十三非常階段
●トランスフォーマー カーロボット  D-002 ガスカンク
TRANSFORMERS CAR ROBOT DESTRONGER D-002 GASKUNK 171

日本のアニメ作品は海外に比べると極端な規制は無く、
宗教関連の過剰な配慮も必要ない為、自由なキャラクター付けが成されている。

トランスフォーマーの海外版アニメ作品では、まず有り得ない様な
“オカマ”的なキャラクター性を持つガスカンクは、日本特有の存在と言えよう。

メインの視聴者である児童にとっても非常に分かり易いキャラ付けのTFだが、
そのキャラクター性とは相反する強力な兵士という事実は忘れられがちである。



トランスフォーマー カーロボット デストロンガー D-002 ガスカンク 227  ◆ 名前 : ガスカンク

  ◆グループ: メタルビースト / デストロンガー

  ◆ 役割 : 特殊工作兵

  ◆ 変形 : メカスカンク

 
  ◆シリーズ: トランスフォーマー カーロボット

  ◆ 発売 : 2000年3月16日

  ◆ 価格 : 980円




TRANSFORMERS CAR ROBOT DESTRONGER D-002 GAS SKUNK Package

パッケージ




TRANSFORMERS CAR ROBOT D-002 GASKUNK Mechanical Skunk Mode 2096

ビーストモード

原型のトイは、1999年に海外版『ビーストウォーズ』の
トランスメタルス2シリーズで発売されたスティンクボム

スカンクという珍獣が選ばれているのは、ビーストウォーズが長年継続し、
有名且つ子供が認知している動物が尽きてきた背景があると思われる。



TRANSFORMERS CAR ROBOT D-002 GASKUNK Mechanical Skunk Mode 105

サイド

黒と黄色の成形色が共通している為、原型トイのスティンクボムに
類似したイメージだが、塗装面は大幅に変更されている。

白であった背中のラインはシルバーに変更、牙や四肢の爪にはシルバー塗装を追加、
金メッキだった尻尾やボディ側面のパネルは銀メッキに、更にガスカンクの尻尾にある
メカニカルなモールドは銀メッキの上にクリアオレンジを重ねている等、
全体的に塗装箇所が増え、各部のモールドが引き立つ塗装処理となっている。



TRANSFORMERS CAR ROBOT D-002 GASKUNK Mechanical Skunk Mode 103

リア

元々トランスメタルス2のトイなので、生身とメカ部分が半々の
サイボーグ的な姿が特徴で、スカンク特有の大きな尻尾も
メカニカルにアレンジされ、更にメッキ処理が施されており見映えする。

一見すると左右対称に見える姿だが、生体要素とメカ要素の配分は
左右で異なっており、右脚と左脚のモールドも全く異なる拘りの造形。




TRANSFORMERS CAR ROBOT D-002 GASKUNK Mechanical Skunk Mode 128

後脚だけでも左右で異なるデザインが与えられている事が見て取れる。

ツメや足の裏、脹脛も左右で異なり、足の裏のメカ要素は
シルバー塗装を施してモールドを分かり易くしているという拘りが見事。

元はトランスメタルスのアイテムだけに、各部の造り込みは非常に細かい。



TRANSFORMERS CAR ROBOT Metal Beast GASKUNK Mechanical Skunk JACK TAIL 2111

ビーストウォーズ期に登場したTFトイの為、全身各所の可動部は豊富に設けられている。
四肢の付け根と前脚の足首はボールジョイントで接続されているので可動範囲が広く、
肘と膝の可動軸により、スカンクモードでもポージングの幅は広い。

ジャックテールと命名されている尻尾の付け根はボールジョイントと
可動軸を併用した二重関節なので自在に動かす事が出来、
尻尾先端のイエロー成型色のクローパーツも展開可能。




ガスカンク、変身!
TRANSFORMERS CAR ROBOT DESTRONGER D-002 GAS SKUNK Transform

スカンクの胴体全体を回転させ、スカンクの頭部をロボットモードの胸部に収納したり、
腰や肩パネルの回転等、意外性のある変形工程が見事だ。




トランスフォーマー カーロボット デストロンガー D-002 ガスカンク 130

ロボットモード

目の周りを覆い、サイド部分が伸びているマスクや
牙を剥き出しにした表情はX-MENウルヴァリンの様なイメージ。

スカンクの前脚が折り畳まれた上腕にボリュームが集中しており、
筋肉隆々で逆三角形体型のマッチョな姿の為、全体像は
アメリカンヒーローを思わせるパワフルなイメージのTFだ。



