十三非常階段
●トランスフォーマー アドベンチャー  TAV-18 ドリフト
TRANSFORMERS ADVENTURE Adventure Series TAV-18 DRIFT 3069

玩具を中心にコミックス、アニメ、映画等の様々なメディアで展開する
トランスフォーマーは、同じキャラクターでも作品毎に異なる個性が与えられている。

ドリフトはアメコミ出身のキャラクターで、『元ディセプティコンの侍TF』という
基本設定は受け継いでいるが、アニメ版や実写映画版では
コミックス版とは大幅に異なるスタイルやキャラクター性が印象的であった。

トランスフォーマー アドベンチャー』版ドリフトは、オレンジ色という
奇抜なボディカラーが特徴的で、予想を超える姿が目新しいドリフトとなった。



トランスフォーマー アドベンチャー TAV-18 ドリフト 075

  ◆ 名前 : ドリフト

  ◆グループ: オートボット

  ◆ 役割 : 剣術師範

  ◆ 変形 : スポーツカー


  ◆シリーズ: トランスフォーマー アドベンチャー

  ◆ 発売 : 2015年6月27日

  ◆ 価格 : 2500円




TRANSFORMERS ADVENTURE Adventure Series TAV-18 DRIFT Package

パッケージ




TRANSFORMERS ADVENTURE TAV-18 DRIFT Sports Car 019

ビークルモード

車高が低いボディと横幅が広いフロント部というデザインは、
実写映画のTFロストエイジ版ドリフトが変形した
ブガッティ・ヴェイロンを思わせるカーモードである。

バンブルビーサイドスワイプとも全く異なるスタイルを有し、
同じスポーツカーでもキャラクター毎に差別化している事が分かる。



TRANSFORMERS ADVENTURE TAV-18 DRIFT Sports Car 028

サイド

ウィンドーはスモーククリア成形のパーツで再現されており、
ウィンドーと一体成型のルーフはオレンジ色に塗装されている。

タイヤもウィンドーと同じクリア素材で造られており、
クリアパーツのタイヤという仕様は非常に珍しい物で、
意図的にクリアタイヤを使用していた『トランスフォーマー ギャラクシーフォス』の
スピーディア出身トランスフォーマー
を想起させるカーモードである。



TRANSFORMERS ADVENTURE TAV-18 DRIFT Sports Car 025

リア

アニメ設定を再現したカラーリングが特徴の日本版だけに、
ドア部の赤い塗装は海外版よりも太く、アニメ版に近い印象。

アニメ設定ではサイドミラー、リアウイング、ホイールの淵も
赤色となっていたがトイでは塗装されていない。

しかしフロント、サイド、ルーフと、塗装箇所は多く、
海外版よりも増えているので充分な仕様であろう。




TRANSFORMERS ADVENTURE TAV-18 DRIFT Sports Car Mode 3039

ドリフトというキャラクターはアメコミのIDW版、実写映画のロストエイジ版
アニメのアドベンチャー版が登場しており、姿やボディカラーは
それぞれ異なるが、スポーツカーに変形するという所は共通している。

侍トランスフォーマー』という個性が強烈過ぎるので忘れられがちだが、
カーレース由来の『ドリフト』の名を持つキャラクター故に、
スポーツカーに変形する事は絶対条件と言えよう。




トランスフォーム!
TRANSFORMERS ADVENTURE TAV-18 DRIFT Transform 01

変形工程はTAV-01 バンブルビーと非常によく似ている物だが、
ドリフトはカーモードのフロントが上半身に、リアが脚部に変形するという、
バンブルビーとは逆のパーツ配置なので差別化されている。




