十三非常階段
●トランスフォーマー レジェンズ  LG-03 タンカー
TRANSFORMERS LEGENDS LG-03 TANKOR 620

2000年代中期以降、『TRANSFORMERS CLASSICS』や
TRANSFORMERS GENERATIONS』等で、様々なトランスフォーマーが
リメイクされてきたが、G1のキャラクターに加えてビーストウォーズ
TFもリメイクされる様になり、時代の流れの早さを実感する。

そのビーストウォーズ・シリーズの中でも、独特な世界観と前衛的なデザインが特徴の
ビーストマシーンズ』からもリメイクトイが登場した事は、多くのファンを驚かせたに違いない。

CGアニメ設定を再現した新生タンカーは、アニメ劇中のイメージに加え、
2010年代のトイに相応しいアレンジも成された高い完成度を誇るトイとなった。



トランスフォーマー レジェンズ LG-03 タンカー 529  ◆ 名前 : タンカー

  ◆グループ: ビーコン

  ◆ 役割 : ビーコンジェネラル

  ◆ 変形 : 戦車


  ◆シリーズ: トランスフォーマー レジェンズ

  ◆ 発売 : 2014年11月29日

  ◆ 価格 : 2800円




TRANSFORMERS LEGENDS LG-03 TANKOR Package Box. 3

パッケージ




TRANSFORMERS LEGENDS LG-03 TANKOR Cybertronian Tank Mode 559

ビークルモード

地上のビーコン軍団・タンクドローンを指揮するタンカーも姿は同じで、
セイバートロン星のビークル故に地球の戦車とは異なる特徴を備えている。

車体後方から伸びる主砲は三角錐型をしており、戦車モードでも
ロボットの頭部が明確に露出している所がビーコンの特徴である。

主砲と前後に分かれた合計四つのキャタピラにより、戦車らしさが表現されている。



TRANSFORMERS LEGENDS LG-03 TANKOR Cybertronian Tank Mode 570

サイド

主砲は後部右側に設置されており、ジョイントにより着脱可能となっている。
開発者によると、海外の『TRANSFORMERS CONSTRUCT BOTS』に
採用されているCクリップジョイントを応用したとの事。

キャタピラ部の歯車や履帯はリアルに造り込まれており、
ガンメタルの配色により重厚なイメージも付加されている。

車体後部の黄色のラインは、指揮官である事を表した階級章の様な模様であり、
同型のビーコンでも下級戦闘兵器であるタンクドローンには無い。



TRANSFORMERS LEGENDS LG-03 TANKOR Cybertronian Tank Mode 566

リア

リア部の左右にビーコンのエンブレムがプリントされているのが見て取れる。

1999年~2001年(日本では2004年~2005年)まで展開したビーストマシーンズのトイでは、
ビーコン・エンブレムは立体のスパーククリスタルであった為、
シルバーと水色のカラーが与えられプリント処理されたビーコンマークは目新しい。

又、前方二つのクローラーと車体本体の底部に車輪が設置された
3輪構造により、戦車モードで転がし走行する事が出来る。




TRANSFORMERS LEGENDS LG-03 TANKOR Cybertronian Tank Mode 576

戦車モードでも首を左右に動かす事が出来る優れた構造となっている。
可動範囲は広くはないが、アニメ劇中のイメージを再現出来る事が嬉しい。

後部の主砲にも可動が設けられているので、砲身を上方に向ける事も可能。

特殊なデザインだが、主砲の可動や転がし走行もこなす等、
戦車のトイとしての遊びが行える優れた設計のアイテムである。



TRANSFORMERS LEGENDS LG-03 TANKOR Cybertronian Tank Mode 574

ビーストマシーンズ』(ビーストウォーズ・リターンズ)の
悪役側のロボットは、それまでのビーストウォーズに登場した
生身のボディや生体要素が濃厚であったプレダコン(デストロン)とは異なり、
有機体の部分を排除した完全な機械として造られたビーコン軍団である。

