十三非常階段
●トランスフォーマー バイナルテック  BT-03 ストリーク
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『栄華あれば必ず憔悴あり』と言うが、バイナルテックの人気は未だ衰えを知らない。

2003年に登場し、そのカーモデルと見紛うばかりのリアルさに加え、
ロボットモードへの完全変形に感嘆を禁じ得なかった。

バイナルテックは高額商品であった物の、こだわりの造形、
ダイキャストの重量感、変形玩具としての完成度の高さに、
値段以上の価値を見出す事が出来る稀なTFシリーズでもあった。



Imgp2884streek.jpg  ◆ 名前 : ストリーク

  ◆グループ: サイバトロン

  ◆ 役割 : 射撃手

  ◆ 変形 : スバル・インプレッサ WRX GDA
         
     
  ◆シリーズ: トランスフォーマー バイナルテック

  ◆ 発売 : 2004年3月下旬

  ◆ 価格 : 4980円




binal streak package

パッケージ




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ビークルモード

インプレッサWRXは4WD、水平対抗ターボエンジン、左右対称レイアウトという
完成された基本骨格を持ち、市販車と言えどラリーカーとほぼ同等の性能を誇る。

左右対称レイアウトはスバルだけの特徴で、重心が偏らず
高い安定性を持ち、バランスの良いドライブを可能にする。



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サイド

4WDは低摩擦力の悪条件の雨天や未舗装道路などでもタイヤがグリップを
失う確率は低くなる為、通常時と同様に車をコントロールする事が出来る。

これ程の高性能さを保ちながら車体形状はスポーツカーらしからぬセダンタイプ。
この為、室内空間は広く、大人四人が余裕で乗れるスペースを確保している。



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リア

ストリークはバイナルテック第一弾のスモークスクリーンのリデコながら、
フロントバンパー、ボンネット、ドアミラー、ホイール、ルーフ、リアウイング、
そしてロボット頭部と、実はかなりの変更、新規パーツの採用が行われている。

加えてレース仕様で左ハンドルだったスモークスクリーンに対し、
ストリークは日本国内の市販車として、右ハンドルに変更されているこだわりに頭が下がる。




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フロントマスク

極小サイズながらスバルのエンブレムも忠実に再現。
メッキ&クリアーパーツの採用でヘッドライトはよりリアルな物に。

新規パーツが興されたバンパーには
クリアーパーツで再現したフォグランプも付属。



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リア

リアウィンドーのヒーターの電熱線で
内部のロボットパーツを見え難くしている工夫が見られる。

ナンバープレートの『SLV STRK』はシルバーストリークの意味。
海外では本来ブルーストリークが1984年当時からの名前だが、2003年の
海外での復刻版コメモレイティブシリーズシルバーストリークに改名された。

バンパーに早速この名を付ける辺りはTFファンには嬉しい限り。




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前後の四枚のドアは全て開閉が可能。
クリアランスは充分なので無理無く開閉出来る。

この全てのドア、ルーフもダイキャスト製。
バイナルテック・インプレッサはトランクとリアバンパー以外の
車体フレームは全てダイキャストなので、かなり重量感がある。



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コックピット

サイドミラーはメッキ処理され、計器類、ハンドル、
オーディオ、ドアのスピーカーに至るまでリアルに再現。

ドアはスライド式で真横まで開く事が出来る。




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エンジンルーム

バイナルテックの標準仕様としてボンネットも開閉可能。

サイバトロンマークがモールドされた赤いインタークーラーは
取り外してロボット時の武器に変形する。



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トランクの開閉まで再現した事には驚き。

実車の様に全開は出来ない物の、写真の位置までは開ける事が出来る。




トランスフォーム!
binal streak transform

基本的にG1ストリークに類似した変形ながら
細かい箇所のパーツ移動は思いの外多い。

説明書と照らし合わせ、じっくりと時間を掛けて変形させる事が最良と思われる。




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ロボットモード

車種は変わったが、G1期の印象を強く残すシルエットは好感が持てる。
フロントは胸に、リア部は脚部になる変形工程もG1トイを踏襲している。

旧玩具では共通だった頭部もバイナルテックでは完全新規パーツで、
アニメ版とは違う解釈だが、精悍な顔立ちに仕上がっている。



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リア

日本でのG1ストリークは1985年6月の最初期販売分しか生産されず、
2002年に通販限定で漸く復刻された幻のキャラクターだった。

バイナルテックに姿は変わったといえど、ストリークが一般販売され、
普通に入手出来る様になった事は、古参のファンには感慨深い物であった。




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『その強力さ、迅速さにも拘わらず、ストリークの本質は戦士と異なる。