トランスフォーマー アドベンチャー TAV-18 ドリフト 964

ロボットモード

長い角飾りが備わった兜を被り、肩、胴体、腰、脚部には
甲冑を思わせるアーマー状のデザインが与えられている。

アニメ設定では前腕にも鎧が備わっているが、トイでは
カーモードに変形する都合、ドアがアーマーの様に配置されている。



トランスフォーマー アドベンチャー TAV-18 ドリフト 972

リア

カーモードのルーフ部分を折り畳んで全て脚部に収めている為、
背部から見ると上半身より下半身にボリュームが集中して見える。

このルーフ部分の後ろ側が大型の踵を兼ねたパーツになるので接地性が良く、
立たせ易いスタイルを作り上げている事は評価出来る。




TRANSFORMERS ROBOTS IN DISGUISE 2015 Adventure Series TAV-18 DRIFT 146

首は左右に回転するが、兜の後ろ側が首周りのパーツに干渉するので、
動かせるのは扇状の範囲に限られる物の、ポーズ付けには充分な可動範囲と言えよう。

胴体と肩パーツはバーで繋がっており、ボディ側にはボールジョイントを使用、
肩側には左右に開く可動軸が設けてあるので、両腕を大きく開く事が出来る。



TRANSFORMERS ADVENTURE Adventure Series TAV-18 DRIFT 998

手首は内側に曲げる事が出来、上腕と腰、大腿部にはロールが組み込まれ、
肘と膝には可動軸、股関節はボールジョイントで接続されているので自由に動かせる。

加えて左右の腰のアーマーには横方向に開く可動が備わっている為、
脚部のポージングの妨げにはならず可動範囲を広げる事に貢献している。





TRANSFORMERS ROBOTS IN DISGUISE 2015 Adventure Series TAV-18 DRIFT 153

『一騎当千の戦闘力を誇る、オートボット戦士。

彼は古代サイバトロニアン剣術の達人であり、多くの弟子を育ててきた。
従えているマイクロンを始め、オートボット戦士達から「先生」として慕われており、
その事からも彼の過去の功績を窺い知る事が出来る。』



TRANSFORMERS ADVENTURE Adventure Series TAV-18 DRIFT Bio 076

『彼の剣技はディセプティコン達からも一目置かれており、
あのロックダウンでさえもドリフトとの一騎打ちはリスクを伴う。

反面プライドが非常に高く、邪険に扱われる事を嫌う為、
仲間であるオートボット達もその点は気を付けている様である。』




トランスフォーマー アドベンチャー TAV-18 ドリフト 3062

『オートボットのドリフトは、トランスフォーマーに昔から伝わる剣術の達人だ。
剣を使わせたら、右に出る物は居ないと言われる程の戦士なんだ。

ドリフトは昔はディセプティコンに居て、とても恐ろしい兵士として有名だった。
けれど今は正義の戦士となって、平和の為に戦っているんだ。』




TRANSFORMERS ADVENTURE  TAV-18 DRIFT Tech Spec 994

テックスペック

・体力 : 5
・知力 : 9
・速度 : 10
・耐久力: 6
・地位 : 8
・勇気 : 9
・火力 : 5
・技能 : 8





TRANSFORMERS ADVENTURE TAV-18 DRIFT KATANA Samurai Sword 3001



日本刀スタイルの刀が二本付属し、長い本差タイプと短い脇差タイプがセットになっている。
これにより、二刀流を使いこなすアニメに於けるドリフトの活躍を再現出来る。

侍キャラとして刀は重要な武器であり、省略せずに二本付属させ、
更に長さが異なる刀にした配慮は大いに評価出来る。



TRANSFORMERS ADVENTURE TAV-18 DRIFT KATANA Swords 990

腰に設置された左側のアーマーには、刀を差しておける
専用のジョイントが造形されており、二本の刀を装備可能。

コスト削減による簡略化が目立つアドベンチャーシリーズ故に
刀を収納する鞘までは取り付けられなかった模様だが、
刀用のジョイントを腰アーマーに追加するだけで、
鞘と同等のギミックを実現しているアイディアが巧い。



