十三非常階段
●百鬼夜行 妖怪コレクション
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90年代のフィギュアブームを受け、おもちゃの精度は各段に向上しました。

その流れはお菓子のオマケ・食玩にも伝播し、
チョコエッグを始めとする食玩ブームが起こりました。

特撮やキャラクター物はもちろん、動物や自動車、
果ては食品サンプルまで、あらゆる物が食玩になっています。

数多くの食玩の中、日本妖怪を扱ったこのシリーズは異彩を放っていました。



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◆ 名前 : 百鬼夜行 妖怪コレクション  `

◆メーカー: 海洋堂 (発売元・フルタ製菓)

◆ 発売 : 2000年7月          `

◆ 価格 : 各300円           `




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牛鬼

海や川、滝の下に棲む怪獣で、人間を一口で食べてしまうほど巨大。

人間の様に知恵があり、美女に化けて人を油断させ、
いきなり怪獣の姿に戻って襲ってくる。

牛鬼を退治しようとすると、恨まれて必ず復讐される。
執念深く、狙われた人は逃げられないという。



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全身ムクのPVC製で重量感があります。
ヴィネットパーツが無い分、シリーズ中最も大きいです。

海外の大型蜘蛛なら、この位の大きさかも。
リアルな造形が不気味。





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人魚

声は人の様で、かん高く心地よく耳に響くという。
顔は猿に似ていて、魚の如く細い歯があり、
手には水かきがあり、魚を掴んで食べる。

人魚の肉は禁断の秘薬とされ、
食すと若返ったり長生きするという。



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全パーツがクリアー素材のPVCで成形されています。

本体のクリアーパープル、波のクリアーブルーが美しい。
集光とまではいきませんが、光にかざすと透き通って綺麗です。





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青坊主

またの名を『目一つ坊』という。

山寺の坊主の霊が化けて出たものであるとか、
山の神が妖怪に落ちぶれてしまったものとも言われる。

坊主の霊が化けたものは人間の助けになる行いをするが、
山の神が落ちぶれたものは恐ろしく、
山の峠道などに現れて人を殺し、その血をを吸う。



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本体はPVC、廃屋はプラパーツになっています。

廃屋の表現と塗装が見事な一品。
食玩でここまでの物が出せるのは流石。




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チョコエッグの成功で、数々の食玩フィギュアを手掛ける事となった海洋堂。

百鬼夜行シリーズは、よくある鬼太郎モノではなく、
江戸時代に描かれた妖怪画を基に、海洋堂が独自のアレンジでフィギュア化した物です。

それまでリアルな妖怪フィギュアなど無かったので、待ち望んでいたと言えるシリーズでした。





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通常版の他に『墨絵風彩色版』なる物が存在します。

昔の食玩は彩色版の他、クリアー版や単色版等あるのが一般的でした。
数を売る為の手段ですな。今では皆、納得いかないでしょうが当時はそれでも売れたんですね。

しかしながら、そこは海洋堂。ただのグレー一色ではなく、グラデーションっぽくしたり
黒で墨入れを施したり、こげ茶色を使ったりして単調にならない様、工夫が見られます。

それでも彩色版と比べると、やはりハズレ感は否めません。




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ぬらりひょん

見た目は老人で、頭が木槌の様な形の才槌頭、
額にくっきりと青筋が浮かび上がっている。

扇子を持ち、高価な着物を着ており、羽振りの良い
商人のふりをして、駕籠に乗り、遊びまわっていた。




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鎌鼬

手が鎌になっているイタチの妖怪で、小さな旋風に乗って飛び回り、
野道などを歩いている人の特に足を狙って傷付ける。

鎌鼬に切られても、大抵はいつ切られたのか分からない。
鋭い刃で切られた様な傷があり、時には骨が見える程深いのだが、
しばらくの間は痛みも無く、血も出ないという。




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狂骨

死んで肉が無くなっても動き続ける骸骨。

体を動かすたびにガチャガチャと音を鳴らし、狂った骨なので
わけの分からない動き方をして、その音はけたたましいという。




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外箱には窓があり、番号で種類を選べるのですが、彩色版なのか墨絵版なのかは分かりません。
更にシークレットとして蓄光版が全てのアイテムに存在するのでコンプリートは困難です。
シークレットでも蓄光版は墨絵版と同様人気は無く、全24種の内16種はハズレという厳しい物でした。

とはいえ、リアルな妖怪のフィギュアは貴重な物で、
今でもこのシリーズに並ぶ様な物は出てきていません。

現在の技術なら、もっと良い物が出来る筈なのでメーカーを問わず、
この様な妖怪フィギュアを発売して欲しいですね。


百鬼夜行第ニ弾はこちら


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