十三非常階段
●トランスフォーマー 最後の騎士王  TLK-02 バリケード
TRANSFORMERS THE LAST KNIGHT PREMIER EDITION DELUXE Class TLK-02 BARRICADE  389

「欺瞞の民」とも称されるディセプティコン(DECEPTICON)は、
英語のDECEPTION(欺く)を変化させた軍団名だ。

この意味を考慮すると、市民の為に働く警察官が乗るパトカーに扮し、
人間社会に潜伏してオートボットを煙に巻くバリケードは、
最もディセプティコンらしさが表れたTFの一人と言えよう。

実写映画第一作目から活躍するバリケードが、
2017年の『トランスフォーマー 最後の騎士王』でまさかの復活を果たし、
完全新規デザインのバリケードは見る者に驚嘆と共に歓喜の念を抱かせた。



トランスフォーマー 最後の騎士王 TLK-02 バリケード 392
  ◆ 名前 : バリケード

  ◆グループ: ディセプティコン

  ◆ 通称 : 邪悪な詐欺師

  ◆ 変形 : フォード・サリーン S302マスタング
         VFLオートモーティブ・VFLロケットV8 ポリスカー
 
  ◆シリーズ: トランスフォーマー 最後の騎士王

  ◆ 発売 : 2017年4月29日

  ◆ 価格 : 2800円



TRANSFORMERS THE LAST KNIGHT TLK-02 PREMIER EDITION BARRICADE Package Box

パッケージ




TRANSFORMERS THE LAST KNIGHT TLK-02 BARRICADE Ford Saleen S302 Mustang VFL Automotive VFL Rocket V8 Police Car 652

ビークルモード

2015年型の新型フォード・サリーン S302マスタングは、
5リッターV型8気筒エンジンに加えて
ツインスクリュー式スーパーチャージャーを搭載し、
最大出力は725馬力を発生させる。

この新型マスタングをベースに自動車デザイナーの
ヘンリックス・フィスカーが造り上げたカスタムカーが、
ギャルピン フィスカー・マスタング ロケットV8』だ。



トランスフォーマー 最後の騎士王 TLK-02 バリケード フォード・サリーンS302 マスタング VFLオートモーティブ・VFLロケットV8 ポリスカー 666

フィスカー氏が共同開発していたギャルピン・オート・スポーツから権利が
VFLオートモーティブに移った為、『VFLロケットV8』に改名された。

マスタングの外観を引き継ぎながら、ボンネットの二箇所に設けられた
エアインテークや大型フロントグリル等が特徴的なデザイン。

バリケードはサリーン・マスタングのカスタムカーであるロケットV8を、
更に映画撮影の為にポリスカー仕様に改造した特別車両だ。



TRANSFORMERS THE LAST KNIGHT TLK-02 BARRICADE Ford Saleen S302 Mustang VFL Rocket V8 Police Car 661

サイド

メーカーライセンスを取得していない為、細かい部分は実車と異なるが、
ロケットV8仕様マスタングの再現度は高く、納得のスタイルを誇る。

ドアに『POLICE』の文字が入るのは実写映画のパトカーと同じだが、
ディセプティコンマークはトイ独自のアレンジである。

コスト削減で嵌め込み式のタイヤが多くなったTFトイだが、
バリケードの場合は金属ピンで取り付ける方式となっており好感が持てる。



TRANSFORMERS THE LAST KNIGHT TLK-02 BARRICADE Ford Saleen S302 Mustang VFL Automotive VFL Rocket V8 Police Car 656

リア

パトカーとしては青いカラーが印象的だが、これはトイオリジナル要素ではなく、
映画撮影に使用されたバリケードのパトカーも紺色に近いボディカラーだった為、
トイでも忠実に再現している拘りのカラーリングとなっている。

又、塗装箇所が多く、クリアパーツで成形されているルーフやサイド部分は
ウィンドー以外を全て塗装、黒い成形色のフロント部も大部分を青で塗装している。




トランスフォーマー 最後の騎士王 TLK-02 バリケード フォード・サリーンS302 マスタング VFLロケットV8 ポリスカー 694

2007年の実写映画第1作目『トランスフォーマー』に登場したバリケード
サリーン・マスタングに変形した
為、TF ザ・ラストナイト版バリケード
新型マスタングに変形する拘りはファンにとっても嬉しい所だ。

