十三非常階段
●トランスォーマー2010  C-92 ワイドロード
G1 TRANSFORMERS 2010 THROTTLEBOT C-92 WIDELOAD 423

プルバックゼンマイを搭載したTFトイは様々なタイプが存在するが、
チョロQの様に「走行する事」に重点を置いた物は
G1期のスロットルボットが代表格と言えるだろう。

一気に6種類が登場したスロットルボットは、スポーツカータイプの他、
フォルクスワーゲン・ビートル、ジープ、ダンプトラックと
車種もバラエティに富んでおり、収集欲を刺激するラインナップとなっている。

ワイドロードはダンプトラック型のスロットルボットで、
他のメンバーとは異なるパワフルなスタイルが魅力のTFであった。



トランスフォーマー 2010 スロットルボット C-92 ワイドロード 419
  ◆ 名前 : ワイドロード

  ◆グループ: スロットルボット

  ◆ 役割 : 輸送員

  ◆ 変形 : ダンプトラック

 
  ◆シリーズ: トランスフォーマー2010

  ◆ 発売 : 1987年4月

  ◆ 価格 : 500円



G1 TRANSFORMERS 2010 C-92 WIDELOAD Package Box

パッケージ




G1 TRANSFORMERS 2010 C-92 WIDELOAD Dump Truck Mode 385

ビークルモード

フロント左側に配置された運転席を考慮すると
巨大なダンプトラックというデザインだが、
設定上、スロットルボットミニボットの様な小型TFである。

ダンプトラックに変形しても巨大なロボットとは限らないという所が
G1TFの自由な面の一つであり、変形モチーフのビークルのサイズが
そのまま当て嵌まるのはムービーシリーズぐらいであろう。



G1 TRANSFORMERS 2010 C-92 WIDELOAD Dump Truck Mode 388

リア

大型の荷台には青いカバーパーツが取り付けられている。

ダンプトラックにも拘わらず荷台全てを覆っている奇抜さが特徴的だが、
これはロボットモードで荷台部分がボディに変形する為で、
ロボットモードのスタイルを考慮した措置である。



G1 TRANSFORMERS 2010 C-92 WIDELOAD Dump Truck Mode 391

サイド

スロットルボットはプルバックゼンマイを搭載している事が
最大の特徴であり、走行ギミックを第一に設計されている。

車輪は金属シャフトでホイール同士を繋いでいるので回転はスムーズ、
タイヤにはゴム素材を使用している為、空回りする事は無く勢い良く走行する。




TRANSFORMERS 2010 THROTTLEBOT C-92 WIDELOAD Pull Back Motor Gimmick

チョロQと同じ様に車体を後ろ側に引くとゼンマイが巻かれ、
手を放すと前方に直進するという定番の走行ギミックを備えている。

トランスフォーマー2010』が展開した同時期に発売されていたミニボットと同価格の
500円という安価なトイである事に加え、ロボットへの変形とゼンマイを搭載した
スロットルボットは、御値打ち感のある非常に魅力的なトイだった。




G1 TRANSFORMERS 2010 C-92 THROTTLEBOT WIDELOAD  402

サイバトロン戦士は自動車に変形する者が多い事が特徴の一つで、
コンボイドラッグ等、トラックに変形するキャラクターは
G1初期から存在しているが、ダンプトラックに変形するサイバトロンは
意外にもスロットルボットワイドロードが初である。

ビルドロン師団の影響で建設車モチーフはデストロンのイメージが
強かった事もあり、ダンプトラックのサイバトロン戦士は目新しかった。




トランスフォーム!
G1 TRANSFORMERS 2010 C-92 WIDELOAD Transform




トランスフォーマー 2010 スロットルボット C-92 ワイドロード 410

ロボットモード

ダンプトラックのフロント部がつま先に配置され、
荷台全体が起き上がってボディと腕部を構成する。

幅が広く四角いボディは、スポーツカータイプが多い
スロットルボットの中では特異なスタイルで、
パワフルなイメージを引き出している。



トランスフォーマー 2010 スロットルボット C-92 ワイドロード 414

リア

荷台後部を展開して背中に配置する事で、
バックパックを背負っているかの様なスタイルとなる。

脚部に配置されたタイヤが取り付けられたシャーシは、
一見するとカーモードそのままの様に思えるが、
後部のゼンマイユニットは可動式になっているので、
ロボットモードではシャーシの長さを縮めている。




G1 TRANSFORMERS 2010 THROTTLEBOT C-92 WIDELOAD 425

スロットルボットはチョロQと同様のプルバックゼンマイを利用した
走行ギミックをメインにしたトイであり、壊れ難さも考慮している為か、
腕部や脚部の可動箇所は一切無い造りが特徴となっている。