TRANSFORMERS ADVENTURE TAV-18 DRIFT KATANA Samurai Sword 036

二本の刀はカーモードでは車体底部に装着しておく事が出来る。

ドリフトの膝の横に四角いジョイントが設けられており、
刀の柄に備わっている専用のジョイント部に取り付ける。

カーモードでは床面に刀を引きずる事は無く、
走行させても抜け落ちない程度の保持力も備わっている。




トランスフォーマー アドベンチャー TAV-18 ドリフト トランスフォーマーコード 140

トランスフォーマーコード

スキャンして専用アプリで情報を閲覧出来るコードステッカーは、
ロボットモードの胸部に貼付されている。

目立つ箇所に貼られているが、中央のオートボットマークの御蔭で
違和感なく馴染んでいるので、巧い配置と言えるだろう。

尚、アニメでは胸部にオートボットマークは無く、
ショルダーアーマー側面にエンブレムを描いている。





トランスフォーマー アドベンチャー TAV-18 ドリフト 143

トランスフォーマー アドベンチャー』シリーズは、ムービーシリーズ
TFアニメイテッドと同様に、アニメ設定が先行してデザインされ、
それを基に玩具を造り上げるという方式を採用している。

この為、半ば無理矢理気味なデザインも含まれており、
ドリフトもその様な部類のキャラクターと言える。



TRANSFORMERS ADVENTURE Adventure Series TAV-18 DRIFT Transform 2

侍型ロボットという特異なスタイルやスポーツカーに変形する事は
大きな問題ではなく容易く再現可能だったと思われるが、
ロボット頭部と胸部がカーモードのフロント部に変形するという
アニメならではの無茶な変形工程はトイでは実現不可能であった。

この為、トイではカーモードフロントに兜の角飾りや顔の輪郭がモールドされ、
ロボットモード胸部のパネルはカーモードフロントを模した形状となっている。





TRANSFORMERS ADVENTURE TAV-18 DRIFT KATANA Sword 150

アニメに於けるドリフトは当初、『賞金稼ぎ』という位置付けの
ゲストキャラクターとして登場したが、同時に地球にやって来た
同じく賞金稼ぎのフラクチャーとは似て非なる存在であった。

フラクチャーは利己主義で手段を選ばず悪事を働くが、
ドリフトは正義を成す為に仕事を請け負う信念を持ったキャラクターだ。



TRANSFORMERS ADVENTURE TAV-18 DRIFT 163

ドリフトスリップストリームジェットストームという
二人のマイクロンを従えており、彼等の師匠も勤めている。

元々盗賊であったマイクロン二人を更生させ弟子とし、
厳しく指導して導いている様は、『師範』に相応しい姿と言えよう。



トランスフォーマー アドベンチャー TAV-18 ドリフト 2960

再び地球を訪れたドリフトはチームバンブルビーに加わり、
アニメシリーズではレギュラーキャラに昇格した。

厳格で融通が利かない性格のドリフトだが、規律は重んじる為、
若輩の新米リーダーと言えども指揮官であるバンブルビーの指示には従う。

若者ばかりのチームバンブルビーの中では、ベテラン戦士のドリフトは
異質な存在と言えるが、チームワークを乱す様な事は無く、
チーム全体の戦力アップにも大きく貢献している。





トランスフォーマー アドベンチャー TAV-18 ドリフト 3011

映画やアニメでも活躍する様になったドリフトは、元々はアメコミの
IDWコミックスで登場した侍トランスフォーマーで、日本の国旗を思わせる
白を中心としたボディと各部に赤が入るカラーリングが特徴のTFだった。

人気キャラクターとなったドリフトはトイも製作され、
海外では2010年に『TRANSFORMERS GENERATIONS』シリーズで、
日本では『トランスフォーマー ユナイテッド』シリーズで発売されている。



TRANSFORMERS ROBOTS IN DISGUISE 2015 TAV-18 DRIFT 156

元ディセプティコンの侍TFというキャラクター性は非常に面白味がある物で、
トランスフォーマーの歴史の中では比較的若いキャラクターにも拘らず人気は高く、
2014年の実写映画『トランスフォーマー ロストエイジ』にも登場している。

ロストエイジ版ドリフトは、変形モードのヴェイロンのカラーを優先した為、
白ではなく青いボディが特徴で、姿も侍のイメージを拡大して
兜と甲冑という戦国時代の武将の様なデザインが与えられた。



トランスフォーマー アドベンチャー アドベンチャーシリーズ TAV-18 ドリフト 166

2015年の『トランスフォーマー アドベンチャー』版のドリフト
ロストエイジ・ドリフトのイメージを受け継ぎ、鎧兜というデザインや
生真面目な剣豪というキャラクター性も映画版と類似している。