トランスフォーマー カーロボット デストロンガー D-002 ガスカンク 137

リア

スカンクの尻尾部分は後頭部に配置され、ポニーテール状の
頭部デザインという所がガスカンク最大の特徴と言えるだろう。

巨大な尻尾に加えてスカンクの背中部分のパーツも
全て背負うスタイルだが、明確に踵パーツが造形されている為、
接地性は抜群で後ろ側に倒れ易いという事は無い。




TRANSFORMERS CAR ROBOT DESTRONGER D-002 GAS SKUNK 174

全身各所の関節部はボールジョイントを使用しているので
可動範囲が広く、ポーズ付けの自由度が非常に高い。

首、肩、肘、股関節、膝、足首にボールジョイント、
肘は変形用の前後の可動軸もポージングに利用出来、
腰にはロール、更に後頭部のジャックテールの基部は
ボールジョイントと左右の可動軸で自在に動かす事が可能。




TRANSFORMERS CAR ROBOT D-002 GASKUNK Bio 177

デストロンガーの実働部隊。

破壊工作のエキスパートで、右肩に時限爆弾を持ち、
口から笑いが止まらなくなるガスを噴射。
尻尾の先端は特殊合金で出来たクロー。

性格は大変なお洒落好き。』



TRANSFORMERS CAR ROBOT DESTRONGER D-002 GAS SKUNK Tech Specs 120

テックスペック

・パワー  : 7
・知力   : 6
・スピード : 7
・耐久力  : 7
・階級   : 6
・勇気   : 8
・火力   : 5
・テクニック: 7





トランスフォーマー カーロボット デストロンガー D-002 ガスカンク ジャックテール 151

ジャックテール

後頭部から伸びる髪の毛状のスカンクの尻尾は自在に動き、
先端のツメで敵を切り裂くガスカンクのメイン武装となる。

持ち前のパワーとジャックテールを組み合わせた攻撃は、
重機TFのビルドボーイビルドハリケーンをも軽く吹っ飛ばしてしまう程。




トランスフォーマー カーロボット デストロンガー D-002 ガスカンク レフトメーザー 155

レフトメーザー

左肩に埋め込まれたデストロン(プレダコン)マークの
スパーククリスタルは、TFカーロボットの
メタルビーストではレーザー砲として機能する設定。

メタルビースト各人が放つメーザー(レーザー光線)は
それぞれ異なる特性を持ち、ガスカンクのレフトメーザーは強烈な『熱線』。



トランスフォーマー カーロボット デストロンガー D-002 ガスカンク デストロボム 159

デストロボム

『時限爆弾を始めとする様々な種類の爆弾を内蔵している。』


右肩のカバーも展開するトイの構造を活かして、
内部の球体のモールドを爆弾に見立てているアイディアが巧い。




トランスフォーマー カーロボット デストロンガー D-002 ガスカンク ワライガス 121

ワライガス

『体内で様々な毒ガスを合成可能で、笑いガスの他、
物を溶かしたり目潰しガスを発射する事が出来る。』


スカンク特有のガス攻撃は、アニメに於いては
実際のスカンクの様な臀部からではなく口からガスを放つ。





TRANSFORMERS CAR ROBOT Metal Beast GASKUNK 187

常に大量のキャラクターが登場するトランスフォーマーでは、
各TFを個性的に表現する事はアニメ製作陣にとっても大きな課題であろう。

数あるTFシリーズの中には、タカラやハズブロが提示したキャラクター設定を活かして
それぞれの人物像を広げている作品もあれば、中心メンバー以外は
単なるギャラリーの如き没個性なTFばかりになってしまったアニメ作品も存在する。



TRANSFORMERS CAR ROBOT D-002 GASKUNK 197

トランスフォーマー カーロボット』は全てのキャラクターを個性的に描いた
成功例と言える作品であり、どんな脇役でも個性が引き立っていた事は大いに評価出来る。

ガスカンクは悪役の一兵卒という脇役だが、非常に個性的で
印象深いキャラクター性が与えられており、いわゆるオカマ趣味という
トランスフォーマーでは珍しい部類の異色のTFである。



