十三非常階段
●TRANSFORMERS ROBOTS IN DISGUISE  スキッズ
Transformers ROBOTS IN DISGUISE Flip Changers SKID-Z 662

トランスフォーマーのトイをコレクションする上でファンを悩ませる事例の一つに、
海外と日本では同一トイでも異なる仕様の物が多い事が挙げられる。

ビーストウォーズからこの傾向は顕著になり、2000年に日本で展開した
トランスフォーマー カーロボット』のトイも、2001年より海外でスタートした
TRANSFORMERS ROBOTS IN DISGUISE』では
塗装や成形色等が日本版と異なる仕様に変更されている。

どちらが優れていると決める事は出来ず、これは各人の好み次第だが、
迷った時の選択肢は一つ、両方買えば良いのだ。



トランスフォーマー ロボッツ・イン・ディスガイズ 2001 フリップチェンジャー スキッズ 653  ◆ 名前 : スキッズ

  ◆グループ: オートボット

  ◆ 役割 : 高速偵察員

  ◆ 変形 : インディカー

 
  ◆シリーズ: TRANSFORMERS ROBOTS IN DISGUISE

  ◆ 発売 : 2001年9月

  ◆ 価格 : 海外版




Transformers ROBOTS IN DISGUISE Flip Changer SKID-Z & WIND SHEER Package

パッケージ




Transformers ROBOTS IN DISGUISE 2001 SKID-Z Lola Cars T94  682

ビークルモード

スキッズのトイは、1997年にアメリカで発売された
マシーンウォーズ・ミラージュ
が原型。

基本構造はマシーンウォーズ版ミラージュ(リジェ)と全く同じで、
成形色や塗装のカラーリングを変更して別キャラクターとしている。

先行して展開した『トランスフォーマー カーロボット』で発売されたインディーヒートの
海外版が、『TRANSFORMERS ROBOTS IN DISGUISE』のスキッズである。



Transformers ROBOTS IN DISGUISE 2001 SKID-Z Lola Cars T94 685

リア

日本版のインディーヒートとは若干カラーリングが変更されており、
白を主体としたボディにパープルのパーツ、加えてシルバーと赤紫の
ペイントが入る事で纏まりの良い配色となっている。

基本的なカラーはインディーヒートと同じだが、
ホイールはメタリックブルーメッキから銀メッキに変更し、
車体各部のオレンジ色のマーキングを廃した事で
落ち着いたイメージのカーモードとなった。




Transformers ROBOTS IN DISGUISE 2001 SKID-Z Penske Racing PC18 776

比較的リアルに造形されたカーモードは、
原型となったマシーンウォーズ・ミラージュの頃から
フォーミュラカーのローラ・T94と目されている。


アメリカのインディカーであるペンスキー・PC18という説もあり、
インディカーという設定のスキッズにはこちらの方が相応しいかもしれない。

どちらにせよ、フォーミュラカータイプのレースカーである事は
一目瞭然で、納得の造形を誇るカーモードと言えよう。




スキッズ、トランスフォーム!
Transformers ROBOTS IN DISGUISE SKID-Z Transform 1

海外版のアニメ『TRANSFORMERS ROBOTS IN DISGUISE』でも
日本の『トランスフォーマー カーロボット』と同様に、変形の際は
「自分の名前 + トランスフォーム!」の掛け声を採用している。




Transformers ROBOTS IN DISGUISE Flip Changer SKID-Z Transform 2

リアウイングは瞬間自動変形を発動させるスイッチを兼ねており、
ウイングを跳ね上げるとスプリングの力でボディが折り畳まれ、
一瞬でロボットモードに変形するギミックを搭載している。