ビーストマシーンズは『動物対マシーン』という対決の構図となっているが、
これと同じアイディアは日本の『ビーストウォーズⅡ』の方が先行している。




タンカー、パルバライズ!
TRANSFORMERS LEGENDS LG-03 TANKOR Transform

全員が異なるコマンドコードを持つビーコンジェンラル達の中で、
タンカーは『 PULVERIZE 』と発して変形する。




トランスフォーマー レジェンズ LG-03 タンカー 657

ロボットモード

各部ディティールはCGアニメ設定を再現しており、
タンカーのメカニカルで重厚なイメージが伝わってくる造形である。

映像と見比べるとアニメ設定のタンカーよりも
頭部が小さく造られており頭身が高く、脚部も長いのだが、
アレンジを加えてスタイリッシュさも表現している様だ。



トランスフォーマー レジェンズ LG-03 タンカー 660

リア

武骨なスタイルはロボットモードでも戦車を強く感じさせる。

脚部が逆関節になっている事がタンカーの特徴であり、
アニメ劇中でも目に留まる要素となっていたので、
逆関節とキャタピラの足を再現した造形は見事な物だ。




TRANSFORMERS LEGENDS LG-03 VEHICON GENERAL TANKOR 661

ロボット然としたスタイルのタンカーだが、初見のイメージを覆す程の
多くの可動箇所を備えており、特に手足の可動が優れている。

ボールジョイントを使用していないにも拘わらず、自在にポーズ付けが可能で、
ショルダーアーマーにも可動軸が設けられている事で肩の可動範囲が広い。

二重関節の肘や、上腕、肘、大腿部のロール等、予想を超える可動箇所の多さに驚く。



TRANSFORMERS LEGENDS LG-03 TANKOR Claws 542

ペンチ状のクローも開閉可能で、片側の爪を動かすと
ギアで噛み合っている反対側の爪も連動して動くギミックを搭載。

前腕には回転ノコギリも取り付けられており手動で回転可能。

又、ボディ前面は全体に塗装が施されており、各部の細かな塗り分けに加え、
メタリックブルーやガンメタルで機械的な雰囲気を表現している。



TRANSFORMERS LEGENDS LG-03 VEHICON TANKOR Head 551

頭部は集光ギミックを考慮したパーツ構成となっているが、
目のパーツはクリア成形ではないので集光ギミックは機能しない。

タンカーの耳の部分のライトは、設定ではランボルギーニ・カウンタックの様な
リトラクタブル・ヘッドライト式で、アニメ劇中では頭部内に格納している姿も描かれている。




TRANSFORMERS LEGENDS LG-03 VEHICON GENERAL TANKOR 678

タンカーを始め、彼が指揮するタンクドローンは最も巨大なビーコンであり、
破壊活動に威力を発揮するパワーと攻撃力を備えた強力な軍団で、
アニメに於いてもタンカーやタンクドローンの巨大さが強調されて描かれている。

障害物は薙ぎ倒し破壊して突き進み、垂直の壁もロボットモードに変形して爪を使い
よじ登ってしまう等、タンクドローン軍団の侵攻を止める事は非常に困難である。



トランスフォーマー レジェンズ LG-03 タンカー 538

ビーストTFG1TFの様な通常のトランスフォーマーより小柄で、
コンボイ(ゴリラ)の身長も実はミニボット並みか、それよりも小さいのだ。

コンボイ達よりも何倍も大きく強力なタンクドローンを一体倒すだけでも一苦労な上、
そのタンクドローンが無数に襲ってくるという絶望感漂う状況の中、
サイバトロンのメンバーは逃げながら戦う事が多かった。