トランスフォーマー カーロボット デストロンガー D-002 ガスカンク 200

この様なオカマ的なキャラクターが登場した背景には、
アニメ作品で大量のキャラクターを描き分けなければならない事と、
子供にも分かり易く各キャラクターを印象付ける目的があった為と思われる。

1990年代後半の日本版『ビーストウォーズ』シリーズで多用された
独自の口調方言を取り入れる手法の延長として、
オカマ的な要素を加えたキャラクターが生み出されたと考えられる。




TRANSFORMERS CAR ROBOT Metal Beast GASKUNK JACK TAIL 181

日本版TFアニメでは『ビーストウォーズⅡ』で、ガスカンクと同系統のキャラクターの
スタースクリームが既に登場しているが、BWⅡスタースクリームの場合は
スマートなエリート兵士という側面が強調され、オカマ的な要素は口調程度にとどめられていた。

しかしガスカンクは裏声混じりの高い声色で喋り、お洒落で派手好き、
宝石等の美しい物を好むという、性格面までオカマ的に描かれている。

因みにガスカンクの誕生石はダイヤモンドで4月生まれだと自ら語っている。



TRANSFORMERS CAR ROBOT DESTRONGER D-002 GAS SKUNK 191

海外では規制が厳しい事もあり、子供向けアニメに相応しくないと判断される為か、
海外版トランスフォーマーのアニメにはオカマキャラは基本的に存在しない。

ガスカンクも海外版の『TRANSFORMERS ROBOTS IN DISGUISE』では
太い声の普通の兵士に変更されており、オカマ的な表現は排除されている。




TRANSFORMERS CAR ROBOT DESTRONGER D-002 GAS SKUNK 166

オカマ的なキャラクター性が特徴のガスカンクだが、
その性格や仕草とは裏腹に、怪力を秘めた戦闘力の高いTFである。

デストロンガーの中ではトップクラスのパワーを誇り、
自ら「力だけなら誰にも負けない」と嘯くほどの実力を備え、
自分の身体の何倍もある荷物を満載した機関車の走行を
正面から受け止めて停止させた後、軽々と持ち上げて投げ飛ばしている。



トランスフォーマー カーロボット デストロンガー メタルビースト D-002 ガスカンク 202

ストーリー後半にギガトロンが仲間の能力を取り込んで
デビルギガトロンに転生した際、ガスカンクから奪った能力は
パワー』であり、デビルギガトロンが変形する強大なパワーを備えた
デビルエレファントモードは、ガスカンク由来の新形態である。

故に、ガスカンクは性格や態度等の表面的なイメージを覆す、
底知れないパワーを備えた戦士という事が想像出来る。



TRANSFORMERS CAR ROBOT DESTRONGER D-002 GASKUNK 194

更にガスカンクは怪力だけが自慢のTFではなく、
コンピューターのプログラミングや高性能暗号解読器を
発明する等、メカ関連に造詣が深い一面も披露している。

強力なパワーと多彩な攻撃を繰り出す高い戦闘力に加え、優れた頭脳を備えた
万能な兵士である事は間違いないが、ガスカンクギルドーグッシャーのトリオを
指揮するゲルシャークの作戦に難がある為か、実力は今一つ発揮出来ていない。




TRANSFORMERS CAR ROBOT DESTRONGER D-002 GASKUNK 219

ガスカンクのオカマ的なキャラクター性は、初見した時は安直な印象を受けるが、
第一印象とは正反対とも言える怪力自慢な上にメカにも強いという、
想像を超えるギャップが見る者に驚きを与えてくれた。

トイに関しては、基となったスティンクボムのブラッシュアップ版とも
言える様な豪華な仕様となり、大幅な塗装追加により
各部のモールドが引き立つ様になった事は大いに評価出来るだろう。

キャラクター設定、トイ仕様共に楽しむ事が出来るガンスカンクの様なTFが、
トランスフォーマー カーロボット』シリーズには多数存在しているのだ。







TRANSFORMERS METAL BEAST 2217

◆参考にならない比較◆





⇒ メタルビースト D-004 グッシャー







テーマ:ホビー・おもちゃ - ジャンル:趣味・実用

Copyright @ TYPE=B All Right Reserved. Powered by FC2 Blog