いわゆるフリップチェンジャーと呼称されるTFトイであり、
マシーンウォーズ版ミラージュの変形機構をそのまま受け継いでいる。




トランスフォーマー ロボッツ・イン・ディスガイズ 2001 フリップチェンジャー スキッズ 638

ロボットモード

マシーンウォーズ・ミラージュはG1アニメ版を再現した
頭部形状の完成度が非常に高い為、
姿はリジェ(ミラージュ)その物と言える。


カラーリングが独特な白、赤紫、青緑なので、
インディーヒート(スキッズ)として認識出来る。



トランスフォーマー ロボッツ・イン・ディスガイズ 2001 フリップチェンジャー スキッズ 644

リア

日本版のインディーヒートも同様だが、RIDスキッズの
塗装箇所は多く、紫色の部分は上腕とリアウイングに繋がった
変形用のバー以外は全て塗装処理が施されている。

拳、大腿部、つま先のメタリックブルーも塗装で表現しており、
スキッズは手間を掛けた細かな塗り分けが魅力だ。




Transformers ROBOTS IN DISGUISE 2001 SKID-Z 677

全身の可動にはボールジョイントが組み込まれており、
首、肩、肘、股関節が自由に可動する事に加え、
膝も90°曲げられる様に設計されている。

元々の型はマシーンウォーズのアイテムなので、
同時期に主流であったビーストウォーズ トイ
同様の関節可動を備えており、ポージングの幅は広い。




TRANSFORMERS ROBOTS IN DISGUISE 2001 SKID-Z Bio 23

『スキッズは優秀な偵察員であり、持ち前の高速移動能力を駆使して
誰にも気付かれる事なく敵地に潜入する事が出来る。

彼の特殊能力は偵察任務に適しており、ゼロからの加速力と
スピードを活かした独創的な動きにより土煙を起こして敵を翻弄し、
スキッズは速やかにその場から去ってしまう。

又、スキッズはスピード競技をこよなく好んでおり、
レース観戦するだけではなく、参加してしまう程だ。』




Transformers ROBOTS IN DISGUISE 2001 SKID-Z Tech Specs 726

テックスペック

・体力 : 6
・知力 : 7
・速度 : 9
・耐久力: 5
・地位 : 6
・勇気 : 7
・火力 : 7
・技能 : 7





Transformers ROBOTS IN DISGUISE Flip Changer SKID-Z Gun 1



日本版のインディーヒートでは『インディーガン』の名称が与えられていたが、
海外版スキッズでは特に武器の名称が設定されなかった事が残念だ。

付属する別パーツを銃の先端に取り付ける事で、
ロングバレルのライフルの様なスタイルの銃器に変化する。



Transformers ROBOTS IN DISGUISE SKID-Z Gun Secret Weapon

銃パーツは二つに分割する事で、脚部の内側に収納可能。

脚部のスペースは銃パーツにフィットする様に設計されており、
ポーズを付けても簡単に抜け落ちる事はないという計算された物だ。

ベーシッククラスの小サイズトイでも、
手を抜かない力の入った開発という事が分かる。




トランスフォーマー ロボッツ・イン・ディスガイズ 2001 スキッズ 656

集光ギミック

後頭部の採光窓に光を当てると、
クリアオレンジの目が輝いて見える。

スキッズは額のパーツにパープルメッキを
施してある為、光る目と相俟って煌びやかな印象。





トランスフォーマー RID 2001 スキッズ インディーヒート 675

オリジナルの日本版ではインディーヒートの名称で登場、
後の海外版『TF ロボッツ・イン・ディスガイズ』では
ほとんどのキャラクターに別の名称が与えられた為、
インディーヒートもスキッズに改名されている。

スキッズ(SKIDS)の意味は「車の横滑り」なので、
レースカーに変形するTFには相応しいと言えよう。



TRANSFORMERS ROBOTS IN DISGUISE 2001 SKID-Z INDY HEAT 717

トランスフォーマーシリーズでは、スキッズの名称が与えられたTFは
1985年登場のG1スキッズ以来、2001年のRID版スキッズが初である。

日本語表示では同じ片仮名の『スキッズ』だが、海外ではスペルを変更しており、
G1版は『SKIDS』、RID版は『SKID-Z』として差別化している。




TRANSFORMERS ROBOTS IN DISGUISE 2001 SKID-Z 765

トランスフォーマー カーロボット』のトイは日本が先行して展開し、
後に海外へ輸出されるという、多くのTFシリーズとは逆のパターンであった。

その際、一部を除くほとんどのトイが海外専用の仕様で製作されており、
成形色や塗装面、使用しているパーツ素材の変更等、多岐に渡る。



トランスフォーマー Robots In Disguise 2001 スキッズ インディーヒート 713

RIDスキッズもその例に漏れず、基本的なカラーは
インディーヒートと同様だが、胸部や車体各部にプリントされた
数字や英語表記の文字が廃止されている。

インディーヒートでは胸部に16の文字がプリントされていたが、
スキッズはオートボットマークに変更されており、印象が変わった。



Transformers ROBOTS IN DISGUISE Flip Changer SKID-Z 6672

このオートボットマークは通常の赤ではなく赤紫色である事が特徴で、
紫色のオートボットマークの為、現在ならばシャッタードグラスの様だと
言われてしまいそうが、2001年の『TF ROBOTS IN DISGUISE』展開時には
シャッタードグラス シリーズはまだ存在していない。