大幅に変わったのはボディカラーで、オレンジ色を中心としたボディは、
IDW版ともロストエイジ版とも全く異なるカラーリングである。




TRANSFORMERS ADVENTURE Adventure Series TAV-18 DRIFT 177

このオレンジ色をメインにしたボディカラーは、トランスフォーマーに於いて
最も有名且つ初の侍型TFであるブラジオンを意識した物と思われる。

ブラジオンは顔が髑髏の武士という奇抜なデザインのアウターシェルを
身に纏ったG1時代のプリテンダーで、甲冑はオレンジ色であった。



TRANSFORMERS ADVENTURE TAV-18 DRIFT 3160

ブラジオンサイバトロン星の刀を扱う古武術メタリカトーを操るTFであり、
戦車の本体ロボットよりも武士型アウターシェルの印象の方が強いキャラクターだ。

侍型TFで刀を武器とするドリフトと共通点がある為、アドベンチャー・ドリフトに
ブラジオンのオレンジ色のボディカラーを採用したのであろう。



トランスフォーマー アドベンチャー TAV-18 ドリフト 3017

トランスフォーマーはボディカラーも個性の一つとなっており、シリーズが異なっていても
コンボイメガトロングレーの様に類似したボディカラーになる場合が多い。

ドリフトの様にコミック版は、映画版は、アニメ版はオレンジと、
異なるシリーズに登場する度にボディカラーが大幅に変わるキャラクターも珍しい。

TFアドベンチャーにはボディカラーが白と青のストロングアームが居る為、
差別化する為に従来のドリフトとは異なるオレンジ色にしたのかもしれない。




TRANSFORMERS ADVENTURE TAV-18 DRIFT 171

アドベンチャー・ドリフトは、コミックス版、映画版に続く3タイプ目の
ドリフトとなったが、それまでの物とは全く異なるスタイルとカラーリングの
新たなドリフト像を生み出している想像力の豊かさに感心する。

それでいて侍TFの代表格ブラジオンを思わせる配色を取り入れている等、
トランスフォーマーの歴史も考慮し、単に新しさだけに
固執している訳ではない姿勢も評価に値する物だ。

新旧の要素をバランス良く纏め上げているアドベンチャー・ドリフトの様なTFは、
年季の入ったファンも新規のファンも楽しめるキャラクターの好例と言えよう。








TRANSFORMERS DRIFT 988

◆参考にならない比較◆





⇒ TMC-01 ジェットストーム







テーマ:ホビー・おもちゃ - ジャンル:趣味・実用

コメント
ドリフトほどデザインと色と見た目年齢に統一感のないキャラクターも珍しいですね

しかしながらスポーツカーモチーフのSAMURAIというキャラクターイメージは共通しているので「ああ、これが今回のドリフトか」と不思議と納得できる雰囲気があります。

実写版ドリフトもコンセプトアートでは赤系のカラーリングだったのですが、オレンジのヴェイロンは既に売却済みだったため急遽青になったという話です。もし実写版もオレンジだったならアドベンチャーとの共通項が一つ増えてました。
アドベンチャー版ドリフトはリデコでオリジンモードが作られているのが興味深いです。カラーリングや頭部リデコでIDW版の雰囲気を上手く作っていますよね。
2016/06/28(火) 08:13:11 | URL | EX | [ 編集 ]
>EXさん
ドリフトはIDW版から映画版で大幅にキャラクター性が変化していて面白いですね。
侍TFという同じ面を持ちながらも、コミック、映画、アニメのそれぞれが
個性的なキャラクターとなっているのが良いです。

カラーもそれぞれ異なりますが、アドベンチャー版ドリフトはオレンジ色を基本に、
コミック版を再現したリデコの白いドリフト・オリジンモードや、
ムービー版のカラーを意識した青いボディのブリザードストライク・ドリフトが
製作されていて、3色揃っているのが興味深く、揃えてみたいという欲求に駆られます。
2016/06/30(木) 23:05:05 | URL | つくも | [ 編集 ]



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