厳ついフロントマスクや大型のグリルガードが
設置されている特徴も受け継がれており、
カーモードでもバリケードのキャラクター性が表現されている。




トランスフォーム!
TRANSFORMERS THE LAST KNIGHT TLK-02 BARRICADE Transform




トランスフォーマー 最後の騎士王 TLK-02 バリケード 338

ロボットモード

カーモードのフロント部がそのまま配置された胸部により、
マッシブな逆三角形体型を構築している事に加え、
大きめの拳も相俟って非常にパワルな印象を受ける。

明確なヒューマン体型の為、ヒーロー的なスタイルとなっており、
頭部以外はオートボットでも通用しそうなデザインだ。



トランスフォーマー 最後の騎士王 TLK-02 バリケード 344

リア

ウィンドー及びルーフ部分が全て背中に収まっているので
大味に見えてしまうが、側面のドア部分及び
本体とルーフパーツを繋いでいるヒンジを折り畳むという
変形機構は組み込まれており、実際に手に取ると
変形させているという実感がある。

又、後ろ側に突き出た踵パーツは可動式なので
接地性向上に役立っており、難無く自立する。




トランスフォーマー ムービーシリーズ 最後の騎士王 TLK-02 ディセプティコン バリケード 397

2007年の『トランスフォーマー』から2011年の『TF ダークサイド・ムーン』までの
前三部作に登場したクリーチャー要素が強かったバリケードとは打って変わり、
ラストナイト・バリケードはヒーロー体型となった事で大幅に印象が変化した。

四つ目の昆虫の様な顔のみ悪役的な要素が残されている。



TRANSFORMERS THE LAST KNIGHT PREMIER EDITION DELUXE Class TLK-02 BARRICADE 646

従来のバリケードとは同一人物とは思えないほど姿が変貌しているが、
それでもアメリカンパトカーから変形するTFという個性は引き継がれており、
胸部のライトを赤と青に塗り分けてパトランプに見立てている事で、
ロボットモードでもアメリカのパトカーである事が強調されている。




トランスフォーマー 最後の騎士王 プレミアエディション TLK-02 バリケード 375

首と股関節にボールジョイントが組み込まれ、
肩は二重の回転機構により前後と横方向に動かす事が出来、
肘、膝、足首、踵には可動軸、上腕と手首、大腿部にロールを備えている。

加えて肩に設置されている前輪及びフェンダーの基部も
回転可能なので、ポーズ付けの際は逃がす事が出来る。




TRANSFORMERS THE LAST KNIGHT DELUXE Class TLK-02 BARRICADE Profile 729

バリケードは、全てのオートボットを破壊する為、
敵を欺く事一点に熟達したディセプティコンだ。

彼は敵が自分を安全な警察車両と信じて騙されている事を
楽しんでおり、彼等が最も予期していない時に攻撃するのだ。

混沌とした戦いが勃発する中、バリケードは
あらゆる所に潜んでいる邪悪な存在である。』





TRANSFORMERS 5 THE LAST KNIGHT DELUXE Class TLK-02 BARRICADE HANDGUN 388

ハンドガン

偽装しているとは言え、警察官の姿を持つバリケードには、
小型の拳銃がよく似合っており、映画版TFに相応しいリアルさがある。

アメリカ各州の警察で正式採用されている、オートマチック式拳銃の
スタイルを再現している拘りも実写映画版ならではと言えよう。



トランスフォーマー 最後の騎士王 プレミアエディション TLK-02 バリケード ハンドガン 385

以前のバリケードはボディ各部が尖っていたり、長い腕部や鉤爪状の指等、
怪物的なイメージが強いロボットモードであった
が、
ラストナイト・バリケードはポリスカーに変形するだけではなく、
ロボットモードでも警官である事が強調されている。

人間に近いスタイルに加え、武器類も人間の警官と同じデザインの物を使用している為、
人間社会に溶け込む潜伏能力の高さが更に向上していると考えられる。



TRANSFORMERS THE LAST KNIGHT TLK-02 PREMIER EDITION DELUXE BARRICADE Handgun 2

ハンドガンは大腿部に設けられた四角いジョイントに装着しておく事が可能で、
これも実際の警官のスタイルを意識したギミックである事は間違いないだろう。

本来ホルスターは腰に装着している物だが、バリケードのトイでは
大腿部にセットする事でポージングの妨げにならない為、巧い配置と言える。





TRANSFORMERS MOVIE 5 THE LAST KNIGHT TLK-02 BARRICADE Police Baton 736

警棒

シンプルな武装だが、こちらも警官の装備品の一つで、
実際の警棒のデザインを再現している事が分かる。

長い棒状の「ソード」という武器は既出であったが、
警棒がアクセサリーとして付属するTFトイは極めて稀。



トランスフォーマー 最後の騎士王 プレミアエディション TLK-02 バリケード 警棒 366

ワンパーツで構成される武器ながら形状は工夫されており、
側面にサイドハンドルが備わったトンファースタイルの警棒となっている。

サイドハンドルを拳の下側に差し込めばトンファー型の武器にする事も出来、
棒状の武器パーツ一つでも様々な表情を付けられる事が嬉しい。



TRANSFORMERS THE LAST KNIGHT TLK-02 PREMIER EDITION DELUXE BARRICADE Police Baton 2

ハンドガンと同様に警棒も大腿部のジョイントに装着可能。

警棒用のケースやハンドガン用のホルスターは無い物の、
大腿部にジョイントを追加するという簡単な構造でも
武器類を携帯しているスタイルを構築出来るアイディアが見事。