TRANSFORMERS LEGENDS LG-03 TANKOR Missile

キャノン砲

アニメ設定では砲身は三又に分かれているのだが、
トイでは三角錐型にアレンジされており、これまで登場してきた
タンカーのトイの中ではハッピーミール版に近い形状。

ミサイル発射ギミックを搭載しており、砲身自体を後ろ側に引くと
押し出し式ミサイルの要領でミサイルが発射する仕組み。





TRANSFORMERS LEGENDS LG-03 TANKOR Bio 554

『無尽蔵な力を持つ破壊マシーン、それがタンカーだ。

彼にターゲットを与えさえすれば、目的は達成されたも同然だ。
ターゲットが完全に粉砕されても問題ない場合に限るが。』



TRANSFORMERS LEGENDS LG-03 TANKOR Bio 708

『タンカーに狙われた物は原型も残さない程に壊され、
潰されてしまうだろう。

お世辞にも頭が切れるとは言えないが、
純粋な戦闘力で彼に並ぶ者はほとんど居ない。』




TRANSFORMERS LEGENDS LG-03 TANKOR Tech Specs 537

テックスペック

・体力 : 10
・知力 : 8
・速度 : 7
・耐久力: 9
・地位 : 9
・勇気 : 8
・火力 : 9
・技能 : 7





TRANSFORMERS LEGENDS BEAST MACHINES TANKOR 675

上記の説明書に記載されたプロフィールでは、
見た目そのままの力任せの愚鈍なロボットと誤解されそうだ。

ビーストマシーンズ』の序盤から中盤までのタンカーは、
トイ設定の様に破壊的な行動や舌足らずの喋り方(原語版)で話す
パワー自慢のTFとして描かれているが、それはビーコンに改造された際に
流暢に話したり感情を表す事が出来ない様に制御されていた為だ。



トランスフォーマー レジェンズ LG-03 タンカー 668

ライノックススパークを宿すタンカーは愚鈍な存在ではなく、
本性は奸智に長けた頭脳明晰なTFであり、
トイ説明書のプロフィールとは正反対と言える。

敵であるコンボイのみならず、メガトロンですら罠に掛け、
双方を倒してタンカー自身が支配者にならんとする野心家でもある。



TRANSFORMERS LEGENDS BEAST MACHINES TANKOR 606

物質を金属に変える機能を持つベクターシグマのキーを武器として扱い、
自身の死を偽装して両軍のリーダーを騙して利用する等、
裏で着々と自らの計画を進めていたタンカーは、
ジェットストームスラスト等のビーコンジェネラルの中で
最も優れた存在であり、最も意外性のあるTFであった。




TRANSFORMERS LEGENDS LG-03 VEHICON TANKOR 664

タンカー本来の優れた頭脳や能力は、元々サイバトロンの副官で
チームの要とも言えるライノックス
であった事が大きく関係している。

ライノックスの記憶を呼び起こし、知略に優れ残酷な本性を露呈させる
きっかけを作ったのは、タンカーの頭脳にアクセスしたラットルであった。

この本来のタンカーを目覚めさせる役目に
ラットルを起用している演出が、深い意味を持っている。



トランスフォーマー レジェンズ タンカー & ハッピーミール・ビーストマシーンズ ラットル 680

原語版の設定ではライノックスの親友はラットルの為、
タンカーの正体を知ったラットルの衝撃はより大きな物であり、
記憶を取り戻した事で強敵として開眼させてしまったのが
一番の親友であるラットルという、非常に皮肉な展開であった。

更にメガトロンに操られていたからではなく、両軍に属する事で導き出した
自らの判断でコンボイ達の敵に回った事も、重く深刻なストーリーと言える。




TRANSFORMERS LEGENDS LG-03 TANKOR 671

ビーストマシーンズ』のストーリーは考えさせられる面も多く、
大人のファンには興味深い物でも暗く難解な展開が多かった為、
当時のアメリカに於けるメインターゲット層の児童の人気を維持出来なかった様だ。

この暗さを緩和する為に日本版の『ビーストウォーズ リターンズ』は、
意図的にギャグやアドリブを多用したが滅茶苦茶な吹き替えになってしまい、
本来の深いストーリーを活かせなかった為、
手放しで喜べる物にはならなかった事が残念である。

原語版、吹き替え版共にバランスは大切だと痛感させられる作品であった。




トランスフォーマー レジェンズ LG-03 タンカー 707

ビーストマシーンズの展開から十数年以上経った後のリメイク版だけに、
アニメ設定のデザインの再現度も高く、非常に優れた造形のタンカーとなった。

トイとしてのアクションギミックは当時のタンカー及びタンクドローンに及ばないが、
これは海外、日本共に比較的高い年齢層をターゲットにしている
トイシリーズ故に、造形面に重きを置いた結果と言えよう。

タンカーのトイはハッピーミールも含めて、どれも非常に完成度が高く、
新たなTFレジェンズ版タンカーも既存のタンカーに
匹敵するトイに仕上がっている事は、大いに評価出来るだろう。








TRANSFORMERS TANK FORM 701

⇒ ◆参考にならない比較◆





⇒ ビーストマシーンズ ハッピーミール・タンカー
⇒ ビーストウォーズ C-7 ライノックス    `







テーマ:ホビー・おもちゃ - ジャンル:趣味・実用

Copyright @ TYPE=B All Right Reserved. Powered by FC2 Blog