スキッズの赤紫のオートボットマークに特別な意味は無く、
単にボディカラーの赤紫に合わせたと考えるのが正解だろう。





Transformers ROBOTS IN DISGUISE 2001 SKID-Z SKIDS 6769

海外で展開するTFシリーズは、リーダークラス、ボイジャークラス、
デラックスクラス、スカウトクラス等、クラスを設定して大きさと価格を
統一する販売方法が採られており、このクラス分けは
TRANSFORMERS ROBOTS IN DISGUISE』でも採用されている。

RIDでは長年継続していたビーストウォーズ シリーズのクラス分けを引き継ぎ、
スーパークラス、ウルトラクラス、メガクラス、デラックスクラス、ベーシッククラスを採用。



Transformers ROBOTS IN DISGUISE Flip Changers SKID-Z & WIND SHEER Package 621

その中でもスキッズを始めとするフリップチェンジャー
2体セットとして発売されているが、これはデラックスクラスとして
商品のボリュームと価格を合わせる為の措置だ。

丸型ブリスターは他のデラックスクラスのトイと共通しており、
その中に2体のTFトイが同梱されているという、
一風変わった構成がRIDフリップチェンジャーの特徴。




Transformers ROBOTS IN DISGUISE 2001 SKID-Z VS WIND SHEER 697

この2体セットというスタイルを導入した為、日本のTFカーロボットでは
存在しなかった新メンバーのディセプティコン兵士が加えられている。

トランスフォーマー カーロボット』では、サイバトロン軍に比べると
悪役のデストロンガーの人数が少なかったが、
海外版ロボッツ・イン・ディスガイズではトイオリジナルキャラクターが
数名加わった事で、若干でも戦力が増強された事は歓迎出来る物であった。



Transformers ROBOTS IN DISGUISE 2001 SKID-Z VS WIND SHEER 736

スキッズはディセプティコン兵士ウインドシアーとセットであり、
オートボット対ディセプティコンという対決セットである事に加え、
陸と空の対決にもなっているという、トイとして非常に巧いセットである。


これは同時発売のトゥライン(レッカーフック)とスカイファイアー
セットにも当て嵌まり、RID版フリップチェンジャーは対決セットになっている。



Transformers ROBOTS IN DISGUISE 2001 SKID-Z VS WIND SHEER 6702

日本のTFシリーズではサイバトロンとデストロンを同梱した
対決セットはG1期の頃から存在
し、ビーストウォーズ期では
対決セット商品が数多く発売されていた。

海外では初期BWのオプティマスプライマル VS メガトロン
コンボバット VS メガリゲーター)の様な例はあっても、
基本的に対決セットのアイテムは極僅かだった事もあり、
RIDフリップチェンジャーのセットは非常に目新しいスタイルだった。




トランスフォーマー ロボッツ・イン・ディスガイズ 2001 フリップチェンジャー スキッズ 762

TFロボッツ・イン・ディスガイズのトイは日本より後発だった為、
既にTFカーロボットのトイを所有していたファンは、
RIDシリーズはスルーしてしまうのが普通だったかもしれない。

しかしながらカーロボット版とRID版を比べてみると
変更点は意外なほど多く、両方揃えたいという欲求に駆られるのだ。

インディーヒートの海外版であるスキッズは、日本版より落ち着いた
カラーにして差別化するという、派手な配色を好む
海外版TFシリーズの中では異色のアイテムであった。







TRANSFORMERS SKIDS SKID-Z 757

◆参考にならない比較◆





⇒ TRANSFORMERS ROBOTS IN DISGUISE ウインドシアー







テーマ:ホビー・おもちゃ - ジャンル:趣味・実用

コメント
インディヒートの海外版、多少変わっているとは聞いていましたが、ゼッケンが無くなる等、思ったより変わっていますね。
説明のあるように落ち着いた印象です。

私の方も、久々にF1日本グランプリを見た影響でF1ネタ。
こちらのサイトでMW版ミラージュのローラT94説を聞いていた事もあり、ローラT94も引っ張り出しています。
F1系はモデルになった車種が分かりにくい事もあり、「説」とはいえこいう情報はありがたいです。
2015/10/11(日) 17:34:17 | URL | れっど あらあと | [ 編集 ]
>れっど あらあとさん
ぱっと見は同じ印象ですが、インディーヒートとスキッズは
RIDシリーズを通しても変更されている所が多い例だと思います。
海外版のRIDのトイは変更箇所が結構あるので、
コレクター泣かせというか嬉しい悲鳴でした(笑)

F1カータイプは判断が難しいですね、TFトイの場合、
アレンジして形状が変わってたりもするので。

マシーンウォーズ展開時の90年代当時はネット情報も無く、
というかネット環境が無かったので、資料を集めていろいろ調べた事も良い思い出です。
2015/10/12(月) 20:21:57 | URL | 付喪 | [ 編集 ]



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