彼の絶え間無い退屈な長話は、時に周囲をうんざりさせ、
また緊迫した状況を和ませもするが、それらの傾向は
過去の戦いで受けた心の傷を包み隠す為の物だ。』



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『ストリークの機体は全BTナンバーに先行し
開発が進められたが、彼の心理適性を懸念する
EDC監査局の診断から、実戦投入が一時保留されていた。

だが彼は過酷なシミュレーションと口頭試験を経て
その力量を証明し、見事に戦列復帰を果たしたのである。』




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イオンチャージ・ディスパーサーライフル

『イオン電荷伝播ライフルとも呼ばれるストリークの主武装で、
標的までの射線間にある空気中の粒子を帯電させ、
8万ボルトの強力な荷電粒子のビームとして
対象に撃ち付ける電子兵器である。』




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バイナルテックシリーズの完成度は非常に高く、数年を経ても充分通用するクオリティだ。
このシリーズを含め全TFトイの精度は2003~2004年がピークであったと感じる。

企業の方針が変わったかどうかは知らないが、2005年のバイナルテック アスタリスク
始まり、TFトイの質、塗装、印刷精度は目に余る程低下し、現在もそのままな事が悲しい。



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シートは折り畳まれて脇腹に位置し、
ハンドルは90°倒してボディ内に収納。
車体底部が折り畳まれて腹部を形成する変形も秀逸。

気になる面はダイキャスト製のルーフを支えているのが
フロントガラスと一体成形の細いクリアーパーツという所で、
取り扱いには気を配った方が良いだろう。




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中台紙

ダンボール紙を組み立てて形成してあり、台紙と言うより内箱と呼ぶべきか。
この状態で入っているので自分で組み立てる必要は無い。

TFバイナルテックとスバルのロゴは、このトイが
コラボレーションの産物であると強くアピールしている。



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写真の様にインプレッサを飾るディスプレイ台として使用可能。

奥に見えるSTREAKやSUBARUの文字はスピード感を出す為か、故意にぼかしてある。
この様な所までこだわりを見せる姿勢に感心する。




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数年のブランクを経て再開した2008年のバイナルテックシリーズでは、
ボディカラーをメタリックブルーに変更されたリペイント版・ブルーストリークが登場した。

バイナルテック第一弾で登場したインプレッサはシリーズの
顔とも呼べる代表的なアイテム故、組み込まれたのだろうが、
インプレッサ型のリペイント、リデコ品は多く、日本だけでも
7台目になるインプレッサに食傷気味だった事も事実。



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バイナルテックは、「これだけの物が造れる」というメーカーの意気込みや、
続く新製品にも勢いが感じられる、活気付いたシリーズであったと言える。

2004年という年はTF生誕20周年の年で、トイパッケージには20周年を表すロゴが
印刷される等、TFが盛り上がっていた事も拍車を掛けた理由の一つかもしれない。




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バイナルテックシリーズは今手にしてみても、その完成度に驚かされます。

パンフレットに掲載された、スバルやフォード等の実在メーカーと共同開発した
という現実味を帯びたストーリーも非常に面白い物になっています。

トイはもちろん、ストーリーやパッケージに至るまで
数々の側面で楽しませてくれた名シリーズでした。







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◆参考にならない比較◆





⇒ TFクロニクル EZコレクション・ストリーク


テーマ:ホビー・おもちゃ - ジャンル:趣味・実用

コメント
バイナルテックのインプレッサ型はブルーストリークで初めて触ったのですが、バイナルテック最初期の設計でありながら、ビークルモードのスタイリングとロボットモードのプロポーションのどちらも優れた秀作アイテムになっていたと思います。
配色としては非常にG1ストリークに近い印象になっており、精悍な印象になっていると思います。
2010/09/05(日) 18:42:03 | URL | すとれーと | [ 編集 ]
バイナルテック登場時には、そのビークルモードの完成度、ロボットモードの可動範囲に驚いた物です。
ストリークは美しい銀色の塗装が見事。
先に発売されたスモークスクリーンとの頭部が違うだけでなく、車両形態でも細部まで異なっている点が嬉しいです。
2010/09/05(日) 20:11:47 | URL | れっど あらあと | [ 編集 ]
当時、G1キャラの玩具が新品で買いたいとBW以来ずっと思っていたので、バイナルとTFコレの登場はうれしかったなあ。

