている。



TRANSFORMERS CAR ROBOT C-012 J-FIVE Super Express SHINKANSEN 500 429

運転席と窓をクリアパーツで再現する為に、新幹線モードの
外装はほとんどクリアパーツで成形されており、運転席と窓以外は
ほぼ全て塗装しているという豪華な仕様には、今尚驚かされる。




ジェイファイブ、トランスフォーム!
TRANSFORMERS CAR ROBOT TEAM SHINKANSEN C-012 J-FIVE Transform

胴体内部にはスプリングが内蔵されており、運転席のパーツを展開すると、
自動的にロボット頭部が飛び出して現れるギミックを搭載している。




トランスフォーマー カーロボット C-012 チーム新幹線 ジェイファイブ 1450

ロボットモード

500系新幹線最大の特徴である長いノーズ部分が開いて、
大型のショルダーアーマーとなる奇抜なデザイン。

車両本体は胴体と脚部に変形するという、細長い電車の車体を
巧く活かしている事に加え、運転席は胸部に配置する等、
単に四角い体型のロボットにならない様に考慮されている。



トランスフォーマー カーロボット C-012 チーム新幹線 ジェイファイブ 454

リア

後姿は新幹線の車体が目立っている物の、
膝下からの脚部は180°回転させて、外側に
メカ要素が現れる設計にするという工夫も見られる。

車体から車輪部分が展開して大型の踵パーツになる変形工程は
デザイン性に優れ、尚且つ接地性向上にも役立っている。




トランスフォーマー カーロボット C-012 チーム新幹線 ジェイファイブ 1466

ジェイファイブの頭部ヘルメットは、変形モチーフの
500系新幹線の形状を取り入れているデザインだ。

この様な変形モードの形状をした頭部を有するTFは他にも存在し、
トランスフォーマー カーロボット』では、チーム新幹線の他にも
建設車ロボット・ビルドマスターが同様の頭部デザインを有している。





TRANSFORMERS CAR ROBOT TEAM SHINKANSEN C-012 J-FIVE 469

首は左右の回転に加え、ボールジョイントで
接続されている為、僅かだが上方に向ける事が出来る。

肩は基部が回転、ショルダーアーマーから生えた腕部は横に開き、
上腕と前腕を両側がボールジョイントになっているパーツで接続しているので
二重関節になっており、ボールジョイントにより可動範囲も広い。



TRANSFORMERS CAR ROBOT TEAM BULLET TRAIN C-012 J-FIVE 1519

股関節にもボールジョイントが使用され、膝は縦と横方向の
二重の可動軸に加えてロールも組み込まれている。

又、腰のアーマーを開く事が出来るので、
脚部の可動の妨げにならない構造に造られている。




TRANSFORMERS CAR ROBOT C-012 J-FIVE 525

チーム新幹線の参謀格で、頭脳明晰なリーダー。

語り口は紳士的で、ファイヤーコンボイと同等の頭脳を持つ。
常に乗客の安全を優先する紳士タイプだ。』




TRANSFORMERS CAR ROBOT TEAM SHINKANSEN C-012 J-FIVE Tech Specs 536

テックスペック

・パワー  : 7
・知力   : 9
・スピード : 10
・耐久力  : 8
・階級   : 7
・勇気   : 8
・火力   : 8
・テクニック: 9





トランスフォーマー カーロボット C-012 チーム新幹線 ジェイファイブ 521

ジェイファイブは、3体の新幹線ロボットで構成される
チーム新幹線のリーダーである。

短気なジェイセブンとのんびり屋のジェイフォー
的確な指示で纏める生真面目な戦士だ。



TRANSFORMERS CAR ROBOT TEAM BULLET TRAIN RAILSPIKE J-FIVE 512

普段は新幹線の先頭車両としてJRに勤務しており、
当時では最速の新幹線である「500系のぞみ」として活躍していた。

時間には正確、乗客の安全を第一に考えており、
有事の際、サイバトロン戦士として出動する時も、
アナウンスを発して鉄道職員に注意を促す配慮も忘れない。



TRANSFORMERS CAR ROBOT C-012 J-FIVE Super Express SHINKANSEN 500 1491

出動し、戦場へ向かう際には、サイバトロンネット
線路版・ハイパーレールを使用する事で、あらゆる場所に
レールを伸ばす事が可能で、新幹線特有の
持ち前のスピードを活かして即座に駈け付ける。

この様にTFカーロボットは、G1初期アニメにも似た
想像力豊かな設定と展開の早さが非常に優れた作品であった。



トランスフォーマー カーロボット C-012 チーム新幹線 ジェイファイブ 1477

戦闘時には状況判断能力に優れている事に加え、
常に冷静沈着でチーム新幹線を率いる。

しかし短気な性格のジェイセブンが、ジェイファイブを差し置いて
JRXへの合体の指示を出す事もあり、リーダーである自分より
ジェイセブンがイニシアティブを取る事を少々気にしている様だ。