可動箇所が無くても、それを補って余りある走行ギミックや
独特なディフォルメ加減のデザインが優れている為、
価格以上の満足感を得る事が出来るトイである。




TRANSFORMERS 2010 THROTTLEBOT WIDELOAD Pull Back Motor Gimmick 2

ビークルモードで走行するだけではなく、
ロボットモードでも同様にプルバックゼンマイで
走行出来る所がスロットルボットの優れた面の一つだ。

スロットルボットの特殊な体型は、ロボットモードでも
安定して走行出来る様に設計した為と思われ、
元から意図していたデザインと考えられる。





G1 TRANSFORMERS 2010 THROTTLEBOT C-92 WIDELOAD 448

『4500kg.まで運ぶ事が出来る。
手とタイヤを使って新しい資源を見付ける事が出来る。

自惚れ屋でうわべだけの所が有り、人をその外見で判断する。
異常なくらい清潔好き。』



G1 TRANSFORMERS 2010 THROTTLEBOT C-92 WIDELOAD Tech Specs 453

テックスペック

・体力 : 9
・知力 : 4
・速度 : 2
・耐久力: 9
・地位 : 5
・勇気 : 7
・火力 : 1
・技能 : 5




G1 TRANSFORMERS 2010 THROTTLEBOT C-92 WIDELOAD 480

スロットルボットの日本版は箱が小さい為、データを掲載する
スペースが限られている事もあり、テックスペック数値の
チャート表が省略されている事がマイナス面と言えよう。

又、同様にバイオ設定もスペースの都合で簡略化されており、
原語版ではワイドロードの設定はより詳しい物となっている。



G1 TRANSFORMERS 2010 C-92 WIDELOAD 471

資源を発見する際に使用する手やタイヤにはセンサーが設置されている事や、
普段は自分は油まみれで汚れているのにも拘わらず潔癖症で、
綺麗になるまで自身のボディを磨く事に多くの時間を費やしている等、
日本版では省略されている記述も多いので、テックスペックの
原語版にも目を通せば、よりトランスフォーマーを楽しむ事が出来る。





G1 TRANSFORMERS 2010 C-92 WIDELOAD Dump Truck Mode 400

アニメに於けるスロットルボット達の露出は少なく、
トランスフォーマー2010』で初登場したのは
最終エピソードだった事に加え、ほとんど活躍しない内に
宇宙ペスト』に感染してしまうという、不憫な役回りだった。

スロットルボットは続編の『トランスフォーマー ザ・リバース』や、
日本版アニメ『トランスフォーマー ザ・ヘッドマスターズ』の方が活躍の場が多い。



トランスフォーマー 2010 スロットルボット C-92 ワイドロード 474

それでもメインメンバーとなる事は無く、脇役である事に変わりはないが、
トランスフォーマー ザ・リバース』に於けるワイドロードは台詞もあり、
コンボイ司令官率いるサイバトロン戦士の一人として戦闘に参加している。

突如、襲撃してきたデストロン軍団に対し、勇んで飛び出して行く
ワイドロードの勇士を目にする事が出来るが、ゴリラモードの
エイプフェイスに敢え無く投げ飛ばされてしまう姿は哀愁が漂う。




トランスフォーマー 2010 スロットルボット C-92 ワイドロード 457

日本版アニメ作品『トランスフォーマー ザ・ヘッドマスターズ』に於ける
スロットルボットは、ゴールドバグが率いる部隊として何度も登場している。

しかしヘッドマスターズが主人公に据えられている作品だけに、
こちらでもスロットルボットは脇役の域を脱する事は出来ず、
全軍対決の様なシーンで画面に映る事はあっても
個々の目立った活躍はほとんど無かった事が惜しい所だ。



トランスフォーマー 2010 スロットルボット C-92 ワイドロード 476

しかしながら、謎の隕石を処理する為にスロットルボット部隊が出動するという、
数少ない活躍シーンが描かれた事は評価出来る物であった。

その際、ワイドロードは「行くぞ、チェイス!」と意気込んで
仲間のチェイスと共に隕石に接近するが、謎の隕石の正体である
デストロンが造ったメタモルフォーゼ星の超重力によって
身体を捻じ曲げられて敗退してしまう。




TRANSFORMERS 2010 THROTTLEBOT WIDELOAD 450

勢い勇んで立ち向かいながらも、瞬く間に返り討ちに合ってしまう
ワイドロードの姿が、海外版の『トランスフォーマー ザ・リバース』でも
日本版の『トランスフォーマー ザ・ヘッドマスターズ』でも
描かれているという偶然が非常に興味深い。

最初から引き立て役にする事が決まっていた様な扱いが気の毒なTFだが、
記憶に残るシーンだった事もあり、却ってプラスになったと捉える事も出来る。




G1 TRANSFORMERS 2010 THROTTLEBOT C-92 WIDELOAD 464

膨大なキャラクター数を誇るトランスフォーマーでは脇役的な存在も
度々登場するが、それはG1期の頃から続く伝統の一つとなっている。

しかし目立たないキャラクターながらもキャラクター性は個性的に
設定されている事は、ワイドロードの例を見ても理解出来る。

スロットルボットの様な最安値の価格帯で遊び重視のTFトイでも、
手を抜かずに他に類の無いキャラクターを作り上げている姿勢が、
トランスフォーマーを長期シリーズとして確立させた要素の一つと言えるだろう。







TRANSFORMERS THROTTLEBOT 469

◆参考にならない比較◆





⇒ スロットルボット C-95 ロールバー


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