この様な仕様は、コスト削減と遊びの幅を広げる事を両立している
トランスフォーマー アドベンチャー』のノウハウが活かされている様だ。






TRANSFORMERS THE LAST KNIGHT PREMIER EDITION DELUXE Class TLK-02 BARRICADE GATLING GUN 540

ガトリングガン

前腕に巻き付ける様に装備させる事で、
8本の銃身を備えたガトリング砲の如き武装となる。

公開されているラストナイト版バリケードのコンセプトアートや
CGモデルでは銃身は6本なのだが、トイでは8本に変更されている事で
より強力な武器である事が強調されている。



TRANSFORMERS THE LAST KNIGHT TLK-02 BARRICADE Vehicle Battle Mode

ガトリングガンには二箇所に可動軸が備わっているので開く事が出来、
カーモードのリアウィンドーに設置されたジョイントに差し込む事で
攻撃車両に変化出来るというギミックも備わっている。

実際のパトカーでは有り得ないスタイルだが、
トランスフォーマーには『ビークルバトルモード』の概念があり、
映画劇中にも様々なTFがビークルバトルモードで登場している。




トランスフォーマー 最後の騎士王 プレミアエディション TLK-02 バリケード ガトリングガン 550

リアウィンドーに開いたガトリングガンを装着するスタイルは、
ロボットモードでもそのまま活かす事が可能で、
武器を装着したままビークルからロボットへの変形も可能。

背中にガトリングガン、両脚の大腿部にハンドガンと警棒を装着出来る為、
余剰パーツがなくなる様に設計されている事が分かる。




トランスフォーマー ムービーシリーズ 最後の騎士王 TLK-02 バリケード フル装備 544

バリケードの前腕の裏側にある肉抜きは、
武器類を取り付ける為のジョイントも兼ねており、
ガトリングガンのみならず警棒も装着する事が出来る。

又、肉抜きのジョイントの形は両腕共に同じなので、
ガトリングガンを右腕に装備する事も可能。

各人の好みの武装モードを作り上げる事が出来る。



TRANSFORMERS THE LAST KNIGHT TLK-02 BARRICADE Weapons

カーモードでも武器類全てを装着する事が出来る。

リアウィンドーに設置するガトリングガンの他、
ハンドガン警棒は車体底面に位置した前腕のジョイントに装着可能。

又、大腿部のジョイントに武器類を取り付ける事も出来、
どちらに装着してもカーモードで転がし走行させた際に
床面に接地しない様に造られているという配慮が嬉しい所だ。





TRANSFORMERS MOVIE 5 THE LAST KNIGHT TLK-02 BARRICADE RIOT SHIELD 589

シールド

アンオフィシャルながら、背中のルーフを取り外し、
警棒と組み合わせてシールドにする事が出来る。

ウィンドー部分が透明な為、警察や軍隊がデモ対策や
暴徒鎮圧の際に使用する、透明なポリカーボネート製の
ライオットシールドを思わせるスタイルとなる。



トランスフォーマー 最後の騎士王 プレミアエディション TLK-02 バリケード シールド 593

ルーフ内側の四角いジョイントに警棒側面の突起を差し込むと
ロボットモードで保持する事が出来る為、盾に見立てられる。

ジョイント部は確実に固定される訳ではないので、
ロボットの拳に警棒を持たせた後にルーフを取り付けた方がやり易い。



TRANSFORMERS MOVIE 5 THE LAST KNIGHT TLK-02 BARRICADE RIOT SHIELD 597

しかし元々説明書には記載されていない遊び方で、
ルーフはクリアパーツで耐久性が低く、ヒンジを繋ぐ部分も
製品状態で既に白化しているので、破損する危険性もある。

シールドを構築する際は、「割れても耐え忍ぶ」精神力が必要。





TRANSFORMERS THE LAST KNIGHT TLK-02 DELUXE BARRICADE Knuckle Duster Brass Knuckles 749