TRANSFORMERS CAR ROBOT C-012 J-FIVE Shoulder Mine 504

ショルダーマイン

『大小13発のロケットを発射する。』


ジェイファイブは新幹線の長いノーズ部分が両肩の
アーマーに変形し、内部には武器が搭載されている。

右肩にはアニメでも度々使用されたショルダーマインを装備。



TRANSFORMERS CAR ROBOT C-012 J-FIVE Rocket Launcher 507

ロケットランチャー

設定上、右肩の武装はショルダーマイン、左肩はロケットランチャーと
区別されているのだが、アニメでは両肩から一斉発射される
多連装ロケット弾を纏めて『ショルダーマイン』と呼称していた。




トランスフォーマー カーロボット C-012 チーム新幹線 ジェイファイブ ソニックアンブレラ 510

ソニックアンブレラ

『回転しながら超音波を発する
ソニックアンブレラで、敵を一気に倒せる。』

『肩から超音波を出し、コマの様に回り敵を撃滅する。』
という設定も与えられており、足を軸に回転する必殺技だが、
アニメでは一度も描かれる事は無かった。

回転した状態はショルダーアーマーが円を描き傘の様な姿となる為、
「アンブレラ」の名称が与えられているのだろう。




TRANSFORMERS CAR ROBOT C-012 J-FIVE Laser Beam Gun 475

レーザービームガン

新幹線の連結器パーツが変形してレーザービームガンを構成する。

連結器が銃の照準器を兼ねているアイディアが見事なデザイン。
長い銃身はクリアグリーンで成形されており美しい。



TRANSFORMERS CAR ROBOT C-012 J-FIVE Laser Beam Gun 1496

銃身がクリア素材な理由は、発光機能が備わっている為。

箱型の銃本体はLR44型ボタン電池の電池ボックスになっており、
上部の青いスイッチを押すと赤いLEDが発光する。

ジェイファイブはチーム新幹線の中で、唯一の発光機能を持つトイである。




トランスフォーマー カーロボット C-012 チーム新幹線 ジェイファイブ 500系 新幹線 連結器 432

レーザービームガンは、新幹線モードでは連結器として機能し、
折り畳んで車体後部に設置する事が出来る。

銃身にモールドされた溝を、ロボット脚部になる車体後部で
挟み込んで固定するという、独特な方法で取り付ける。



トランスフォーマー カーロボット C-012 チーム新幹線 ジェイファイブ 500系 新幹線 & 700系 レールスター 434

この連結器を使用して、別売りのチーム新幹線のメンバーと連結可能。

連結機能を搭載している事は評価に値する点で、
単に新幹線に変形するロボットというだけではなく、
電車のトイとしての遊びも考慮されている嬉しい仕様である。






TRANSFORMERS CAR ROBOT C-012 J-FIVE Super Express SHINKANSEN 500 493

ジェイファイブ』の名称は、新幹線を運用する鉄道会社JRの(ジェイ)と
500系新幹線のを英語にしたファイブを組み合わせた物。

日本人であれば子供でもすぐに理解出来るネーミングで、
変形モチーフと連動した分かり易い名称である。



TRANSFORMERS CAR ROBOT TEAM SHINKANSEN C-012 J-FIVE Package 3

この様に他社であるJRや新幹線を大々的にアピール出来たのは、
JRのメーカーライセンスを取得しているアイテムだからである。

パッケージにもJRが承諾した事を示す一文が印刷されている。

トランスフォーマーでは、G1G2及びビーストウォーズ時代まで
メーカーライセンスを取得する事は無かったので、驚嘆すべき例であった。




トランスフォーマー カーロボット C-012 チーム新幹線 ジェイファイブ 1500

現在では自動車を始め戦車やジェット機まで、実機と同様の
リアルな造形にするには製造メーカーに許諾してもらう必要がある。

しかし1990年代ぐらいまでは、実際の乗り物をトイで再現する事に
寛容であった場合が多くを占め、トランスフォーマーのトイでは
モチーフとしている実車や実機のメーカーとライセンス契約している訳ではなかった。



TRANSFORMERS CAR ROBOT TEAM BULLET TRAIN RAILSPIKE J-FIVE 514

チーム新幹線はトランスフォーマーで初のメーカーライセンス製品と
考える事が出来、各企業の知的財産権がクローズアップされる等の
時代の変容を示すアイテムでもあった。

JRの許諾を得る事で、リアルなスタイルと「新幹線」の名称を
TFにも取り入れる事を可能としたタカラ側の拘りには感心するばかりである。




トランスフォーマー カーロボット C-012 チーム新幹線 ジェイファイブ 523

電車型トランスフォーマーのほとんどは日本オリジナルTFシリーズで登場しており、
これは老若を問わず鉄道の人気が高い国柄である為と思われる。

2000年当時も数々の新幹線が運行されており、新幹線のみで構成される
チーム新幹線の様なTFが登場した事も日本ならではと言える。

更に変形トイの範疇を超える程の高い完成度を備えたチーム新幹線の仕様は、
年月を経た今尚、トップクラスの電車型TFの座を守り続けている。








TRANSFORMERS SHINKANSEN 1530

◆参考にならない比較◆







テーマ:ホビー・おもちゃ - ジャンル:趣味・実用

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