頭部は当然スモスクと同じと思っていたら、買ったら違っててビックリしました。
でもその後のデッドエンド、スウィンドルの顔であれれ? となり、
アラート、ブロードブラストでがっかり、という感じでしたね。アーシーもですが。

バイナルの後継といえるオルタニティですが、バンブル・クリフ以外はモチーフがG1キャラと著しく異なっていて残念ですね。

また、インフェルノ以外、乗用車系以外の車のリメイクがなかなかされないのも残念。
2010/09/05(日) 23:30:15 | URL | tf-tf | [ 編集 ]
>すとれーとさん
私はバイナルテックが出た時に飛び付いたクチでして、スモークスクリーンは衝撃でした。
ストリークもやっぱりリペが出たか、と思ってたら予想以上の力の入れ様に驚いた物です。

ブルーストリークも復活が嬉しかったんで手にしましたが、
パンフレットが簡略化、カード無し、トイもマグネットが
オミットされてたりで、ちょっとショボーンでした(^^;
それでも、この型は抜群に良く出来てると思います、名作ですね!
2010/09/07(火) 17:16:46 | URL | 付喪 | [ 編集 ]
>れっど あらあとさん
私もバイナルテック登場時には驚きました。
ホビー誌で最初にカーモードを見た時はTFって思いませんでしたし。
RCとかプラモかと思ったら、良く見たらTFのページだったという…。

派手なラリーカーのスモークスクリーンに比べると地味に見えるストリークですが、
シルバーの塗装が凄く綺麗で気に入ってます。この頃は塗装精度も抜群でしたね。
パーツもかなり変更されていて妥協しないで造られたトイだなって思いました。
2010/09/07(火) 17:26:42 | URL | 付喪 | [ 編集 ]
>tf-tfさん
本文にも書きましたが、ストリークというキャラを手にする事が出来た時は嬉しかったですよ。
復刻版は歓迎でした。 バイナルテックもG1のキャラクター性を受け継いでいるので好きですね。

バイナルテックのデストロン勢は後半にやっと新規の顔が作られてましたね。
誰もがサンストリーカーと思っている所、デッドエンドとして出したサプライズは結構歓迎でしたw
バイナルは計画時と商品でキャラが変わってるのが多いですね。
トレイルブレイカー→スィンドル、アイアンハイド→スキッズとか。

>乗用車系以外の車のリメイクがなかなかされないのも残念

確かに新造形の働く車ってあまり無い様な気もします。
オルタニティとかでいすずとかコマツとコラボしたら面白いTFが出来るかもw
2010/09/07(火) 17:43:58 | URL | 付喪 | [ 編集 ]
遅コメすみませんOrz

ストリークは、いつ見てもカッコよいですね~♪
バイナルは、今だに1番好きなシリーズかもしれません!!!

カーモードの秀逸さもさることながら・・・
シンプルですが、ロボットモードも一目でわかるG1の面影。。。

途中、変形が似たり寄ったりでどうの?とか・・
と言う、意見もありましたが・・そんな事は無いと思います!
このシリーズは、いまだに・・・続編が販売されたら・・・と、期待を寄せてしまう最高のシリーズですね♪
2010/09/10(金) 18:15:43 | URL | akikke | [ 編集 ]
>akikkeさん
バイナルテックはTFの新境地でしたね。
「こうゆうのが欲しかった」ってのを具現化してくれたシリーズでした。

>一目でわかるG1の面影

そうなんですよね、アレンジされながらもG1TFその物と言えるデザインが好きです。
ストリークやスモークスクリーンは変形過程も似ていたので嬉しかったです。

オルタニティもナカナカですけど、バイナルのボリューム感はトップクラスかと。
カーモードで飾ってても大きいので存在感ありますよね。

今の技術なら更に凄い物が出来るに違いないですし、
このシリーズは又復活させて欲しいですねー(^^)
2010/09/11(土) 12:26:11 | URL | 付喪 | [ 編集 ]



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