ナックルダスター

拳を強化する武器で、アメリカではブラスナックル(BRASS KNUCKLES)、
日本では拳鍔やメリケンサックと呼ばれる事もある。

ラストナイト・バリケードの特徴の一つとなっており、
左右の拳で異なる文字が立体で彫り込まれている。



TRANSFORMERS THE LAST KNIGHT TLK-02 DELUXE BARRICADE Knuckle Duster PROTECT & SERVE

右拳は『PROTECT』、左拳は『SERVE』の反転文字。

これはロサンゼルス市警発祥のアメリカ警察のモットーである
TO PROTECT AND TO SERVE』(市民を護り奉仕する)を表した物。

「保護」と「奉仕」の文字を殴り付けて相手に刻印するという、
言葉の意味と行動が正反対な所に皮肉が込められており、
バリケードの卑劣極まりない性格が表れている。




TRANSFORMERS THE LAST KNIGHT PREMIER EDITION TLK-02 DECEPTICON BARRICADE 613

このアメリカ警察のモットーを揶揄した一文が、
バリケードの車体に書かれている『TO PUNISH AND ENSLAVE』である。

TO PUNISH AND ENSLAVE』は「罪人を罰し服従させる」という意味で、
実写映画第一作目『トランスフォーマー』の頃から
パトカーモードに記載されたバリケードのモットーとして有名。




TRANSFORMERS THE LAST KNIGHT TLK-02 BARRICADE 「TO PUNISH AMD ENSLAVE」 670

このモットーは歴代バリケードのトイに受け継がれており、
最初に登場した2007年版のMD-02 バリケードは勿論、
2010年に発売されたRD-24 ヒューマンアライアンス バリケード
2011年の『トランスフォーマー ダークサイドムーン』のDD-03 バリケード
2017年のラストナイト版・TLK-02 バリケードも含めて、
モットーは車体後部側面に印刷されている所も嬉しい配慮だ。




TRANSFORMERS MOVIE 5 THE LAST KNIGHT TLK-02 BARRICADE Bad Cop 603

トイにもプリントされた事で『TO PUNISH AND ENSLAVE』は、
バリケードの個性の一つとして広く認知される事となる。

映画第一作目でこの一文が画面に大きく映し出された事は、
バリケードのキャラクター性を示すと共に、
映画製作陣による社会風刺も兼ねていたと考えられる。



TRANSFORMERS THE LAST KNIGHT PREMIER EDITION TLK-02 BARRICADE GATLING GUN & HANDGUN 617

アメリカ警察の腐敗や差別、暴力行為は社会問題の一つでもあり、
TO PROTECT AND TO SERVE』(保護と奉仕を)という建前に対し、
TO PUNISH AND ENSLAVE』(罰と服従を)は本音を表している。

力を行使して弱者を虐げる映画に於けるバリケードの姿は、
現実の一部のアメリカ警官の姿でもあるのだ。



トランスフォーマー 最後の騎士王 TLK-02 バリケード ガトリングガン 616

ディセプティコンがアメリカの警察軍隊CIA等のビークルに擬態している事も、
政府機関に悪が潜んでいるという現実問題を映画のTFを通して表しているのだろう。

実写版トランスフォーマーはSFアクション映画なので、
社会批判や問題提起を強調している訳ではないが、
各所に垣間見える現実社会を「茶化した」シーンや設定は興味深い物だ。

TF映画のブルーレイやDVDを所持しているのであれば、
観る度に何か発見する事を念頭に視聴する事を推奨したい。




TRANSFORMERS THE LAST KNIGHT PREMIER EDITION DELUXE Class TLK-02 BARRICADE 741

2014年の『トランスフォーマー ロストエイジ』で、主役級キャラクターの
オプティマスプライムバンブルビーメガトロン以外の
前三部作に登場したTFは殆んど一掃されてしまっただけに、
再登場の可能性は無いと思われていたバリケードの復活には意表を突かれた。

更にTFザ・ラストナイトでは全く新しいデザインの姿に生まれ変わり、
新鮮さを取り戻している事に加え、マッスルカータイプのアメリカンパトカーを
選んでいる事や車体に記載されたモットー、騙し討ちを好む卑劣な性格等、
かつてのバリケードのキャラクター性を崩さずに受け継いでいる所も含め、
ファンも納得のバリケードとして再起を果たした事は嬉しい限りである。








TRANSFORMERS DECEPTICON BARRICADE 724

⇒ ◆参考にならない比較◆





⇒ MD-02 ディセプティコンバリケード `
⇒ EZコレクション バリケード    `
⇒ レジェンドクラス リーコンバリケード







テーマ:ホビー・おもちゃ - ジャンル:趣味・実用

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